Q350~納骨するときの注意点は?


納骨するとき、気を付ける点、いくつかあります。

① 骨壺での納骨なのか、壺から出しての納骨なのか?

骨壺での納骨なら、そのまま納骨すればいいですが、骨壺から出しての納骨なら、納骨袋を用意するのか、
あるいはそのまま、カロート内に撒いてしまうのか、その納骨の仕方によって用意するものが多少違います。

 

② カロート(納骨スペース)の入り口の開け閉めは、誰がするの?

石材店に依頼するか、もしくはご自身でします。お寺さんはしてくれません。
関西型納骨のお墓の場合、水鉢の移動が必要ですが、古いお墓の場合、水鉢が小さいなら、ご自身でしてもいいかもしれません。
しかし、水鉢が大きくて重たい場合、あるいはお墓を建てて、すぐの納骨の場合、石材店に依頼するのがいいでしょう。
建てたばかりのお墓なら、石材店によっては無料にて納骨口の開け閉めをしてくれる場合もあります。

関東型納骨のお墓の場合、拝石の開け閉めがありますが、施工する必要があるので、石材店にご依頼されるのがいいと思います。

 

③ 持って行くものは何?

線香(墓地用なら2、3束くらい)、着火ライター(一応予備も用意)、ロウソク(2本程度)、お花(お供えする分)、数珠、お供え(果物やお菓子、野菜を細かくカットしたものなど、その地方でよくお供えされるもの)、お水(墓花のお水と納骨式にも使うので、多めに)などが基本です。
仏教の宗派、地域によっては、お塩、お米、擦った墨、筆、などが必要な場合もあります。詳しくはご住職にお聞きしてください。
更にあったら便利なもの。
イス、夏場なら日傘、タオル、ハンカチ、冬場なら携帯カイロ、などがあれば便利でしょう。

最後に大事なのは、お布施です。遠方のお墓の場合、お車代も忘れずに。

 

④ 骨壺での納骨の場合は?

まず、骨壺の大きさを確認します。納骨できるかどうか。通常なら納骨できるはずですが、骨壺が大きいなと感じたら、納骨できるかどうかを確認します。特に歴史のあるお墓の場合、納骨口が小さいことが良くありますので注意が必要です。どうしてもわからない場合、石材店に出来るかどうか尋ねてみましょう。
骨壺をそのまま納骨します。お骨を納めるのは施主様がいいでしょう。石材店にお任せしてもいいですが、可能なら施主ご自身で。予め骨壺に名前を書かれてもいいかもしれません。
ただ、マジックは早い時期に消えてしまいます。骨壺のフタの裏側の消えにくい部分に書くか、あるいは、石等の名前札を作って頂いて、骨壺の中に遺骨と一緒に入れておく、骨壺に戒名、俗名等を彫刻していただく、という手法もあります。他の骨壺と区別できるように、名前は書いた方がいいかもしれません。

 

⑤ 骨壺から納骨袋に出して、あるいは壺から出してカロート内に撒いて納骨する場合は?

いずれの場合もお墓の前で骨壺から出すので、できれば、手袋をご用意してください。いわゆる軍手は避けた方がいいですね。手袋自体にお骨が絡まって面倒なことになります。ビニール製の手袋か礼式に使う白い手袋が適していると思います。

 

⑥ 納骨の後に法要? 法要が最初でその後、納骨?

宗派、地域、寺院によって違う可能性があるので、まずご住職に聞くのがいいと思います。あらかじめ聞いておくのもいいですし、当日、その場で聞いてもかまいません。

 

⑦ 納骨口を閉める場合(関西型納骨の場合)

水鉢が欠けるということがありますので、細心の注意を払って作業してください。また重たいので、足の上に落としたり、手を挟んだりということのないよう、注意を払ってください。水鉢の両側にある花立石を動かす場合も同様のことを注意して、細心の注意を払ってください。できれば石材店にお任せすることをお勧めします。

 

 

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大北 和彦(おおきた かずひこ)
1966年生まれ。昭和元年頃から続く「大北石材店」3代目。さほどの強い動機もなく始めた石材業だったが、仕事を通じて石にかかわる楽しさ、墓の素晴らしさに目覚め、お墓のプロの証「お墓ディレクター2級試験」第1回試験に合格、その翌年初めての「お墓ディレクター1級試験」にも一発合格し、但馬で唯一の「お墓ディレクター1級を取得する石材店」となる。
本人は兵庫県でも指折りの「お墓好き」を自任するが、その大好きな墓石について、困っている、悩んでいる人が多いことに気づき、墓石についての疑問・質問に答えるため「お墓Q&A」をブログにて執筆中。
1000記事を目指している。