兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー

お墓が出来るまでの期間②

    
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お墓が出来るまでの期間②

加工について、
日本で外国の石の加工はない
と言う話はしました。
(もしかしたらあるのかも、ですが。。。)

そうなると、

外国の石は外国で加工と
日本の石は日本で加工と
日本の石を外国で加工の

3つのパターンですね。

そのうち、
日本の石を外国で加工、は
一見、なさそうに思えますね。
船で、輸出して、更に、持って帰ってこないと、
となると、やっぱり、費用と時間が余計に掛かるし。。。

と思われるでしょうが、
実は
日本の石のかなりの割合を
外国(特に中国)で加工されているんです。

さて、
どういうことか?

少しずつ送るのではなくて、
ある程度の量を送って
注文数ごと中国から逆輸入。

あるいは、
予め、規格サイズのお墓を
大量に作っておいて、
ストック。

どちらにしても、人気のある石なら
確実に注文が予想できるので、
どんどん外国に輸出し始めたのが、始まりです。

一度にたくさん、船で輸送すれば
コストも低く抑えられるし、
それに、
中国の方が加工賃はずっと安かったんです。

それで今でも
日本の石を中国で加工、と言う流れは続いてます。
詳しい経緯は省略しますが、
(また横道に逸れて、戻ってこれなくなっちゃいますから。。。(^_^;)

未だに、たくさんの日本の石が輸出されています。
今、西日本で人気の高い、「天山石」などは
採掘量もそれほど多くない事もあって、
日本で原石を探すより、中国で原石を探した方が、
いいものがある、という噂まであります。

しかし、

今回の話のような、規格外のお墓サイズの場合、

このような外国に輸出した石は、サイズが合わないので、
使える石がありません。

こういうイレギュラーなサイズのお墓の場合、
採掘地と加工地が離れていると言うことが
大きな障害となりうるんです。

やはり、

採掘地と加工地は近い、と言うことが、

自然で

○ いろいろなイレギュラーにも対応しやすい、
○ コミュニケーションが取りやすい、
○ 代替品の輸送コスト、輸送納期もわずかで済む、

と言えるのじゃないでしょうか?

DSC04164
(写真は国内加工でお世話になっている栄龍石材さん)

では、今回のテーマである、
加工、梱包、輸送に掛かる時間ですが、

日本の石は日本の採掘地に近い加工工場。
外国の石はその採掘地に近い加工工場。
(外国の場合、熟練加工という点でふさわしい場所は
アジアでは中国に限られるので、どこでも、とはいえません。)

が一番早く、出来るのではないでしょうか?

日本なら、
規格サイズなら、2週間から3週間。
規格外なら、一ヵ月~。

外国なら、規格サイズなら、3週間前後。
規格外なら、1ヶ月~1ヶ月半程度。
(船による輸送時間も含む)
場合によっては、2ヶ月程度掛かる場合も。

これくらいが通常だと思います。
もっと早く出来るよ、と言う石材店もあるのかもしれないですが、
短納期はデメリットが大きすぎます。

短納期はどうしてダメなのか。
という話を明日は。(^_^)/

 

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