保護中: 【LINE限定記事】防草対策は見極めが大事
②お墓に彫るのは満年齢?、数え年?
③風でバタバタしない塔婆立
④線香を全部燃やすにはどうすれば?
⑤天理教と神道のお墓の違いは?
⑥日本一長い戒名は誰?
⑦塔婆っていつまで残せばいいの?
⑧納骨の時、絶対やってはいけないこと
⑨お墓の線香が消えたかどうか気になる
⑩「之建」って何ですか?



「信頼棺R」お墓の中に水が入らないお墓をお勧めしております。
和墓、デザイン墓、インターロックプレミアム墓石でも施工できます。
既存のお墓のリフォームにも対応。
お問い合わせは、こちらへ。。。
おはようございます。
兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店、大北和彦です。
先日、お墓の引っ越しをさせて頂いたお客様から、「お客様の声」をわざわざ持参していただきました。
本当にありがとうございました。
http://ohkita-sekizai.com/?p=24300
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今年最後のお墓工事です。
草だらけになってしまってますが、ここにお墓を建てます。
重機でまずは、残土の排出。ダンプ2台分の土を持ち出して、処分します。今や、土も処分費用が必要な時代です。
土をすきとった後、砕石を敷いて、転圧して踏み固めます。その上にコンクリートを作ります。
ほぼ、不要な土を取り出しました。3トンダンプに2台分。
すきとった後。あまり変わらないように見えますが、ずいぶん低くなっています。
そこに、砕石を敷き詰めます。この砕石は「C30」という砕石です。30ミリ以下の粒子の砕石やその欠片(かけら)、細かい粒子など、全てのサイズを含んでいますから、転圧(踏み固める)作業をすると、非常に強固に固まります。
ちなみに、工事現場で使用される砕石は「RC30」といって、リサイクルした砕石、つまり、コンクリートを細かく砕いて作った砕石ですが、不純物が多く含まれるため、お墓工事には不向きです。アスファルト等が含まれているので、その油分がしみ出して、石を汚したり、変色したりしする原因となります。
このように、一度に入れるのではなく、少し入れて、転圧(踏み固め)して、少し入れて、踏み固めて、を繰り返して100ミリから150ミリくらい入れます。
しっかりと固まったら、コンクリートを入れる準備。コンクリートの形を作るための枠を作ります。
枠が出来たら、コンクリートを補強する骨組みとなる鉄筋を組んでいきます。
鉄筋ですが、太さを注意。左の細い方が10ミリの鉄筋。右の太い方が13ミリの鉄筋。たった3ミリの違いですが、かなり太さが違うような気がしますよね。たった3ミリしか違わないのですよ。で、今回はこの13ミリ(太い方)を使います。上に乗る石の量が多いので、こちらにします。
300ミリピッチといって、鉄筋と鉄筋の間隔が300ミリ以内になるように組み合わせて、結束線で固定します。その組んだ鉄筋をコンクリートの中間に近い位置に留めるため、スペーサーというものを鉄筋の下に敷きます。
今回は石で代用しました。ここまで来たら、後はコンクリートを流し込むだけ。量は1.6㎥という量です。
流し込んで、完成しました。
後は固まったら、型枠を外すだけです。
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天山石記事は終わったつもりだったんですが、どうしてももう一つ書きます。
「じゃあ、天山石ならどれでもいいの?」
と疑問があると思います。
ズバリ言います、わよ。(書き方がおかしい。。。(^_^)
「天山石では、何でもいいわけではないのです」
実例をお見せしましょう。
一部モザイクを使用しております。(いつもですが。。。)
天山石で建てたお墓です。実は私が加工、施工を全てした、完全自社加工、自社施工というお墓です。
平成19年完成のお墓です。建てて12年ですかね。建てたばかりの光沢はないですが、まだまだ十分な光沢があります。そして、吸水率の低い天山石らしく、雨が上がったばかりですが、全く濡れた色むらがありません。まさに「天山石」らしい美しいお墓です。
全く同じ時に撮影したお墓です。
こちらも天山石です。こちらはお墓を建てたのは平成23年です。8年前ですね。
まだ10年経ってないです。で、どこで加工したかというと、国内の加工工場です。かなり丁寧な加工をしていただける加工工場で加工していただきました。もちろん、雨上がりですが、色むらもないですし、建墓当時の光沢も少し残っています。非常に美しい状態が残っています。
「天山石」の美しさが非常に色濃く残っています。
こちらも全く同じ、雨上がりの時に撮影しました。
平成25年に建てた「天山石」のお墓です。建墓後まだ5年くらいです。3つのお墓の中で一番光沢が色濃く残っていて、非常に美しいお墓なのですが、雨上がりに見ると、少し違う部分も見えます。雨が結構たくさん降った直後、あがった時に撮影したのですが、僅かですが、お墓の石がまだらになっています。
石が濡れて、色が濃くなった部分とそうでない部分で少し色が違っています。
実はこれは「中国で加工した天山石」です。30分程度経過したら、すぐにこのまだらな色はなくなりました。均一な色になったのです。
これは一概には判断しにくいのですが、
「同じ石でも、加工精度によって、吸水率が変わる可能性がある」ということを示しています。
