Q282~デザイン墓で避けた方がいい4つのポイント③


三つめは「張り合わせ」ですね。
これは、私も最近、感じたことなんですが、
デザイン墓石で最近目立つのが、二種類の石の張り合わせ。
赤と緑、
白と黒、
グレーとブラウン、
など、対照的な色の石を貼り合わせてお墓にするタイプのお墓。
対照的な色だけでなく、
同系統の色だけど、濃淡を利用してお墓にするタイプ。
など、いろいろありますが、
基本、文字を彫刻する部分を二種類あるいは、それ以上の石を
貼り合わせて、お墓としているタイプのお墓です。
そのすべてがダメとか
その張り合わせ、ダメとか
言っているわけではなくて、
あるパターンが問題があるのではないですか??
と思うわけです。

そのパターンとは、
以下の二つのパターン。

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このような、張り合わせパターンのお墓です。
ちょっと変な図形ですが、そこはご容赦を。。。(^_^;)
黒い線がお墓の形。竿石というか、文字を基本的に彫る部分。
赤い線が張り合わせてある部分。

どこが問題なのかというと、
「天場に目地(張り合わせ面)が来るお墓」に問題があるのではないですか?
と言いたいわけです。

もう一つの例えを上げるなら、
今、全国各地で非常な勢いで建っている「永代供養墓」
その中で、屋外型で、内部に入ることができるタイプ。
プレハブ型とかいう人もいますが、
そういう形の永代供養墓、よく見かけますが、
この形の供養墓、ほとんどのものに共通のルールがあります。
どういうルールかというと

天板(天井の石)は一枚もの(二枚合わせではない)というルール。

 

 

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こちらの永代供養墓。天井に相輪(?)的なものが乗っておりますが、
その下の天井石は、おそらく一枚ものです。

巨大すぎて、一枚の石では取れないサイズ、
一枚ものでは施工が不可能なタイプを除き、
このタイプの永代供養墓は、一枚ものが多いです。

どうして、一枚ものなのか?

このタイプの永代供養墓、実は、
この天井石が一番重い場合が多いのです。

※ 基礎石の方が重たい場合もありますが、それでも
それに匹敵する重量あります。

それほど重たい石を、
しかも、天井石ということは、一番上に載る石。
一番上、そんなところに載る石が、一番重たいのは、どうして??
二枚の石を組み合わせたら、いいんじゃないの?

そう思いますね。素人考えでは。。。

「雨漏り」が怖いんです。

雨漏りして、内部に水が侵入するとクレームになるから。
プロが施工しても、絶対に雨漏りしないとは言い切れないわけです。
ましてや、地元の石材店さんが建てる場合、
お墓はプロでも、シーリング(目地をしっかり固定封印すること)は
プロではない人が建てる場合もあるから、
それじゃあ、最初から、一枚石でデザインしておこう。
施工が少々難しくなるけど、雨漏りはまずしないから。。。

ということではない、かな??
(この部分は私の勝手な想像ですが、おそらくそうでしょう)

つまり、
目地の部分から、雨水とか湿気とかが侵入してきて、
内部に水が溜まることが怖いから、
天井面(上の面)に目地が来ないように、一枚石にしている、
のではないですかね。

これは、最初に説明したデザイン墓にも言えますよね。

目地を通して、内部に水分が浸入したら
石と石を接着していた成分が、溶けだす、化学反応しだす、
ことによって、剥離してしまう可能性が出てくるのではないかと。

あくまで可能性ですが、
天場の面に目地が来ると、常に、その部分に天候、気象の影響を受ける、
のではないですかね。

外柵とかは、実はその影響を常に受けていて、
古いものはどうしても、剥離、解体しようとする影響を受け続けていて、
そうなってしまうのではないでしょうか。

あくまで可能性であって、
そういう現象を見たわけではないですが、
まだ最近出始めた形なので、
可能な限り、リスクは排除しておきたいですね。
高額なものでありますし、
なにより、大切なものでもあるので。

4つ目、最後のポイントは、④ 加工精度です。

 

※ この記事は私の主観にて書いております。
価値観の相違でそう感じない人もいるかもしれません。
その点はご了承ください。

 

 

       
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大北 和彦(おおきた かずひこ)
1966年生まれ。昭和元年頃から続く「大北石材店」3代目。さほどの強い動機もなく始めた石材業だったが、仕事を通じて石にかかわる楽しさ、墓の素晴らしさに目覚め、お墓のプロの証「お墓ディレクター2級試験」第1回試験に合格、その翌年初めての「お墓ディレクター1級試験」にも一発合格し、但馬で唯一の「お墓ディレクター1級を取得する石材店」となる。
本人は兵庫県でも指折りの「お墓好き」を自任するが、その大好きな墓石について、困っている、悩んでいる人が多いことに気づき、墓石についての疑問・質問に答えるため「お墓Q&A」をブログにて執筆中。
1000記事を目指している。