田中家お墓物語②~田中さんとの再会


おはようございます。
但馬、豊岡のお墓と墓石のプロ、おおきた石材店のカズ(stoneman-ohkita)です。
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久しぶりに田中さんからお電話がありました。

 

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「お墓の事、いろいろ考えたんだけど、やっぱり私がお墓の建て替えしないといけない気がしてきた。」

 

 

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「あ、そうなんですか。」
(それがいいと思うな。いろいろと不具合が出てきそうだし。。。)

 

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「そこで、以前お世話になったし、おおきたさんにお願いしようと思ってます。」

 

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「ほんとですか。ありがとうございます。」
「精一杯、ご協力させて頂きます」

 

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「よろしくお願いします。ところで、お墓は和型のお墓がいいなと思っています」

 

そのあたりから始まり、いくつか見積、図面をご案内して、
お墓の形は五輪塔にしようと決まりました。

しかし!!

 

五輪塔は五輪塔でも、今時の五輪塔は嫌!!

もっとカッコいい、五輪塔が建てたい!!

 

カッコいいって??

どういうこと?

普通じゃ嫌って??

どんな五輪塔が。。。

 

 

いろいろ考えてみて、

 

検討してみて、
ご相談して、

 

どうやら、

 

古代型がいいのかな、と何となくわかってきました。

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ちょっと大きいけど、最近の五輪塔はこんなのです。

 

そして、俗に古代型と呼ばれますが、実は奥が深い。

一般的には、鎌倉時代、そのあたり以降に建てられた五輪塔の形を模したものを
俗に「古代型」と言いますが、それは、一つの決まった形があるわけではなく、多種多様なのです。
そこで、私もいろいろ調べて、見てみて、私が一番カッコいい五輪塔というものがありました。

奈良の大和郡山市にある額安寺というお寺の近くにある「忍性五輪塔」という五輪塔です。

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この五輪塔、笠(火輪といいます)の部分が現代の五輪塔よりやや小ぶり。
そして、その上の風輪と空輪と呼びますが、俗に擬宝珠(ぎぼし)とも言いますが、その部分が
逆に少し大きい。
そして、水輪(丸い玉の部分)は正円ではなく、多少上下につぶれていて、しかも、
重心が上にあるというもの。
(※ 一番横幅が広い部分が円の上下の中心より少し上にある)

非常に微妙で、表現しにくいのですが、

微妙に形状が細かい部分で独創的で、
それでいて、全体を見ると
非常に独特の存在感があって、カッコいいんです。

 

現代型の五輪塔に目が慣れた人にとっては、バランスが悪いように見えますが、
実は、これが五輪塔の醍醐味で、私にとってもカッコいいポイントとなります。

 

これをしっかりとみると、普通の五輪塔が野暮ったく見えるから不思議ですね。

 

この五輪塔は実は、この大和郡山の教育委員会にいらっしゃる山川均先生が書かれた著書
「日本石塔資料集」にこの忍性五輪塔の詳細な寸法が記載されているんです。

 

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しかし、この五輪塔はかなり巨大な五輪塔です。
なので、その全体の寸法を10号サイズに縮少して、作ってもらうことにしました。

さて、この五輪塔、実物は、当然手加工の石造物です。
鎌倉時代作ですからね。当然、そうです。
ですが、

ここでメンテナンスを考えて、研磨仕上げの五輪塔にすることにしました。
形は決まった。
加工方法も決まった。
そこで、次にあるのは、石です。
どんな石を使うか。

当然、国内の石で、という選択肢もあったのですが、

予算の問題、があります。

五輪塔だけではなく、その基盤、五輪塔を支える舞台の部分の石も必要。

そこで、かなりいろいろなパターンの見積を作成し、

価格、石の品質、耐候性、見栄えも詳細に検討し、出た答えが、

「インドの石で!!」

ということ。

インドの石で製作となれば、インドの石のプロにお任せするのが、一番いいのかもしれない。

私のこの記事をけっこう詳しくご覧になられている田中さんの事、

その結論は、「南印度洋行さんに依頼」となったわけです。

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服部さん、頼みますよ。(^_^;)

 

さて、この当たりから、田中さんのこだわりのお墓つくりが始まります。

 

 

 

       
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大北 和彦(おおきた かずひこ)
1966年生まれ。昭和元年頃から続く「大北石材店」3代目。さほどの強い動機もなく始めた石材業だったが、仕事を通じて石にかかわる楽しさ、墓の素晴らしさに目覚め、お墓のプロの証「お墓ディレクター2級試験」第1回試験に合格、その翌年初めての「お墓ディレクター1級試験」にも一発合格し、但馬で唯一の「お墓ディレクター1級を取得する石材店」となる。
本人は兵庫県でも指折りの「お墓好き」を自任するが、その大好きな墓石について、困っている、悩んでいる人が多いことに気づき、墓石についての疑問・質問に答えるため「お墓Q&A」をブログにて執筆中。
1000記事を目指している。