理由はそれだけではない、かもしれませんが、少なくとも加工工程が違うと吸水率も変わってくる、ということは経験的になんとなく体感できる部分です。
もちろん、同じ天山石といえども、全く同質ではありません。極論すれば、同じ天山石でも採掘された石、採掘された時期によっても、吸水率は変わってくる可能性も高いです。
ですが、一つの要素として、
加工を丁寧に規定通りに磨いて作ったお墓とある程度工程を抜いて、短時間に光沢を出したお墓とは、吸水率が違ってくる可能性は高いと思います。
同じ高価な価格のお墓である「天山石」で作ったお墓なら、より丁寧で繊細な加工を施したお墓の方が耐久性が高い可能性が高いです。
どこで加工するかも十分考慮した方がいいですね。
このレベルの加工なら、ホントにいい、最高の天山石ができます。
おはようございます。
兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店、大北和彦です。
天山石の話題の第3弾。。。というか最後ですが、「天山石」高価な墓石です。誰でもお勧めするべき石ではない、と思っています。でも、この石を選んだ方がいい方っていらっしゃいます。そういう人にどうして「天山石」なのか、と説明します。その逆もありますよね。
以前書いたように、強固で、重たく、水も吸いにくい石なので、石という素材としては、いろいろな影響を受けにくい石だと思います。
平たく言えば、「強い石」ってことですが。。。(平たすぎる。。。(^_^;))
まず、海に近い墓地。
海風がお墓の石に与える影響って、極めて深刻です。特に日本海側の冬の厳しい海風はホントに強烈で石の表面に深刻な影響を与えます。
一部の外国の石、実は海の近くに建てられているお墓なんですが、もう海側は磨いたとは思えないようなガタガタの状態になっているのを見たことがあります。
いわゆる「滑り止め」加工した状態。
まさに、このような表情になります。まだ、海と反対側の面はわずかに光沢が残っているのですが、海風に当たる面は、酷い状態でした。
完全に「滑り止め」加工した状態。
と叫びたくなるほどの惨状でした。
海の近くにあるお墓、ホントにお墓の石の選択には細心の注意を払うべきです。そんな墓地であるからこそ、一番お勧めなのが、「天山石」です。これほど海の近くの墓地にふさわしいお墓の石はないと言っても過言ではない、と思います。
次に、天山石をお勧めしたい墓地の環境として、「樹木が茂っていて、日当たりが悪い、じめじめしている墓地」です。
きれいに管理されている霊苑、都心部の日当たりのいい寺院墓地などではなく、日当たりの悪い、あまり陽の差し込まない、湿気対策が必要な、じめじめしている、そういう墓地です。特に田舎には多いんですが、山の斜面にある墓地、たいがい後ろに樹木が茂っていて、その樹木の落ち葉が落ちてきて、敷き詰められていて、よく言えば、「自然のじゅうたん」。ふかふかの自然のじゅうたんで樹木や動植物には最適な環境ではありますが、お墓の石にとっては、「湿気が抜けなくて、いつもじめじめしていて、コケやカビが繁殖しやすい」劣悪な環境となります。
「環境にもやさしくて、自然と共生できるお墓ってないものなのかね。」
そういうお墓を選択することもできますね。ただ、今回は今普通に建てられる「磨いてあるお墓」のことをお伝えしています。
汚い手書きの図ですが、縦軸が「お墓の魅力」、横軸が「時間の経過」です。
左の始まりの時が「お墓を建てた時」。ピカピカに磨いてあるお墓は建てた時が一番魅力が高い、状態なんです。一方、手加工のお墓、手加工というのは、ビシャン仕上げ、ノミ切仕上げ、叩き仕上げといった、ツルツルの光沢はないけど、温かみのある昔からある加工方法ですが、そちらの加工なら、建てた時が始まりで、徐々に魅力的なお墓になっていく、という感じなんですね。
本日は「磨いたお墓」について、書いております。「手加工のお墓」に関しては、また機会があれば書いてみたいと思っております。
最後の一つの条件は、「雪がたくさん降る地域」ですね。
兵庫県豊岡市も実は冬、雪がたくさん降る地域なんです。近畿地方の中では。多い年には、1か月以上、雪の中に埋まってしまう、って年もあります。私の子供の頃はホントに雪が多くて、屋根から地面に向かって、雪の滑り台を作れるほどでした。いわゆる豪雪地帯だったんです。今は豪雪とは言えなくなってきましたが。。。
雪に埋もれた状態って、「水槽に石を沈めた状態」にほぼ近い環境になります。極めて石にとっては厳しい環境なんです。そういう場所で吸水率の高い、つまり水をたくさん吸収する石を使ったら、お墓の石が大量の水分を吸収してしまい、その水分を吐き出すことが出来ず、変色(黒く変色する)状態になります。こうなってしまっては、光沢もくすんできて、早く落ちてしまうでしょう。水分も石にとっては大敵なのです。「磨いた石」という条件付きですが。。。
天山石で建てた方がいい墓地というのは主として、以下の3つの条件の墓地でした。
①海風が直接当たるような墓地
②日当たりが悪い、湿気が抜けない、じめじめしているような墓地
③雪がたくさん降り、長期間雪の中にお墓の石が埋まってしまうような墓地
人口の多い地域では当てはまる条件はないな、という場合もありますが、逆の言い方をすれば、「どんな環境でも最もいい状態が長持ちする石」だということです。通常のお墓の石なら、30年くらいから光沢が落ちてきます。最近の中国加工のお墓なら、もっと早く光沢が落ちてくる可能性があります。光沢って、研磨作業の工程がいかにしっかりと正確に加工作業がしてあるか、が極めて大きく影響します。その工程に手を抜いてあると、やっぱり早く光沢が落ちてしまうのです。
