墓地の中に大量のステンレス金具が使用されています。


夕方更新の但馬、豊岡のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店の大北和彦です。

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昨日は私が所属している「但馬石材工業組合」の役員引継ぎ、及び4役会でした。
香美町香住区で美味しいタイのアラを頂きました。
久々においしかったです。(^O^)

 

さて、お墓の持ち主は知らないけど、お墓を建てるには常識の話。

いや、おおきた石材店の顧客様は知っている方が多いとは思います。
お墓と金具の話です。

ひと昔まえ、「お墓には金物を入れてはいけない」という因習というか、「墓相的な考え方」から来る常識という名の非常識がまかり通っていた時代がありました。いや、今も信じている人があるかも知れません。ですが、そんなのはホントに非常識です。

墓相の小さなお墓なら、百歩譲って、いいのかもしれませんが、通常のお墓では。。。

現代のお墓は巨大です。この巨大な石のお墓を前にしたとき、あまりの圧迫感から、時々思うこと。

「この石が落ちて来たら、きっと死ぬだろうな」という漠然とした不安。それを払しょくするために、いろいろな対策を施しております。その第一の対策として、金具で石を固定しております。

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墓地の一番外側を囲っている石を延石とか、外柵とか言いますが、その石の部材一つに4つの金具を普通設置します。
どうやって固定するかというと、

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右端、左端それぞれ隣の石と石同士を固定するのが普通の使用方法。当然、金具だけではなく、石同士は専用接着剤を使用して固定します。その上にステンレス製の金具で石同士を固定。

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赤丸の金具が左右の石との固定に使用している金具。

そして、青丸は、下の基礎コンクリートとその石とを固定するための金具(写真はまだコンクリート側にアンカーが設置されていません)。石同士だけ固定しても、石全体が基礎の上を移動してしまったら、全く意味がないので、このように基礎とも固定するため、金具を2カ所設置します。

合計4カ所の金具を設置します。穴自体はその倍、8カ所に空けます。

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今建てているお墓の場合、左右の幅、4.5m、奥行き2mの墓地内に何組の金具を使っているでしょうか?

正解は、16組です。16個の金具ですが、アンカーの穴を開けた数は32カ所です。32本のアンカーを使っているんです。こんなシンプルな延石なのですが、こんなに大量の金具を使用しております。

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「そ、そんなに大量に!!!」

 

はい、そうですね。しかもです。鉄の金具ではありません。

 

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これは、古いお墓のリフォームした時に出てきた金具です。10年以上前に建てたお墓の金具です。鉄製です。さびさびですね。風雨にさらされていたわけではなく、コンクリートの中に埋まっていたはずですが、コンクリートがひび割れて空気に反応して酸化した(サビた)のです。こういう状態になるので、今、お墓に使う金具とアンカーは「オールステンレス製」が当たり前になっております。

で、金具はステンレス製がいいとして、アンカーも大切です。

今、一番信頼性の高いアンカーは「ウェッジ式アンカー」と呼ばれるものです。

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こういう形状です。でも、強力です。一度打ち込んだら、絶対に抜けません。石を割ってしまわない限り。一度割って取り外したことありますが、ホントに強力です。

 

で、以前使っていたASアンカーと呼ばれるもの。

 

[#Beginning of Shooting Data Section] Nikon D200 2007/08/10 12:24:36.4 RAW (12-bit) ‰æ‘œƒTƒCƒYF Large (3872 x 2592) ƒJƒ‰[ ƒŒƒ“ƒYF Å“_‹——£F 200mm ˜Ioƒ‚[ƒhF ƒ}ƒjƒ…ƒAƒ‹ ‘ªŒõƒ‚[ƒhF ƒ}ƒ‹ƒ`ƒpƒ^[ƒ“‘ªŒõ 1/125 •b - F/2.8 ˜Io•â³F 0 EV Š´“xF ISO 100 Ždã‚ª‚èÝ’èF •W€ ƒzƒƒCƒgƒoƒ‰ƒ“ƒXF ƒI[ƒg AFƒ‚[ƒhF ƒ}ƒjƒ…ƒAƒ‹ ƒVƒ“ƒNƒƒ‚[ƒhF ”­Œõƒ‚[ƒhF ’²Œõ•â³’lF ƒJƒ‰[Ý’èF ƒ‚[ƒhE (Adobe RGB) ŠK’²•â³F ƒI[ƒg F‡‚¢’²®F 0‹ Ê“xÝ’èF ƒI[ƒg —ÖŠs‹­’²F ƒI[ƒg ‰æ‘œƒRƒƒ“ƒgF ’·•bŽžƒmƒCƒY’ጸF ‚µ‚È‚¢ ‚Š´“xƒmƒCƒY’ጸF ‚µ‚È‚¢ [#End of Shooting Data Section]

この形のアンカー。昔、おおきた石材店も使っていました。でも、これ、簡単に抜けます。特に、真ん中の部材が鉛のような柔らかい材質のアンカー、多くの石材店が使っていました。で、おおきた石材店も使っていたのですが、ホントに簡単に抜けます。今はさすがに使われている石材店は多くはないと思います。

 

こういう金具やアンカーって、お墓の不具合を防ぐ目的や地震による影響を最小限に抑えるために使うのです。当然ですよね。
であるならば、何でもいい、っていうのは理由になりません。より良いものがあるなら、そちらを使う。新製品が出たら、性能を吟味して、より性能がいいものを使う。
これは当然だと思っております。少なくとも、私は。

 

もちろん、おおきた石材店もかつて施工したお墓は、今の基準ではだめな方法を使っている場合はあります。ですので、可能な限り対処、対応させていただいております。より良い製品、よりよい手法を求めて行きたいと思います。

 

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大北 和彦(おおきた かずひこ)
1966年生まれ。昭和元年頃から続く「大北石材店」3代目。さほどの強い動機もなく始めた石材業だったが、仕事を通じて石にかかわる楽しさ、墓の素晴らしさに目覚め、お墓のプロの証「お墓ディレクター2級試験」第1回試験に合格、その翌年初めての「お墓ディレクター1級試験」にも一発合格し、但馬で唯一の「お墓ディレクター1級を取得する石材店」となる。
本人は兵庫県でも指折りの「お墓好き」を自任するが、その大好きな墓石について、困っている、悩んでいる人が多いことに気づき、墓石についての疑問・質問に答えるため「お墓Q&A」をブログにて執筆中。
1000記事を目指している。