Q347~「之墓」の意味って?


【ご質問】

墓石に刻む文字ですが、「梵字:〇〇家先祖代々」が良いと聞いたのですが、
「之墓」は足さなくても大丈夫でしょうか?
いろいろな墓を見てみると「○○家之墓」が多いので、、。
よろしくお願いします。

 

【お答え】

おおきた石材店、大北和彦と申します。
初めまして。

さて、上記の件に関して、
「〇〇家先祖代々之墓」がいいのか、
「〇〇家先祖代々」がいいのか、という件ですが、
どちらも間違いではありません。
どちらもお墓の正面に刻むにふさわしい文字です。

では、どう違うのか?ということですが、
おそらくお気づきだと思いますが、
「之墓」というのは、
「これは(〇〇家の)お墓(遺骨を納めて、お参り、お祀りするための構造物)ですよ」という意味です。
あえて、見てわかる「お墓ですよ」と宣言しているわけです。
私が思うに、
「〇〇家のご先祖様のお墓」と知らせる看板のような意味、ととらえております。
案内看板的なニュアンスですね。
(広い墓地に行くと、〇〇家之墓」ばかりありますね。
広い場所に案内看板が密集しているイメージ)

 

逆に「〇〇家先祖代々」と彫ってある場合、
「仏教的意味合いの強い塔」的意味合いになります。
仏塔、石塔などに彫られている文字は看板的な広く知らしめる告知的意味合いよりも
その塔の意味合い、中に納められている物、のための言葉を彫られる意味合いが強いです。
周りの人などに知らしめることよりも、そのもの自体の意味、価値、を伝える言葉です。

この微妙なニュアンス、わかりますかね。
頭に「梵字」ア が入っているはずです(大日如来を表す種字ですね。)

gravestone_00-e1450740733390

その種字自体が仏塔の意味合いが強いので、
その下には、「〇〇家先祖代々」の方がふさわしいのではないかと、
私の個人的感想ですが、思います。
 
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大北 和彦(おおきた かずひこ)
1966年生まれ。昭和元年頃から続く「大北石材店」3代目。さほどの強い動機もなく始めた石材業だったが、仕事を通じて石にかかわる楽しさ、墓の素晴らしさに目覚め、お墓のプロの証「お墓ディレクター2級試験」第1回試験に合格、その翌年初めての「お墓ディレクター1級試験」にも一発合格し、但馬で唯一の「お墓ディレクター1級を取得する石材店」となる。
本人は兵庫県でも指折りの「お墓好き」を自任するが、その大好きな墓石について、困っている、悩んでいる人が多いことに気づき、墓石についての疑問・質問に答えるため「お墓Q&A」をブログにて執筆中。
1000記事を目指している。