天山石といえども、同じです。いい素材だとしても、その加工の工程で手を抜いてしまうと、劣化も早く来るのです。
国産の最高品質の「天山石」を最もレベルの高い研磨加工で磨いた板石です。光沢計が「101」となっていますね。通常、100を超えることはないはずなんですが。。。黒みかげ石なら、素晴らしい磨きをしたら稀に100になるようなんですが、このグレー系のみかげ石でこの数値はあり得ない数値ですね。
いい素材、そして、腕のいい職人といい仕事。これが合わさったとき、奇跡の美しさが現れるんですね。
こんな素晴らしい天山石のお墓、私のお墓で建てたい、くらいです。。。(^_^;)
おはようございます。
兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店、大北和彦です。
天山石を体感するツアー、久しぶりの旧友に会ったような、感慨があります。
久しく忘れていた人に、久しぶりに出会えたような、なつかしさ。
また仲良くしたいですね。
さて、天山石の謎のアルファベットですが、ぜんぜん謎ではなく、等級を表すアルファベットだったのです。
天山石材株式会社の田中義人社長は大学の先生と石材採掘会社の社長を兼務する非常に珍しい方で、学者肌です。この業界では珍しい。。。ですね。。。その田中社長がそれまで全ての石を同じ価格、同じ条件で販売されていたのを等級を作られたのです。
これ、一見、「高く売りたいからじゃないの??」
うがった見方すれば、そうともとれるんですが、全く逆の見方すれば、
「良いものとそうでないものを価格という物差しで明確に分ける」ということをされたわけです。
とても、いいことではないかと思います。
本当にいいものを欲しい方は建ててみてから、「そうでもなかった」っていうリスクが排除できるから。建ててから、あ、思ったより色の濃い、目の細かいいい石だな、ってことがあるのは、ホントにラッキーなんですが、逆に、「思ってたより、色も薄いし、目も荒いし、ちょっとこれホントに天山石なの?」というお客様も同じようにありうるってことです。
色が濃くて、光沢が素晴らしく映える石でお墓を建てたいお客様には、そういう石が行くように。
多少、色は濃くなくてもいいので、予算に収まる石でお墓を建てたい方には、そういう石が行くように。
色目は全く気にならないし、目も荒くても全然かまわない。でも、天山石をリーズナブルな予算で建てたい方には、そういう石を提供できるように。
等級分けは現代のお墓を建てる人のニーズに沿った、必然の区分けなんですね。
必死にメモを取っているKくんの目の前にある「S」の文字。スーパーかスペリオルかわかりませんが、最高品質の石。最高の色の濃さの石。
この「S」マークの石を田中社長は「紺碧(こんぺき)」と名付けました。これは、石材販売店が時々変なオリジナルネームを付けて販売しているのとは、訳が違います。
石の採掘業者が、自社の石の等級分けを数値で区分して、それぞれに名前を付けたのです。
そして、この「A」はそれに次ぐ色目の石、「銀剛(ぎんごう)」この違いは並べてみると、素人でも違いが分かる程度の違いです。
さらに一番色目の薄い系の「万葉(まんよう)」という区分けされています。ただ一つ言えるのは、どれも品質は天山石だということ。色や目の細やかさが違うだけで、見た目が違うだけで、品質は同じなのです。どれも天山石に変わりはない、ということですね。
西日本で最もお勧めできる石、天山石。一度、その目で見てみませんか?実物を。
おはようございます。
兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店、大北和彦です。
先日、西日本を代表する銘石「天山石」の採掘場見学に行ってきました。
いつものことで、4時起床、4時半出発の早起きスタイル。
早朝7時過ぎには姫路駅到着。世界遺産「姫路城」が見えます。
久しぶりの姫路駅。
久しぶりの新幹線。思わず「撮り鉄」普通のN700系ですが。。。
天山石って、非常に強固で、ガラスコーティングしたような光沢が出て、素晴らしい石なんです。お墓に使う石の性質を比較するのによく使うのが、圧縮強度、吸水率、見掛け比重という数値を使うのですが、いずれも国内産ではトップクラス。
アメブロでも以前、「国産銘石ランキング」という企画をして、天山石は国産石でも最上位クラスでした。
「石のベストテン」~日本の石のベストテン
(「ベストテン」っていう響きが私世代だな。。。)
一般社団法人日本石材産業協会の中の私の所属している「顧客満足推進委員会」で作成した「国産銘石カタログ」にもしっかりと収録されています。非常に硬くて、水も吸いにくくて、重たい石なんです。
まあ、ぶっちゃけ言えば、「お墓にはもってこいの石」ってわけです。以前はかなりよく使わせてもらいました。お墓の石に。最近はすっかりとご無沙汰です。
今回の「天山石」見学会は15年くらいぶりに天山石の見学ですが、昔のイメージがあまりなかったので、初体験のつもりで参加させてもらいました。
(15年くらい昔に行った天山石の採掘場見学の時は、美味いラーメン食べたな、って記憶しか残ってない。。。)
博多駅からマイクロバスで迎えに来ていただいて、一路、唐津へ。
雨降りにならずによかったです。曇りですが、まずまずの天候。
お昼ご飯はここでいただきました。
高級弁当。美味しかったです。
