玄武岩は兵庫県の石です。


おはようございます。

但馬、豊岡のお墓と墓石のプロ、おおきた石材店です。
ノートパソコンを購入しました。
なので、工場でしか更新してなかったブログを自宅でも更新できるようになりました。
もう少し更新頻度を上げることができると思います。

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これです。画面が小さいのは、すぐ慣れるでしょう。。。
家で更新できるのは本当にありがたい。

 

ところで、47都道府県それぞれ各県に「〇〇県の石」というものが決まっていて、
兵庫県は実は豊岡市でかつて産出していた玄武岩が兵庫県の石となっております。
私も玄武岩の採石場だった「玄武洞公園」に最も近い石材店として
玄武岩はいろいろ注目しております。

玄武岩は今はお墓の石には使えないですが、各地に玄武岩が石垣の石として
使われています。
城崎の街並みに流れる大峪川(おおたにがわ)の護岸には、玄武岩が積んであります。
俗に「城崎積み」と呼ばれるそうですが、どの積み方が城崎積みなのか、
私にはよくわかりません。

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これが玄武岩の基本的な積み方ですね。
「平積み」とか「布積み」とか俗に呼ばれる積み方です。
玄武岩の小口を見せる積み方で、自然な玄武岩の風合いを重視した
積み方ですね。
一番多い積み方で、比較的簡単な手間のかからない積み方です。

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こちらは、豊岡簡易裁判所横手の石垣です。同じく玄武岩が積んであるのですが、
より風化した玄武岩が使用してあります。
角がずいぶんなくなっていますね。
しかも、上の写真より平たい大き目の石を使ってあります。
これは、石を積んだ方(石材店?工務店?)のストックしている石の種類によって、
違ってきます。

もう一つの積み方がこちらです。

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このように同じ小面(こづら)を見せる積み方ですが、平行に積むのではなく、
斜めに倒して積む積み方です。
谷積みと俗に呼ぶ積み方です。
こちらもよく見かける積み方ですが、平積みよりも難しい積み方です。
この積み方ができる人は少なくなってきていると思います。

私自身も父に積み方を教わりましたが、ほとんど積んだことがないので、
今では積み方が微妙に忘れている気がする。。。

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手前が谷積み、奥が平積みで、それぞれの積み方の比較に絶好のポイントがここです。

 

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こちらも、平積みと谷積みの比較ポイント。
ただ、右側の谷積みはかなりいろいろなサイズの石を利用しているので、
乱雑に見えます。
石の大きさを揃えて積めば、非常に美しく積めるのですが、
かなりの数の石を用意しないと石の大きさを揃えることはできません。
なので、このように煩雑になるのは、ある程度は仕方ないですね。

 

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こちらはカトリック豊岡協会の石垣です。
以前もご紹介したことがありますが、
豊岡で一番美しく手間のかかった石垣です。

こちらも、玄武岩の平積みですが、
はるかに手間がかかっております。

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先ほどの野面(のづら)に近い自然な玄武岩に近い石を積んだ石
(実はそちらも結構加工してあるんですがね。。。)
に対して、
こちらは加工して、かなり美しく平面を作ってある石垣です。
かなり手間がかかっている石です。
玄武岩は加工はしやすいのですが、めがきついので、加工しやすい方向と
加工しずらい方向があります。
意外とこの子面(こづら)、つまり側面は加工しにくいんですね。

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このようにしっかりとラインが出ているので、
なかなか大変な手間をかけて加工されています。

どちらの玄武岩の石積みも豊岡市内でよく見かけますが、
これほど美しく、大きい石垣は他にないですね。

 

まだ、他にも素晴らしい玄武岩の石垣があります。
機会があればご紹介したいと思います。

玄武岩はお墓には使いづらいのですが、
いろいろな魅力がある石です。

       
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大北 和彦(おおきた かずひこ)
1966年生まれ。昭和元年頃から続く「大北石材店」3代目。さほどの強い動機もなく始めた石材業だったが、仕事を通じて石にかかわる楽しさ、墓の素晴らしさに目覚め、お墓のプロの証「お墓ディレクター2級試験」第1回試験に合格、その翌年初めての「お墓ディレクター1級試験」にも一発合格し、但馬で唯一の「お墓ディレクター1級を取得する石材店」となる。
本人は兵庫県でも指折りの「お墓好き」を自任するが、その大好きな墓石について、困っている、悩んでいる人が多いことに気づき、墓石についての疑問・質問に答えるため「お墓Q&A」をブログにて執筆中。
1000記事を目指している。