お墓じまい、を考える。


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こんばんわ。
但馬、豊岡のお墓と墓石のプロ、おおきた石材店です。
日曜日なので、
不定期更新です。

最近、
【お墓じまい】という言葉が、非常にはやっていて
事実、お墓じまいが進行しています。
お墓を片付ける、
お墓をなくす、という行為ですね。

石材業界は、今、
いや今年は、大変厳しい状況のようで、(商売的に)
その厳しさの元凶が【お墓じまい】であると
言われております。
いや、多くの石材店の方がそう思われているようです。

まあ、いろいろな理由があるんでしょうが、
お墓じまいはあくまで結果でしょう、というのが
私の考えで、
お墓じまいする行為は、何かが原因で
そうなった結果、お墓じまいなんだと思います。

むしろ、お墓じまいする人は
お墓を大事に考えているので、お墓じまいするのであって
お墓を要らない、不要なものだと考える人は、無縁墓となるはずなんです。
放置してしまうのが一番簡単ですよね。
お墓じまいにも費用が掛かるのでね。
あえて、お金を払ってもお墓じまいしようという人は、
やっぱりお墓が大切だと思っているわけで、
とってもまともな、むしろ、胸を張ってもいいような人です。

で、先日、石材業界の会合で
【お墓じまいはむしろチャンスだ!!】
というご意見を聞きました。

ん、どういうことだと
よく聞いてみたら、

私は、石材業を生業にし始めて、もう〇〇年。
最初の頃は、家墓というものが大嫌いで、
敗戦後、GHQがたくさんの日本の習慣、慣習を日本人の生活から切り捨てて行った。
宗教分離とか、家制度、道徳、親孝行、
いいものもあったんですが、
とにかくたくさんのものを捨てて行った。
でも、家墓は残してしまった。

家墓も同様に捨ててくれたら、ホントに今、
個人の、
夫婦の、
お墓が建つ時代になっていたはずで、
少なくとも、今より小さいけれども、
沢山のお墓が建っていたはずだ、と
おっしゃっておりました。

ところが、今、
GHQが解体できなかった家墓を
すごい勢いで、解体し、なくしているのが
【お墓じまい】というムーブメントとさえ言える
動き。
どんどん、お墓は無くなっている。
でも、ですよ。

今、お墓をなくしている世代の方、
その子供世代の方、
その孫世代の方は、
実際、お墓はないわけです。
跡継ぎがないから、お墓をなくそうという場合が多いわけですが、
そういう方は、遅かれ早かれ無縁墓になるか、
今、墓じまいするかで、
どっちにしても亡くなるお墓ですね。

そうではなく、
息子、娘はいるんだけど、迷惑かけたくないので
【墓じまい】する人、した人。
そういう人の子供は、少なくとももうお墓はないわけです。

でも、そういう人が全員、供養、つまり、
亡くなった後はどうするのか。
そういう問題は付きまとうわけです。

さて、
自分、その子、どちらかあるいは相談して決めるんでしょうが、
今、いろいろな供養の方法、お墓以外の方法があります。
樹木葬、散骨、海洋葬、宇宙葬、手元供養、納骨堂、永代供養墓、
それらからはみ出す供養の方法がまだまだ出てくるかもしれません。

そういう選択肢からその当事者が選ぶわけですが、
その選択肢に入れてもらえるもの、
その選択肢に入れてもらえる新しいお墓、
その選択肢から選んでもらえる新しい石の供養方法を見つけて、
提示できれば、いいわけです。

今まで通りの家墓では、選択肢にも入れません。
でも、
その選択肢に入れてもらえるものが出来て、
その選択肢から選んでもらえるものが提示できれば、
未来は、明るいんじゃないでしょうか。

なんだかひさしぶりに
明るいニュースを聞いた気がしました。

ありがとうございます。
柴田委員長。

       
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大北 和彦(おおきた かずひこ)
1966年生まれ。昭和元年頃から続く「大北石材店」3代目。さほどの強い動機もなく始めた石材業だったが、仕事を通じて石にかかわる楽しさ、墓の素晴らしさに目覚め、お墓のプロの証「お墓ディレクター2級試験」第1回試験に合格、その翌年初めての「お墓ディレクター1級試験」にも一発合格し、但馬で唯一の「お墓ディレクター1級を取得する石材店」となる。
本人は兵庫県でも指折りの「お墓好き」を自任するが、その大好きな墓石について、困っている、悩んでいる人が多いことに気づき、墓石についての疑問・質問に答えるため「お墓Q&A」をブログにて執筆中。
1000記事を目指している。