採掘場は危険なので、ヘルメット着用が義務付けられています。
今回は2チームに分かれて、対戦形式で。。。
こちら、黄緑さんチーム。社長の奥さんは黄緑さんチームです。
青のヘルメットをかぶっているのは「青チーム」。ちなみに私は青チームでした。
天山石材の社長も「黄緑チーム」でした。このように、tenzanという名前を吹き付けるプレートを作って、出荷先が決まった石にはスプレーでtenzanと明記するそうです。
「天山石材」という漢字バージョンもあるみたい。その違いが分からないですが。。。たくさんの石が出荷先が決まって、発送を待っています。
さらに、石に「A」というアルファベットがスプレーしてありますが、これにも意味があるのです。
夜更新の兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店、大北和彦です。
明日から西日本に出張、銘石の採掘場を見学してきます。とても楽しみ。。。今日は寝ることができるでしょうか?(^_^;)
ところで、誰かが亡くなったら、お墓の戒名碑(副碑)に彫刻するんですが、これにはルールがあります。
とある戒名碑です。モザイクかけてあるので、ちょっとわかりにくいかもしれません。
子ども ← 母 ← 父 ← 祖母 ← 祖父
という順番で右ほど先祖の人から左の子孫へ、という流れになっているもの。これは最近ではほとんどこのパターンです。ですから、時々一行空けて、彫刻ってことが起きます。
ご主人よりも奥さんが先に亡くなった場合とか、子どもが先に亡くなった場合など、ですね。
これが、古いお墓の場合、「亡くなった順番」に彫刻、という戒名碑が稀にあります。親、子どもといったことを関係なく亡くなった人を右からどんどん彫刻していく手法です。でもそうなると、関係(夫婦、とか、〇〇の子供か、弟かといったこと)が分からなくなります。なので、必ず「関係」を彫刻するのがルールです。ただ、このルールをしっかりと決めておかないとわけわからなくなります。
この戒名碑の一部なのですが5人の人の戒名が彫刻してあります。それぞれモザイクが掛かっている部分は①の人の名前が彫ってあります。
つまり①の人がいて、②は①の奥さん、③は①の人の娘、とここまでは普通に理解できるのですが、④は①の人のお父さん、⑤は①のお母さんと彫ってあります。???うん??
となりますが、実は、亡くなった順番に彫ってあるなら、こういう順番はあり得ます。
④と⑤の人が長命だった。①と②は夫婦で早くに亡くなって、なんとその夫婦の娘も亡くなった。④と⑤にとっては息子夫婦とその孫娘にも先立たれて、ずいぶん寂しい老後だったんだろうな、と想像できます。
別の戒名碑ですが、⑥と⑧のモザイクは同じ名前が入っています。 ⑦、⑨、⑩、⑪の4カ所のモザイクには別の人の名前が入っています。
⑧、⑨、⑩、⑪の4人の人は全部関係が入っているので、⑥か⑦の関係者ってすぐわかるのですが、⑥と⑦は名前だけで関係がないので、2人の関係が全く分かりません。さらに、その前の代との関係も名前だけでは、分かりません。
このように戒名碑には、①家族の関係順、②亡くなった順という二つのルールがあるのですが、どちらにしても、しっかりとそのルールを守って彫らないと、せっかくの家族、一族の歴史がしっかり刻まれているのに、それが全く分からなくなってしまいます。
特に②亡くなった順はしっかりとルールを守って彫刻していかないと全くわけわからないものになってしまいます。十分考えて彫刻するべきでしょう。
ただ、これは施主(お墓の所有者)ではなく、彫刻する石材店の方がしっかりとプロとしての自覚をもって追加彫刻をするなら防げる問題だと思います。
おはようございます。
兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店、大北和彦です。
11月なのに晴天、なんだかちょっといつもと違う11月の兵庫県豊岡市です。
いつもは雨とか曇りとかばっかりなんですが、今年は晴れが多いですね。晴が続いてほしいな。。。
「福知山市」から引越ししてきたお墓を「豊岡市」に建て替え、完成しました。持って帰ってきたのは、お墓本体、戒名碑のみ。その他は新たに設置しました。
小さめなお墓ですが、立派なお墓として安置できました。神戸型と呼ばれる形のお墓です。
基礎工事は新しい手法を取り入れました。かなりしっかりしたお墓となっています。
化粧砂利の下はコンクリートです。水は抜けるようになっています。
「新しい手法」とは、基礎石を使ったことです。
お墓本体と戒名碑は基礎石を設置して、その基礎石に本体を接着固定する方法です。石とコンクリートは相性が悪く、なかなか完全に固定できないのですね。でも、金具で止めるわけにはいかない。なので、基礎石をまず設置して、その基礎石に金具+接着剤で固定し、その上にお墓の本体を設置します。
確かに手間が半端ないですが、一つの理想の「お墓の建て方」が出来たと思っています。
※ 上の写真は金具設置前です。この後、金具で設置しました。
おはようございます。
兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店、大北和彦です。
昨日はホントにいい天気で、快晴でしたね。その分、夜は放射冷却で、ホントに寒かったです。。。(^_^;)
今日からお天気が下り坂で、寒気がやってくるそうです。冬がとうとうやってきたか…(^_^;)
お墓、特に和型の墓は関西では、納骨口という穴が開けてあるので、どうしてもそこから雨水が入ってくる場合が多いわけです。
