石って非常に欠けやすいです。ので、、、


今日はちょっと施工(お墓の建て方)について、
書いていこうと思います。

今は基本、耐震施工、免震施工で建てるので、
一度施工したら、容易に動かすことは出来ないんですが、
例えば、
水鉢。

DSC_0041-2

この真ん中の石なんですが、
これは、水鉢といって、三つ並んでいる金具の真ん中、
コップの形の部分はお水を供えるものですが、
それがあるので、水鉢って言うんですが、
関西型の納骨方式なら、この水鉢は
納骨口のふたの役割もあるんです。

つまり、
これを動かして、納骨するわけです。
なので、この石は固定できません。

可動でなければなりません。

その両端の花立も同様に
「動く」前提です。
お掃除のとき、汚れがひどい場所となるので、
どうしても動かしてお掃除、となります。

そこで、いつも問題になるのが、
石同士の接触による欠損です。

石って予想以上に欠けやすく、
ほんのわずかに石同士が当たっただけで、
欠けたりします。
非常に欠けやすいんです。

それを防ぐために、
石同士を直接接触させないよう、
「緩衝材」を挟み込みます。

DSC_0005

それがこれ。
「目地テープ」と呼んでいますが、
いわゆる両面テープです。
しかも厚みがあるので、クッション材としても
使えるわけです。

DSC_0008

このように、両面とも粘着します。
ただ、接着力は全く期待できる代物ではありません。

耐震施工、免震施工のためのテープではありません。

そもそも接着力は全く期待できないレベルです。

ときどき、これで耐震、免震施工って
大丈夫???
って聞かれたりすることがたまにありますが、
大丈夫、じゃありません。

これはそのためのものじゃないから。。。(^_^;)

DSC_0010

花立の下面、下場に張ります。
滑って一番欠けやすい部位だとは、
以前ご紹介しました。
花立が一番欠けやすいんですよね。
この下場も非常に欠けやすい部分です。

DSC_0011

そして、
この中台との接触面にもテープを張ります。

DSC_0015

このように、テープの厚みで、石同士が
接触せず、わずかに隙間が。。。

このように、石同士が接触する場所で、
花立、水鉢など、可動する部分に
目地テープをはりますが、
これは、耐震、免震施工とは全く関係ありません。
ご理解ください。

ただ、このテープも耐用年数がありますし、
動かしているうちに剥がれたり、
切れたりします。
いつまでも存在するものではありません。

はがれてしまって、
新しく付けて欲しいと言う場合、
有償にて、張替えさせていただきます。

よければご利用下さい。

ちなみに、
剥がれてからでは遅いので、
お早めに。

 

 

       
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大北 和彦(おおきた かずひこ)
1966年生まれ。昭和元年頃から続く「大北石材店」3代目。さほどの強い動機もなく始めた石材業だったが、仕事を通じて石にかかわる楽しさ、墓の素晴らしさに目覚め、お墓のプロの証「お墓ディレクター2級試験」第1回試験に合格、その翌年初めての「お墓ディレクター1級試験」にも一発合格し、但馬で唯一の「お墓ディレクター1級を取得する石材店」となる。
本人は兵庫県でも指折りの「お墓好き」を自任するが、その大好きな墓石について、困っている、悩んでいる人が多いことに気づき、墓石についての疑問・質問に答えるため「お墓Q&A」をブログにて執筆中。
1000記事を目指している。