Q296~塔婆っていつまで残す?


塔婆の意味,ふたたび

塔婆とは、塔婆供養といって、、
亡くなった人のためにするものです。

その塔婆ですが、通常、お墓に置いておくものですが、
「いつまで置いておけばいいの?」と
よく聞かれます。

塔婆立を用意されている人ならそのまま安置しておけば
ずっと置いておいてもかまわないかもしれません。
でも、塔婆立がないお墓は、
お墓の後ろに置いておくだけ。
風が吹いたら倒れたりして、整理が大変なんです。

塔婆の形をよく観察してください。
上の方は五輪塔を模して、それと同様の五大の形を
していますが、
下の方は、とがってますね。

これは、地面に差しやすいように、です。

塔婆は石の五輪塔で建てるのが本来なのですが、
そんな余裕がないので、
この五輪塔の形をした板を代用します、
という意味です。

なので、
亡くなった方の戒名と御守護していただける仏様の名前を墨で書いて、
お墓の石の周囲の地面に差して供養としていた
のが本来です。

最近のお墓はコンクリートと砂利で、
塔婆を指して建てることができないので、
お墓の裏などに立てかけておくのが普通となりました。

塔婆立に立てるのも多いですが、
一カ所に固めてしまうと有難みがないですね。

塔婆はいつまで立てる?

決まった期間はないようです。

うちのお寺さんは
「1年間、建てておいてあとは燃やしなさい」
とおっしゃいます。

通常、1年くらいで処分される方が多いかもしれませんが、
きれいなうちは、置いておいてもかまわない、と思います。

1年から3年くらいを目途に片付けられるのがいいのかもしれません。
きれいな間は残しておいてもいいかもしれません。
この塔婆供養は法事の際、一緒に供養する、
あるいは
参列できなかったので代わりに、
という場合もありますので、
あまり早く片付けるのは、もったいない気がします。

後始末の仕方

処分の仕方は基本、燃やします。

おたきあげ、と言ってお寺さんがたくさんの塔婆を燃やされる機会に
一緒に燃やしていただくのが一般的です。

おたきあげをされない、
受け付けてくれないお寺さんの場合、
石材店に依頼すれば、引き受けてくれる石材店も多いと思います。

それもダメなら、
ご自身で、どんどの際などに細かくして燃やしていただく、
本山など大きい寺院の中には、受け付けてくれるところがあるので、
そこに依頼する。
ご自分で燃やすなど。

       
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大北 和彦(おおきた かずひこ)
1966年生まれ。昭和元年頃から続く「大北石材店」3代目。さほどの強い動機もなく始めた石材業だったが、仕事を通じて石にかかわる楽しさ、墓の素晴らしさに目覚め、お墓のプロの証「お墓ディレクター2級試験」第1回試験に合格、その翌年初めての「お墓ディレクター1級試験」にも一発合格し、但馬で唯一の「お墓ディレクター1級を取得する石材店」となる。
本人は兵庫県でも指折りの「お墓好き」を自任するが、その大好きな墓石について、困っている、悩んでいる人が多いことに気づき、墓石についての疑問・質問に答えるため「お墓Q&A」をブログにて執筆中。
1000記事を目指している。