こちらが、二重台の納骨口です。穴が開いている石が中台という石です。その手前の薄い石が俗に「水板」と呼んで、水鉢を乗せる石です。この中台と水板の角度が大事なのです。ぴっちり90度(直角)になっていれば、水鉢とピッタリ合って、水(雨など)が侵入しずらいのですが、角度がずれると、底に隙間が出来て、そこからどんどん雨水などが侵入してくるわけです。あまりにも大きくなってしまうと、ミツバチなどの虫まで入ってきてしまいます。
ときどき、この水鉢の中に「ミツバチ」が巣を作っているお墓を見ますが、そのほとんどがこの二重台のお墓なのです。
この角度が大事なのです。お墓本体の基礎が不完全だったり、手前の水板の施工が不完全だったりすると、時間とともに傾いて、90度だった角度が80度になったり、100度になったりして、隙間が出来てしまうのです。
このお墓は、一枚の基礎コンクリートの上に基礎石を設置して、その上に中台と水板を接着しているので、別々に傾く可能性は極めて低いですから、隙間ができることはおそらくないですが、古いお墓はそういった理由で傾き、隙間が出来て、ミツバチの巣になったり、雨水の通り道になったりしてしまうわけです。
そういう心配が一切ない、完全防水のお墓が「信頼棺®」です。
但馬地方で唯一の正規代理店のおおきた石材店では、「信頼棺®」のお墓をお勧めします。
おはようございます。
兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店、大北和彦です。
ずいぶん寒くなってきました。兵庫県豊岡市は朝は10度を下回る季節になってきました。冬が来つつあるな。。。
工事している近くのお墓の外柵です。とても美しく石が施工されていますね。
こちらは側面から見た写真。
確かに非常に美しい施工がなされています。でも、この写真でわかることが一つあります。
「石」と「石」は金具で固定はされているかもしれないが、接着はされていない、ということ。
私も以前はこの施工の仕方をしていましたが、今は石同士は接着することにしております。接着するとどうなるか。
このように、石同士がくっついておらず、隙間があります。その隙間をシールといって、接着剤で塞いであります。
こちらもそうですね。みかげ石と近いグレーの色でシールします。
石材店の考え方次第なのですが、金具で固定さえしていれば問題ない、という考え方もありますが、私はできる対策は取るべきだと思います。
見た目は石同士がくっついている方が美しく見えるかもしれません。ただ金具が万能だとは言えません。いろいろな方法を併用することでより安心、安全なお墓になればと考えています。
お墓の石と石は固定しないとズレてくる可能性があります。何らかの方法で石同士を固定するのが、最近の標準施工となっています。どう固定するか、なのですが、見た目を重視するか、より確実に固定することを重視するか、の問題だと思います。
私は見た目よりも、中身を重視したほうがいいと考えているので、こちらを選んでおります。
外柵の石は、コンクリートの上に乗って建てます。コンクリートと石って相性があまり良くないというのは以前書きました。このお墓にとっての一番のウィークポイントに対処するために金具と接着剤の併用は必要だと考えています。
おはようございます。
兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店、大北和彦です。
お墓の引っ越しのために持って帰ってきた墓石。
かなり汚れておりますね。まずは手で落ちる部分があるので、汚れをそぎ落とします。
汚れだけではなく、接着のために「セメントペースト」が固まったものがこびりついております。そのセメントが固まったものは刃のついたスクレーバーでそぎ落とすか、叩いて落としますが、汚れは地道に落とすしかありません。
先ほどのこの石。花立の石と水鉢の石が乗っている石ですね。これから、まず表面にこびりついている汚れをそぎ落としますと、
ここまで落ちます。汚れって怖いですね。これほどの汚れが。。。長い年月の間に。。。(^_^;)
でも、まだシミが残っております。
石材専用洗剤で落としていきます。このレベルになると、説明書をしっかりと確認して落とさないと、取り返しがつかないことになることも。。。
だいぶ、薄くなってきました。汚れの首輪が。。。さすがにこれ以上は、通常の石材専用洗剤でも、なかなか落ちません。。。
そこで、秘密兵器の一点突破の強力石材汚れ落としの薬剤を使って。。。
ほぼ、落ちました。(^O^) かなり強力な洗浄力なので、適当に使うと石の光沢が落ちてしまったり、ボロボロになったり。。。危険なので、あくまで最終兵器です。
今回はあくまでサービスで施工させてもらったので、ここまでですが、もう数回この薬剤で洗浄すれば、僅かに残った汚れもほぼ落ちるはず。
ただ、プロ専用の超強力な特殊洗剤なので、良く落ちる分、石にもダメージが大きいです。慎重に使わなくてはいけませんね。
おはようございます。
兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店、大北和彦です。
今日は雨降り、台風が近づいているそうです。今年最後の台風になってくれたらいいのにね。
和型のお墓には2重台と3重台があります。ごくたまに4重台とかもありますけどね。。。(^_^;)
Q246~2重台?3重台(http://ohkita-sekizai.com/?p=15156)
