「迷惑かけたくない」って本気ですか?


おはようございます。
息子の送迎で最近、早起きになりつつある
但馬、豊岡のお墓のプロ、大北です。

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最近、よく聞く言葉。
「息子に迷惑を掛けたくない」
「子供のことを考えたら、負担を減らしたい」

もちろん、いろいろな場面でそういう言葉を聞きますが、
特に、「お墓」の維持、管理に関して
そういう声を驚くほど、たくさん聞きます。

息子に迷惑を掛けたくないから、
お墓じまいして、お墓を無くす。
お墓を整理して、永代供養墓に移す。
さて、その考えはあなたの考えですが、
あなたの子供さんの考えは聞きましたか?

あなたの子供は、他人ですか?

人って、生きていること自体、迷惑なんです。
生きているだけで、回りに迷惑かけているんです。

そんな、自分の存在を棚に置いておいて、
お墓をあたかも、お荷物のごとく言うのは我慢なりません。

あなたのご両親からお墓を受け継いだとき、
あなたは迷惑でしたか?
あなたは、負担だけを感じましたか?
では、どうしてすぐに処分しなかったのですか?

確かに、お金も多少かかります。
草取りも大変です。
不具合があれば、直さなくてはなりません。

それでも、ただの負担、お荷物だったならば、
とっくの昔に、なくなっていたはずではないですか?
それでも、今まで、守ってきた理由は何ですか?
ご両親が眠っていたからではないですか?
ご両親が大切に守ってきたからではないですか?

お墓には、価値があります。
お墓には、他では変えられない大切な何かがあります。
だって、
代々、あなたのご先祖様たちが
ずっと、大切に守ってきたものです。
それが全くの無価値であるはずがありません。
むしろ、
守ってきただけの価値が必ずあるはずなんです。

かつて、日本を代表する民俗学者の
柳田国男は
「お墓を大切にして、ご先祖をお参りすることによって
そこに眠る親、祖父母、その親といった先祖が自分を守ってくれる。
その”仕合せ(しあわせ)”の交換こそが日本人の先祖供養の根幹だ」
というような話をされています。

お墓をなくすということは、
お墓参りをしない、ということですね。
つまり、

日本人の根幹の文化を捨てる
ということと同等ではないですか。

それだけではなく、
両親を亡くし、一人前の人として
生きていかなくてはならないとき、
大きな支えとなってくれるのがご両親が眠る
お墓の存在だと思うんです。

すぐにそのことに気づかないかもしれません。
でも、長い人生の中でそういうことに気づく瞬間が
いつかはやってくると私は思います。
その時、お墓がなければ。。。

必ずそのことを後悔するときが来るような、
気がするのは、私だけですか?

       
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大北 和彦(おおきた かずひこ)
1966年生まれ。昭和元年頃から続く「大北石材店」3代目。さほどの強い動機もなく始めた石材業だったが、仕事を通じて石にかかわる楽しさ、墓の素晴らしさに目覚め、お墓のプロの証「お墓ディレクター2級試験」第1回試験に合格、その翌年初めての「お墓ディレクター1級試験」にも一発合格し、但馬で唯一の「お墓ディレクター1級を取得する石材店」となる。
本人は兵庫県でも指折りの「お墓好き」を自任するが、その大好きな墓石について、困っている、悩んでいる人が多いことに気づき、墓石についての疑問・質問に答えるため「お墓Q&A」をブログにて執筆中。
1000記事を目指している。