透明のブラストシート体験レポート⑥


おはようございます。
但馬、豊岡のお墓と墓石のプロ、おおきた石材店のカズ(stoneman-ohkita)です。
久しぶりの快晴で、すごい勢いで雪が消えつつあります。

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あまりにいい天気なので、晴れているんですが、
雪が蒸発する水蒸気がすごくて、
視界不良。。。
なんだかあまり見ない景色となってます。

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さて、先日、
「透明ブラスト保護シート体験レポート」なるものをしまして、
とりあえず、手切りを残して、一通り終わったつもりでいたんです。
まあ、手切りは、手がすいたらやったらいいな、と思っていたんです。
ところが。。。

電話が掛かって来ました。

 

湯口さん1
📞 大北さん、新しいサンプル送るんで、彫刻してもらえませんか?

と連絡が。。。

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📞 え、新しいシートですか?

 

湯口さん1
📞 ええ、問題点を改良した、決定版です。
養生テープがはがれやすい欠点も改良しました。

熱にやや弱いという問題点も改良しました。
しかも、厚みも薄いんです。
透明度も上げました。
一度彫刻してもらえませんか?
ただ、、、やりすぎたかも。。。(^_^;)

 

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📞 え、やり過ぎたって。。。??

 

湯口さん1
📞 。。。。。。。(切れてる)

と、言うことで、数日待っていると、

来ました。

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厳重そうな箱。
「取扱注意」です。

開けてみると、

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厳重に梱包されたものが二つ。
石サンプルのようです。

こちらも開封してみると、

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お、ただの石サンプル??
青木石ですが。。。
ただのサンプル送ってくるわけがない。。。(^_^;)

よくよく見ると。。。

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お、貼ってある。
どうやら、ブラスト保護シートが貼ってある模様。。。
でも、良く見えない。。。
触ってやっと確認。。
「墓」という文字です。

なるほど、やりすぎたって、このことか。。。(^_^;)

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そして、もう一枚は、「家」の文字。
こちらは、先日、テストに使った保護シートですね。
こちらは、文字はよくわかります。
で、二つをよく確認してみると、僅かですが、透明の方が薄そうなんです。
「家」の半透明は0.65~0.7ミリ。
一方、透明の「墓」の方は、0.5ミリだそうです。

0.5ミリ。。。業界で主流のゴムシートの細字用はたいがい1ミリですから、
その半分!!
その違い、実はおおきいんです。

薄くても使い物にならないのでは、どうしようもないので、
とりあえず、彫ってみました。

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どちらも養生テープを。
こいつもポイントなんですよね。
これが簡単に剥がれるようなら、改良してもらわないといけなくなるし。。

それにしても、右側、なにも貼ってないように見えるな。。。(^_^;)
この透明度、やばくない?

まず、「家」の方。

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圧力は4キロ。
石は板石なので、深さはそれほど深くは彫ってません。
前回の問題点を中心に見てみました。

まだ、彫刻の途中ですが、養生テープがだいぶ傷んできました。(^_^;)

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彫刻完了時。
文字の輪郭に近い部分の養生テープが傷んでなおかつ、剥がれそうに
なっています。

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このように、かなり傷んでいます。
圧力が4キロだったので、何とか決定的に剥がれてはいないですが、
これが5キロだと、どうなっていたか。。。
シート自体の強度は問題なかったです。
4キロ以下ならね。
4キロ以上なら、遠目で当てる、とか
一カ所に留まらない、とか
いろいろ気を使わないといけないこともあります。

4キロまでなら、保護シート自体は問題ないです。
養生テープとの相性問題に多少、気を使わないといけないかも。
私は細字、出張彫りなら4キロまでしか使わないので、多分問題なく使うと思います。
養生テープだけ、注意してね。

さて、次に、湯口さんが改良した、という透明な保護シートを使ってみます。

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彫刻室に入れた状態。
やっぱり貼ってないような気がする。
すごく不安です。
貼ってなかったらどうしよう。。。(^_^;)
しかも、厚みも薄い。。。

とりあえず、4キロで、
恐る恐る彫ってみます。

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全体を軽くブラストしてみる。

やっと文字が見えてきた。。
で、引き続き彫ってみる。
お、けっこうしっかりしているな。

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彫刻完了時。
まず、耐熱性はずいぶん向上しているのが分かりました。
こういう大きめの文字は一カ所をいくつかの方向からメディアを当てるので、
熱を受けやすく、輪郭がビビったような感じで崩れることがあるんですが、
この透明なシートはそれが全くなかったです。
これは、耐熱性がずいぶん向上してるな、ってわかります。

湯口さん1
📞 対摩耗性能、耐熱性能を上げるのに苦労しました。
たぶん以前の青いシートや先日送った白いシートより
性能向上していますよ。

(か、勝手に入って来ないで。。。(^_^;))

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養生テープが剥がれそうになっている部分は一カ所しかありませんでした。
しかも、非常にわずか。。。
この点も、完全に問題点は克服できている気がします。
透明にするだけで、こんなに違ってくるの??

湯口さん1
📞 ええ、ええ、そうでしょ。
剥がれにくくなったでしょ?
これも苦労したんですよ。
いやいや、ホントに。。。(^O^)

(いや、だから。。。入らないでって。。。)

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板石なんで限度がありますが、それでもある程度深く彫刻したつもりです。
それでも、ブラスト保護シートは、全く問題なかったですね。
むしろしっかりとした輪郭を維持してました。
想像ですが、5キロまでなら、問題なく彫刻できるんではないでしょうか?
しかも、旧タイプの青、白よりも薄い0.5ミリです。
薄ければ薄いほどいろいろなメリットが出てきますからね。

湯口さん1
📞 そうなんです。
だから、厚みにはこだわりました。
この厚み、自信作です。
で、唯一の改良点のように見える、「透明すぎる点」
これも、多少、文字が見える程度の色を付けて
対処して、できれば近いうちに
「商品化」を目指しています。
よろしくお願いします。

 

ということだそうです。。。(^_^;)
「透明すぎて、彫る文字がなんだかわからない点」も改良されるようです。
これで、細字用のブラスト彫刻シートはほぼ決定版ではないかな。

 

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あと、
粘着剤の強度の点、
これは好みがありますからね。
私は、石にノリがついてもいいから、
強力なものがいい、と思いますが、
逆に、
石に残るのは困るので、多少弱くなっても
石に残らない方がいいな、って方もあるだろうし。
まあ、その点は、
問題ではないと思いますが。。。

 

〇 全般的な細字。
〇 太字(前字)も8号まで

なら、問題なく使えると思います。
それより大きい文字は、まだ検証していないので
難しいんですが、改良すれば、そっちもカバーできるんじゃないか、と
思います。

 

透明ブラストシート試験彫レポート

 

 

       
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大北 和彦(おおきた かずひこ)
1966年生まれ。昭和元年頃から続く「大北石材店」3代目。さほどの強い動機もなく始めた石材業だったが、仕事を通じて石にかかわる楽しさ、墓の素晴らしさに目覚め、お墓のプロの証「お墓ディレクター2級試験」第1回試験に合格、その翌年初めての「お墓ディレクター1級試験」にも一発合格し、但馬で唯一の「お墓ディレクター1級を取得する石材店」となる。
本人は兵庫県でも指折りの「お墓好き」を自任するが、その大好きな墓石について、困っている、悩んでいる人が多いことに気づき、墓石についての疑問・質問に答えるため「お墓Q&A」をブログにて執筆中。
1000記事を目指している。