墓相墓について考える②


おはようございます。

但馬、豊岡のお墓と墓石のプロ、おおきた石材店です。

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裏の堤防もすっかり草が刈り取られ、きれいになりました。
秋の気配、濃厚ですね。
もう、夏はどこかへ行ってしまったのかな。。。

 

と、感傷的になる暇もなく、

地元の秋祭りの準備が始まります。

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本殿のしめ縄も編み上げ、
飾り付けました。

 

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素人にしては、まずまずの出来栄えではないでしょうか。

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大鳥居のしめ縄も取り替えて、
心機一転。

 

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週末の秋祭りに供えます。

さて、本題ですが、
昨日の続き、「墓相墓」について。

いろいろな制約があり、
墓地の狭い墓地では建てることが難しいお墓ですが、
田舎では、比較的広い墓域がありますので、
広さの制限がすくないですね。

石材店としての立場で言えることは、

① お墓の石の量が少ないし、一つ一つのサイズが小さいので
施工、加工が容易。

② 規格が統一されているので、どんな石でも図面さえあれば作れる。
また、サイズが小さいので、今まで使えなかった石でも使える。

③ コンクリート、金属を使わないのがルールなので、コンクリート工事をしません。
これは批判があると思います。
ただ基礎工事を全くしない、ということではなく、
最低限の基礎工事は当然します。

④ またお墓自体が小さいので、普通のサイズのお墓より地震には強いです。
墓地全体の面積に対して、その上に載っている石の設置面積が小さく、
量も少ないので、設置圧も少ない。ので、地震等にも強いといえるでしょう。
また、倒れても自分でも起こせるサイズなので、応急処置が容易。

(※ ただ実際、倒壊したお墓は危険です。必ず専門の石材店に依頼してください。)

⑤ 日本には、古くから両墓制という伝統がありました。
ご遺骨は山の中の専用の土地に埋葬して、別のお参りしやすい場所に
「参り墓」を作って、お参りにはそちらへ行く、というものです。

「墓相のお墓」はその方式に則って、埋める墓と参る墓を分けています。
これは、お墓を建てやすい、という側面もあります。
ご遺骨を除いて基礎工事をして、その上にお墓を建てるというのは、
なかなか建てにくいからです。

 

それ以外にも、「国産の石に限定」だとか、いろいろルールがあるのですが、
私が一番気になっているのは、

「立ち姿」です。

それぞれ、墓地によって、一般的なお墓の姿というのがあります。
市営霊園などは、変わったデザインの変わったお墓。
隣とは違うお墓、違うデザインが主流です。
寺院墓地では、和型が主流ですね。
地域の共同墓地もまだ豊岡では、和型のお墓が主流です。
そういった、その墓地にふさわしい、合ったお墓ってあると思いますが、
其れから見たら、かなり独特なお墓は時として、周囲から浮いて見えます。
それはどうかと思うことも多くあります。

常に、どの墓地でもふさわしいデザインだとは、思っておりません。
でも、とにかく石を大量に使ったお墓もいいですが、
このようなシンプルなデザイン、時としていいんじゃないですかね。

背が高くて、巨大なお墓
と、
シンプルで、形が決まっていますが、
背が低くて、様式美のある墓相のお墓。

その立ち姿って悪くないな、って思うんですが、いかがですか。

私は墓相のお墓をお勧めしようとしているわけではありません。
非常に高額な墓相墓。
それは、お勧めしませんが、
その墓相墓の形っていいと思いませんか?と言いたいわけです。

墓相墓ではない、墓相墓に似た墓。
「なんちゃって墓相墓」と私は言っていますが、
それをお勧めしております。

と、ここまで書いてきて、
この「墓相墓」(なんちゃって墓相墓、ではなく本物の)に
大変な事態が起こっております。

明日は、そのことを書きます。

(マニアックすぎるかな。。。)

       
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大北 和彦(おおきた かずひこ)
1966年生まれ。昭和元年頃から続く「大北石材店」3代目。さほどの強い動機もなく始めた石材業だったが、仕事を通じて石にかかわる楽しさ、墓の素晴らしさに目覚め、お墓のプロの証「お墓ディレクター2級試験」第1回試験に合格、その翌年初めての「お墓ディレクター1級試験」にも一発合格し、但馬で唯一の「お墓ディレクター1級を取得する石材店」となる。
本人は兵庫県でも指折りの「お墓好き」を自任するが、その大好きな墓石について、困っている、悩んでいる人が多いことに気づき、墓石についての疑問・質問に答えるため「お墓Q&A」をブログにて執筆中。
1000記事を目指している。