Q280~デザイン墓で避けた方がいい4つのポイント①


大げさに告知してしまいましたが、
それほど大したことないです。

ちょっと気になるポイントです。

まず一つ目は、

① 全体のバランス
ですね。

デザイン墓でたま~に見かけるのですが、
デザイン重視で、バランスが欠けているもの。

例えばですが、お墓って、基本的に
いくつかの石を組み合わせて出来ていますね。
和型のお墓なら、下台、中台、上台で竿石だとか。
それで、それぞれの形を見てみると、
それぞれ下の石と接する面積より、その石の最大寸法が大きくない。
設置面積より小さいのが普通です。

つまり、
上に行くほど小さくなる。
その逆はない、ということ。

DSC_0045
下台より中台が小さく、
中台より上台が小さく、
上台より竿石が小さい。
(竿石は背丈がありますが。。。)

このように、末広がりとなっているのが普通です。

「ちょっと待ってよ!!」
「そうじゃないやつもあるじゃない!!」

illust3801

はい、確かにありますよ。
例えば、
五輪塔。

DSC_0005

珠の部分と笠の部分が逆転してますね。

例えば、宝篋印塔。

img_20140623_150922

やはり笠の部分が逆転してます。

例えば、層塔。

dsc_0238
これもそう。

確かにこれは、先ほど言ったことに反してますよね。

でも、実は、これらは、
いずれも、「仏塔」というものなんです。
仏塔。
つまり、仏教的に意味ある塔、なんです。
元々は。
それを、お墓に転用してる、ということです。
(層塔のお墓はないと思いますが。。。)

この形が大切なんです。
この形に意味があるんです。
この形でないと、ダメなんです。

長い歴史の中で、この形が代々伝わってきて、
今、存在する仏塔。
なので、本来的には、これは例外とみなしていいと、思います。
歴史的に形に意味があるので。

じゃあ、今問題としているデザイン墓。
デザイン重視で末広がりになってないとどうしてダメなんでしょう。

まず、
不安定になってしまって、
耐震性能が劣るということ。

五輪塔のお墓は間違いなく、地震に弱い可能性があります。
これは仕方ないです。
そういう形状なので。

それから、
見た目で不安定感を感じてしまいます。
これは、私の主観ですが、そう感じる人もいると思います。
仮に、お墓が木製なら、
さほど気にならないはずです。
軽いから。
折れたり、欠けたりということが少ないから。
でも、石なので、
重量感もありますから、
どうしても、この形状は、不安定感を感じてしまいます。

つまり、
「倒れて来そうで、怖い」
ということ。

このように、末広がりというバランスを欠いたデザインのお墓は、
基本的に私は、良くないと思います。
どれほどそのデザインが素晴らしくても、
ここを押さえておかないと、
お墓として、安心感を得ることができない、
そんな気がします。

そして、2つ目のポイントは

② 「角度」 です。

 

 

※ この記事は私の主観にて書いております。
価値観の相違でそう感じない人もいるかもしれません。
その点はご了承ください。

 

 

       
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大北 和彦(おおきた かずひこ)
1966年生まれ。昭和元年頃から続く「大北石材店」3代目。さほどの強い動機もなく始めた石材業だったが、仕事を通じて石にかかわる楽しさ、墓の素晴らしさに目覚め、お墓のプロの証「お墓ディレクター2級試験」第1回試験に合格、その翌年初めての「お墓ディレクター1級試験」にも一発合格し、但馬で唯一の「お墓ディレクター1級を取得する石材店」となる。
本人は兵庫県でも指折りの「お墓好き」を自任するが、その大好きな墓石について、困っている、悩んでいる人が多いことに気づき、墓石についての疑問・質問に答えるため「お墓Q&A」をブログにて執筆中。
1000記事を目指している。