で、実際どちらがいいのか?となると、難しいものがあります。予算とか墓地の広さとか。。。ただ違いと構造とをよく知っていると選ぶ時、決めやすいのでお伝えします。
2重台のお墓の見分け方は「水鉢石と花立石が台の上に乗っているか、板石の上に乗っているか」ですね。
上の写真、水鉢と花立の石は。。。板石の上に乗っていますね。
台が①、②と二つあって、二重台というのが分かります。(横から見たら一目瞭然)別のお墓でも見てみましょう。
このお墓は、ちょっとごちゃごちゃしてますが、2重台です。水板という石の上に花立と水鉢石が乗ってますね。(水鉢石の下に経机という台が更にある独特の形状です)
おそらく、この2重台がお墓の元々の形状だと思います。2重台でしかも元々は納骨口すらなかった。土葬ですからね。必要ないのです。土葬して、何年かして、土葬の棺がつぶれて、それからお墓建てていたはずです。納骨口が出来たのは、火葬になってからです。
2重台があって、その時代が長く続いていました。ところが火葬の時代になって、跡からではなく、最初にお墓を建てても大丈夫ではないか?と気づいて、亡くなってすぐにお墓を建てることが増えたかもしれません。ご夫婦のお墓の場合、ご主人が亡くなってお墓を建てて、ご主人のお骨はお墓の石の下に埋葬されていますが、奥さんは後から納骨しないといけないですよね。どうやってする?となって、横とか後ろとかに穴を掘って、そこからお墓の下になるようにお骨を押し込むように入れて、「納骨」されていたはずです。
実際、そのようなお墓を見た記憶があります。あるいは、お墓の横、ぜんぜん墓石の下ではなく、墓石の横に埋葬されていたお骨も結構ありました。
昔は個人のお墓、夫婦のお墓が普通だったのでそうしていたでしょう。ところが個人のお墓が「家族、一族の墓」つまり「家墓」になったので、たくさん納骨しなくてはならなくなった。そこで、より納骨しやすく、たくさん納骨できるように、3重台が発明された、というのが流れだと思います。
ちょっと汚れている写真で申し訳ないですが、これが3重台のお墓の写真です。
一番下の3重台、俗に芝台とも言いますが、この石の上に花立石、水鉢石が乗っています。
そして、その水鉢石をどけると納骨口が見えます。この写真では、骨壺が見えています。
つまり、「水鉢の石と花立の石が一番下の台(3重台)の上に乗っている」のが3重台なのです。
2重台では、お墓の下に納骨するスペースを用意しなくてはいけないのですが、お墓の基礎でもある部分なので、そんなに大きくできないです。でも火葬を始めた直後、焼骨をそのまま埋蔵していたはずの頃は2重台でも十分だったと思います。ところが、骨壺に入れて四九日(満中陰)まで自宅に安置して、そのまま壺ごとお墓に納めたいとなったとき、
「2重台では狭いな」となったはずです。そうなったとき、石屋さんが思いついたかどうか分かりませんが考え付いたのが、
「台をもう一つ増やそう」ということです。そうすれば、広いスペースに納骨できる。もっとたくさん納骨できる。
そうなると「もしかして、夫婦2人だけではなく、家族全員のお骨も納められるかも!!」と思いついて、家族のお墓= 「家墓」が発明、大流行した!!
というのは、私の妄想ですが、当たらずとも遠からず、ではないかと思います。3重台が発明されなければ、「家墓」もあり得なかったはずです。特に関東の「全骨をお墓に納める」という習慣は、2重台ではまず無理です。
お墓の形なんて、全く変わってないはず、と思っていましたが、実は時代の流れと需要に応じて、お墓も構造が変わってきていたんですね。
であるなら、これからも様々なニーズ、需要に応じて、お墓も変わってくるはずです。今、お墓いらない、という人が増えてきていて、お墓自体は減ってきていますが、それでもどうしてもお墓を持ちたいという人は一定数いて、その中でも、新しいニーズに対応した、新しい形、構造のお墓に代わってくるはずです。
いつまでも、昔と同じ形、構造のお墓では、魅力はますます失っていくばかりでしょう。
おはようございます。兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバザー、おおきた石材店、大北和彦です。
ホームページの中身の見直しをしております。結構地味な作業です。
で、たまたま見かけたこのページ、中身を見直して、一新しました。
http://ohkita-sekizai.com/?p=15934
「埋葬」「埋蔵」「収蔵」という言葉は、まったく違うことを指しています。よく知っていないと、恥をかくだけではなく、とんでもない間違いを犯す可能性もありますので、よく意味を知って理解しておくべきだと思います。
石材店などお墓の専門家でもよく分かっていない人、結構たくさんいらっしゃいます。
くれぐれもお間違えなく。
こんばんわ。
兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店、大北和彦です。
小さめなお墓ですが、お隣り、京都府の福知山市からお墓を持って帰ってきて、豊岡市森地区に設置する工事しております。
で、持って帰ってきた石ですが、「お墓を右から左へ運ぶだけだから、費用なんて掛からんでしょ」
と、思ったあなた。そうあなたです。素人の浅はかさ、です。
お墓の移転って、実はすごい手間がかかるんです。中には「新設のお墓の3倍の手間がかかる」とおっしゃる石材店さんもいらっしゃいます。3倍ですよ。3倍。どうしてそんなにかかるのか? 新しいお墓の石はそのまま施工できるんですが、建っていた石は基本、古い接着剤が付着してます。それをまずそぎ落とさないと、施工不良になってしまいます。実は大変な、見えない手間がかかるのです。
