石ってビックリするくらい使えません。


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今日はちょっと遅めの更新ですが、
但馬、豊岡の霊園にお墓を建てたい、おおきた石材店です。
今日は春の陽気ですが、
全然、満喫できていません。。
溜まった事務仕事処理中です。。。(^_^;)

遊びに行きたいな。。

さて、石屋の楽園の採掘場にあった石です。

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真ん中だけ、白い色をしていて、
周りは茶色?多少、色が付いていますね。

 

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実は、この色のついている部分(私の手のひらくらいの厚みがありますが。。。)は
お墓の石には使えません。
基本、捨てる石です。

となると、半分以上捨てることになりますよね。
そうなんです。
採石場で採れた石と言えども、お墓に使える石はほとんどありません。
半分以上は捨てる石なんです。

この写真の石もこの色のついた部分を捨てると、
残りはほんのわずか。
これじゃあ、お墓の石にはなりませんね。。。

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こっちの岩盤も結構使えるんじゃあ、って素人目には見えますが、
縦に入った傷の部分はダメです。
さらに、地面と水平に白い線が入ってますよね。
(見えますか??)
あれは石の独特の模様なんですが、
あれも、お墓の石には不適格です。

それらの部分を捨てながら、残った部分を慎重に吟味して
四角に加工します。

そうして、残ったものが、やっとお墓の石となるんです。

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これ、お墓の石になる原石を四角に切ったものですが、
これだけを取り出すのに、大変な苦労と、根気と、辛抱と、

血と汗と涙の結晶ですよね。

生半可な気持ちでは扱うわけには行かない、のです。

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じゃあ、その使えない石はどうなるかというと、
このような、石垣の石になったり、

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それもダメなら、
細かく砕いて、砕石になったり、
環境石材として使われています。

 

でも、

みなさん、
ちょっとだけ考えてみてください。

もともと砕石として使うつもりで採掘されている石は
それなりに大掛かりに簡単に採掘しても問題ないわけです。
どうせ、細かく砕いてしまうんだから。。。

でも、お墓の石として、採掘しようと
丁寧に、細心の注意を払って、恐る恐る採掘している石
(そうしないと、せっかくの石が変な形で割れて、使えなくなったりすることも。。。)

同じじゃないですよね。
手間ひまかかってるんです。
時間をかけて採掘しているんです。
大事に大事に採掘しているんです。

同じじゃないですよね。
同じじゃない。

あなたのお墓の石は、アルバイトの従業員がタバコ吸いながら
重機でバリバリ砕石して、適当に採った石ではないです。

非常に熟練した、石職人が長年の感と経験から、
慎重に慎重に、汗かいて、採掘した石です。

いつ、巨大な石が落下してくるかもわからない。
いつ、巨大な岩盤が滑落してくるかもわからない。
そんな危険と背中合わせで、まさに

命を懸けて採掘した石

中国の石であろうと、
日本の石であろうと、
それほどの危険を背負いながら、
自然から頂いたものです。
頂きものです。

せっかくあなたのお墓として出会えた、自然からの頂き物。

大切に守っていきたいですね。

       
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大北 和彦(おおきた かずひこ)
1966年生まれ。昭和元年頃から続く「大北石材店」3代目。さほどの強い動機もなく始めた石材業だったが、仕事を通じて石にかかわる楽しさ、墓の素晴らしさに目覚め、お墓のプロの証「お墓ディレクター2級試験」第1回試験に合格、その翌年初めての「お墓ディレクター1級試験」にも一発合格し、但馬で唯一の「お墓ディレクター1級を取得する石材店」となる。
本人は兵庫県でも指折りの「お墓好き」を自任するが、その大好きな墓石について、困っている、悩んでいる人が多いことに気づき、墓石についての疑問・質問に答えるため「お墓Q&A」をブログにて執筆中。
1000記事を目指している。