兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー

【納骨口が狭い】意外と大変な対処

  
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【納骨口が狭い】意外と大変な対処

台風前の晴天??の日曜日、

皆様いかがお過ごしでしょうか?

但馬、豊岡のお墓と墓石のプロ、おおきた石材店、大北和彦です。

「納骨口が少し狭いな。。。広げてあげてください」
とお性根抜きの際にご住職。

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「はい、わかりました。」とお答えしながら、おタフタしておりました。
急に言われても。。。。
いや、そのあたり確認できてない私が悪うございます。

というわけで、
お墓のリフォームで、仮撤去したお墓の中台を
持って帰って、納骨口を大きく開けなおす作業を。

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納骨口があるお墓の台の石です。

ひっくり返しておりますので、イメージしにくいですが、
あらかじめ開いている穴が小さくて、骨壺が入りずらいので、
サイズを大きく開け直します。

まず、刃を入れて、カットします。

 

不要な部分を取り除いて、だいたいの穴を開けます。

DSC_1600

昔はこのままお墓に据付しておりましたね。
父の頃に建てたお墓はほとんどがこうなっております。
凸凹になっています。

今はこのままではまずいですね。

DSC_1689

人造ダイヤモンドが埋め込まれた工具で成型していきます。
内部のガタガタがなくなるまできれいにします。
結構時間がかかって、1時間以上です。

 

こういう姿で加工しておりますが、
ほぼ石材の粉じんで真っ白になってしまいます。

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で、もって
DSC_1694

かなりきれいになりました。
上の面のガタガタ(お墓に据え付けたら、内部になる見えない部分)
も直したいところですが、今回はできません。
このままでお墓に据直します。

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ずいぶん納骨口が広く、奥行きもできましたので、関東型の大きな骨壺でなければ
納骨は可能だと思います。

今回、納骨口の穴を大きくする作業をしてみましたが、
ホントに粉じんがすごい、というのを再確認しました。
昔はこのような粉じんをマスクもせずに作業していたのですから、
体を壊すのは仕方なかったでしょうね。

マスクをしていても、粉じんがマスク内に入ってこようとします。
このように、
石材の加工は命懸けの作業です。
相手は重量も重たいので、素人が作業すると、石の下敷きとなってしまします。
また、
暑い時期にはマスクを装着するのも、決死の覚悟がいります。

ホントにそういう意味で、石材加工、お墓を作るという作業は
好きでないと出来ない、凄い厳しい作業でもあります。

少なくとも、石材を加工してくれている人には、中国人でも日本人でも、
敬意を表すことは、最低限したいと思いますね。

 

 

 

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