遠目にも、汚れているのが分かりますね。手前の水鉢の石(手前左)とその水鉢の台になる「水板」という石ですが、どちらもずいぶん汚れています。これらの汚れを落とさないと、施工不良になります。そして、汚れている石をそのまま据えるのも、心情的にもあまりいいものではありません。
左上が戒名碑の足が二つ。その右がその足が乗る戒名碑の台。左下がお墓正面のお供え物を置く供物台。その右の長い石が二つあるのが、花立の石です。戒名碑の台の上には戒名碑の足が固定してあったであろうノロ(セメントと水、接着剤を練ったもの)が固まったもの。これを全てそぎ落とさないといけません。
上の写真の上、供物台の裏側にも同様にしっかりとノロの固まったものが付着しております。これもすべて取り除きます。花立の石も表面をきれいに掃除して、裏面を掃除。とにかく、石の表面の掃除と下面の付着物の切除。これを全ての石に施さないと、再び施工できません。とにかく建てるまでにいろいろすべきことがあります。
そして、もう一つ。「お墓あるある」
この花立石は通常、固定されていません。納骨の時、動かした方が納骨しやすいのと、掃除の時も動かした方がそうじしやすいから、です。動かしやすいというのは、動かなくてもいい時も動く、ということ。ということで、花立石ほど、石のカドが欠損している石はない、です。
こんばんわ。
兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店、大北和彦です。
本日、豊岡市の市街地、大開通を通行止めにして、大規模な火災消化訓練が実施されました。
参加した、というよりも見学したというレベルでしたが、たまにはこういう訓練、必要ですね。
さて、その訓練の後、この記事を書いておりますが、けっこう信頼棺という水が入らないお墓の記事を書いているつもりだったので、その記事のまとめページを作ろうと思って検索してみると、思ったより多いな。。。けっこう書いてます。いろいろな場面で「信頼棺®」というお墓のことを書いています。いろいろ見直して、今後も信頼棺のお墓を利用してもらえるよう、頑張っていきます。多少費用は掛かりますが、以前のお墓より数段、強固で、水も入らず、害虫というかハチとかクモとかに侵入されることもない、いろいろな意味で新しいお墓です。
ぜひ、新しいお墓を検討中の方、読んでみてください。
信頼棺のまとめページ(http://ohkita-sekizai.com/?p=24082
ちなみに、この下のリンク(人気記事ベストテンのその下の青いボタン)でもクリックすると同じページに飛びます。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
おはようございます。
兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店、大北和彦です。
久しぶりに動画を記事に入れようと思って、アップしていると、なんだか不具合が起きて、
お蔵入りになりそうな記事をなんとかしようと苦心して、、、結果、寝不足です。。。(^_^;)
ところで、作業していて見かけた記事。仏事に関する質問を僧侶の方が答えるというページで、「父の遺骨を納骨しようと思っているが、お墓の内部に雨水が侵入して骨壺に水没すると聞くが、何とかならないのか?」という質問に対して、何人かの僧侶の方のお答えはいくつかあったんですが、みなさん、おおよそ、お墓に水は入る、入ってくるだろう、とのお答え。で、その対処の仕方として、
① 骨壺に水が入ってきてしまうのは仕方ないので、納骨袋に移し替えましょう。
② 水が入ってきてしまうのはどうしようもないので、水が溜まらない骨壺に移しましょう。
③ 土に還るように納骨袋に移し替えましょう。
④ 骨壺の底に穴を開けたらどうですか?
というのが、主な回答でした。はっきり言って、そんな答えでいいんですか、と思いました。全てのお答え、基本、水が入ってきて、水没してしまう。一旦は水の中に、ということを認めている、ってことですよね。質問者の方は「お父さんのお骨が水に浸かる、水没するなんて、我慢できない。何とかできないですか?」という問いに対して、その答えでいいんですか?例えば、時期的に非常に不謹慎なことを書いてしまいますが、「水の事故などで亡くなった方のご遺族が果たしてそんなお答えで納得されるでしょうか?」という話です。
骨壺から納骨袋に移し替えても、たまたまお墓を開けた時、水に浸かったお骨を見かけることがない、というだけで、「いつも常に、一度は雨が降ったら、水に浸かっている」ということですよね。水が溜まらない骨壺も同じことです。ゲリラ豪雨の時は一旦水に浸かってしまって、その水が溜まったままか、それとも外に抜けるかの違い。一度は水の中ですね。骨壺の底に穴をあけるのも同様のことです。全く同様ですね。「土に還るよう納骨袋に移し替えましょう」は全く答えになっていない。
焼骨を骨壺から納骨袋に移して、お墓に納骨しても、最低50年以上は土に還りません。(たぶんですが。。。)
お骨なんだから、水に濡れても自然に還るということなんだから、構わない、という人ならいいんです。全く問題なし。でも「雨に濡れるものイヤ。まして水の中に、なんて。。。」という人にそういう回答では到底、納得されないはずでは?
