Q184~墓相墓の疑問① いっぱいになったら?


いっぱいになったら、ルールが決まっています。

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奥、右から建てていくのがルールでしたね。
今、一番右にご先祖様の供養塔、その向かって左横に一基、夫婦墓が建っています。
そのお墓はご夫婦とも戒名が刻んであるので、もう亡くなられていると推定できます。
(存命中に戒名だけもらって朱文字にしてある場合もありますが、黒が入っているので違うと推定できます)

そうなると、その隣に、次の代のご夫婦のお墓が建つ予定だと思えます。

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ただスペース的にもう一基しか建てられない、ように見えますね。

その次の代(今の継承者の子供の代)のお墓を建てるのは、
確かに数十年先のように見えますが、
寿命というのはいつ来るか分からないものです。

そのお墓を建てる時期が来て、果たして、どこに建てるのか??

 

正解は、
「今建っている初代の夫婦墓に入っていらっしゃるご夫婦を
供養塔へ移ってもらって、スペースを開けて、右にスライドしてもらう。」

です。

供養塔に初代のご夫婦の戒名等を刻み、その初代の夫婦墓を処分し、
そのスペースをそのすぐ左隣の夫婦墓をその場所に移し、そのように順々にスライドし
空いたスペースに新しいお墓を建てる、ということ。

なのですが、
これも機械的にしてしまっていいというものではありません。

本来はその供養するご夫婦のことをよく知っている人が生きている間はするべきではないし、
そのタイミングは継承者や祭事を主催する人が決めるべきですが、
基本的に「五十回忌」が節目となっているようです。
五十回忌を過ぎれば、供養塔に移して、お墓自体は始末する。
ただ、その始末の仕方もいくつかあるようです。

余談ですが、
上の写真のお墓、2代しか夫婦墓を並べられない、というのは少々無理がありそうです。
この場合、どうするのかは正確には私は知りませんが、
もし、私がお墓を管理させていただけるなら、
「五十回忌までは今のお墓を始末しない」という方針をお伝えします。

やり方はいろいろありますが、
無理やり3代分並べられるようにすることも可能かもしれませんし、
最悪、2列にする、という方法もあるかも知れませんね。

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写真で見る限り、間口(赤矢印)よりも奥行(青矢印)の方か長いように
見えます。
お墓は基本的に奥行より間口が長い方が建てやすいし、
よりお墓を建てるにはふさわしい土地だと言えます。

 
※ この墓相墓の設問に関しては何らかの人にご指導いただいたものではなく、
   いずれかから情報提供いただいたわけでもありません。
   私自身が普段の仕事中の経験、書籍の内容から類推した情報をお伝えしています。
   なので、私個人の考えに基づいて書いていますので間違っている可能性もあります。
   ご指導いただくのは歓迎ですが、あくまでその点をご考慮の上、ご理解ください。

 

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大北 和彦(おおきた かずひこ)
1966年生まれ。昭和元年頃から続く「大北石材店」3代目。さほどの強い動機もなく始めた石材業だったが、仕事を通じて石にかかわる楽しさ、墓の素晴らしさに目覚め、お墓のプロの証「お墓ディレクター2級試験」第1回試験に合格、その翌年初めての「お墓ディレクター1級試験」にも一発合格し、但馬で唯一の「お墓ディレクター1級を取得する石材店」となる。
本人は兵庫県でも指折りの「お墓好き」を自任するが、その大好きな墓石について、困っている、悩んでいる人が多いことに気づき、墓石についての疑問・質問に答えるため「お墓Q&A」をブログにて執筆中。
1000記事を目指している。