Q289~掃除が簡単でいつまでも奇麗な石がいい(その2)


昨日の続きです。

 

いつまでも奇麗な石がいい

残念ながら、永久に建てた時のままの石ってないです。

いつかは風化して、劣化していきます。

おそらく、みかげ石で建てられたお墓なら、
建てた人が生きている間は、文字が読めなくなる、とか
カドが欠けて、形が崩れてきた、などの状態にはならないと思います。

でも、できたときの光沢、ツヤ、明るさ、色目、などはその石の性質によって
年々衰えてきます。

10年間、ほぼ同じ状態でいたいなら、おそらくほとんどのみかげ石で可能です。

20年間、ほぼ同じ状態でいたいなら、限られた一部の石なら、可能かもしれません。
でも、
多少、水あか、黒ずみなどが付いてきたけど、それ以外は光沢もあるし、
キズはないし。。。という状態なら、多くの石でも可能です。

30年間は、おそらくどんな石でも難しいでしょう。

石の性質、特性によって変わってくる可能性があるのですが、
もう一つ。
この、例えば、10年間は、新品の状態が維持できます、というお墓があったとして、
その10年間を半分に短縮したり、
その10年間を1.3倍に延ばしたりする要因があるんです。

それは、

「外部環境」「メンテナンスの頻度」です。

外部環境とは、土地の湿度。

じめじめしているのか、
水はけが良いのか、悪いのか、
日陰なのか、日向なのか。
うっそうとした樹木に覆われているのか、
視界全体が見張らせる、絶景の場所なのか。

基本的に湿度が低く、湿気がなく、日当たりが良好な場所が
お墓の新しさを伸ばしてくれます。

日当たりが悪く、湿度が高く、常にじめじめしている場所では、
お墓の新しさを縮めます。

メンテナンスの頻度、とはズバリ、お墓参りの回数です。

月に一度、お墓参りとお墓そうじされる人は、
お墓の新しさを伸ばします。

年に一度しか、お墓そうじしない人は、
お墓の新しさを縮めます。

石の資質のみではなく、外部環境によっても、
お墓の新しい状態の期間を縮めたり伸ばしたりできるというのは、
ある意味、素敵なことです。

しっかりとしたお墓守が素晴らしいお墓を作るということ。

 

 

 

       
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大北 和彦(おおきた かずひこ)
1966年生まれ。昭和元年頃から続く「大北石材店」3代目。さほどの強い動機もなく始めた石材業だったが、仕事を通じて石にかかわる楽しさ、墓の素晴らしさに目覚め、お墓のプロの証「お墓ディレクター2級試験」第1回試験に合格、その翌年初めての「お墓ディレクター1級試験」にも一発合格し、但馬で唯一の「お墓ディレクター1級を取得する石材店」となる。
本人は兵庫県でも指折りの「お墓好き」を自任するが、その大好きな墓石について、困っている、悩んでいる人が多いことに気づき、墓石についての疑問・質問に答えるため「お墓Q&A」をブログにて執筆中。
1000記事を目指している。