兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー

Q043~副碑の戒名に赤色の文字、どうして?

    
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Q043~副碑の戒名に赤色の文字、どうして?

正確には朱色です。

あれはまだご存命の印です。

もともとの謂れは知らないのですが、
良くあるのが、ご夫婦で戒名を頂いて、
ご主人が亡くなって、お墓に彫るとして、

「じゃあ、ついでに私の戒名も彫っておいて」

となって、ご主人と一緒に彫刻した戒名は
朱色を入れたりします。

蛇足ながら、
これはついでになっておりません。
戒名のみ彫刻しても、
亡くなった日、
亡くなったときの数えの年齢は
亡くなったのちでないと彫刻できません。
つまり、二度手間になって、返って費用は高くつくことになります。

蛇足でした。

その、戒名に朱色を入れる場合、一つの決まりがあります。

戒名のみに朱を入れる、

ということ。

戒名とは普通、
〇〇▽▽居士、◆◆▽▽大姉とあると、
▽▽の部分が戒名です。

その前の部分は、「道号」と言います。
真言宗・天台宗・浄土宗・臨済宗・曹洞宗・日蓮宗には付けますが、
浄土真宗、律宗二はないのが普通です。
戒名の上に付きますが、戒名ではありません。

そして、居士、大姉は「位号」と言って、
性別、年齢、社会貢献度、仏教的貢献度によって
異なります。

それ以外にもいろいろ付随して付いてくる文字がありますが、
それらに挟まれた、二文字の文字が戒名です。
その二文字に生前中は朱色を入れるのが本来の習わしです。
それが最近様々な変遷を遂げて、俗名などにも入れるとこもあるようです。

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