「信頼棺®」なら、雨水に濡れることなく、安心して納骨し続けるお墓となります。
おはようございます。
兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店の大北和彦です。
台風が接近中です。皆さま、備えあれば憂いなし、と言います。万全の対策をしましょう。最近の台風はほとんど但馬地方には影響ないな、って安心してたら、とんでもないことになりますよ。
昨日は、小雨交じりの曇り時々雨という天気でしたが、コンクリート工事には、最適な天候だったのかもしれませんね。コンクリートでお墓の基礎を作りました。こういう天気が一番コンクリート施工には最適な天候です。
1㎥という量のコンクリートを地面に穴を掘って、そこに流し込むっていうのが、簡単に説明すれば、あらましです。1㎥ってどのくらいの量なのか?横1m×縦1m×高さ1mの直方体が1㎥という体積になります。一見大した量ではないな、って思いますが、実はすごい量なんですよ。普段、私がお墓に使うコンクリートの量は0.3㎥とかなので、軽トラックに何とか乗りますが、1㎥となると無理です。なので、ミキサー車に持ってきてもらいます。
こういうやつです。子供が好きな「働く車」です。これで持ってきてもらったのですが、1㎥のコンクリートは2.3トンくらいあるそうです。重いな~~
あ、ちなみに普段軽トラックで運んでいるって書きましたが、1㎥が2.3トンなら0.3㎥でも690キログラムじゃないか!!過積載!!と思われた人、いないかな。。。いるな。。。普段は「カラ練」と言って、水をほとんど含んでいない状態で運んでいますから、ずいぶん軽いですよ。水を含んでない状態で運んで、現場で水と混ぜ合わせて施工します。一番新鮮なコンクリートを使うことができるんですよね。
あ、コンクリートを流し込むって簡単に言いましたが、ただ流し込んだだけでは弱いので、中に骨組みの鉄筋を組みます。人間の体で言えば「骨」に当たります。コンクリートが割れたり、ひびが入ったりしないように、骨組みを組むわけです。今回は13ミリの鉄筋で組んでいます。かなり丈夫ですよ。
バイブレーターという振動をコンクリートに伝えて、細かい部分までしっかりと密着するように流し込みます。そして、流し込んだだけではなく、その表面をコテでしっかり押さえます。このコテで押さえる、という行為をすればするほど、コンクリートの表面が丈夫になります。しっかり押さえましょう。
押さえるだけではなく、高さもできるだけ同じ高さ、まっ平な表面に仕上げます。
が、上の写真の一部が、ガタガタなの、気付きました? 気づくわね、当然気づきますよね。誰でも。。。(^_^;) ちょっとコンクリートが足らない状態でした。計算ではちょっと余る予定だったんですが。。。
このちょっとは、骨材を持ってきて、手で練ってコンクリートを作って、何とか完成。
今回は地盤が柔らかいので、しっかりめのコンクリートを施工しました。
今日は夕方にも更新します。
兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店、大北和彦です。
先日からホームページのブログの内容の見直しをしております。
一度投稿してそのまま放置、ってのが普通ですが、やっぱり再度見直して、修正ってのが必要のようです。
で、「人気記事ベストテン」っていうリンクを記事の下に設置しました。この記事の下にもありますよね。
でおおきた石材店の一番の人気記事は。。。。
「五瓜(ごか)に唐花」と「織田瓜」は同じか、違うものなのか、という記事でした。。。マニアックすぎる。。。(^_^;)
おはようございます。
兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店、大北和彦です。
昨日は急きょ、京都市内まで日帰りしておりました。
帰宅の途上、豊岡市長谷の交差点からみた夕景。
すっかり涼しくなりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
城崎温泉のお墓リフォーム工事、完成しました。そのビフォーアフターです。
草が一面に生えていたのですが。。。
ほぼ草が生える余地はなくなりました。
コケで真っ赤だったブロック塀ですが、全て撤去して、
逆の場所からの撮影ですが、石の塀に交換して、コケも生えにくくなりました。
お墓の真ん中の通路も草だらけで、なおかつ段が高かったので、
階段を設置しました。右側の黒石はお墓ではなく、記念碑です。
お墓の前の花立、水吞み、香立の部分。左のお墓は何もない状態。右のお墓は、花立の石、ありますが、地面に刺さっていて、花を挿す穴が小さくて掃除がすごくしにくいはず。
奥のお墓は新しく水鉢と花立が一緒になった石を設置して、納骨できるように作り直しました。右のお墓は地面に突き刺すのはコンクリートなので、無理です。板石を新しく設置して、その上に置くように加工し直しました。ステンレスの筒が入るように穴の大きさも大きく。
更に、一段上に上がってお参りできるように、拝石を設置しました。
そして、向かって左隣のお墓との境界には、高低差があって、落ち葉やいろいろなものが落ちてきやすいので、同じ高さの塀石を設置しました。
メンテナンスはずいぶん楽になったと思います。
おはようございます。
兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店、大北和彦です。
昨夜はやっと城崎温泉近くのお墓のリフォーム工事が完成して、ほっと一息。
夕方来てくれた取引業者さんが持ってきたパンフレットに素敵なお墓が。。。(^O^)
思わず建てたくなった!!図。
素敵なお墓たくさん建てたいですね。
おおきた石材店では、お墓でお困りの方のご相談に基本無料にてお答えしております。
兵庫県豊岡市にお墓があるんだけど、
住んでいるのは神戸、姫路、明石など。
または京都、大阪、関東などにお住まいの方、お問合せ頂いております。
兵庫県豊岡市にお住いの方からのお問合せもありますね。
男性よりも女性がやや多いかも。
でも、兵庫県豊岡市にお墓がある方のみではなく、「お墓全般のご相談、ご質問」も時々あります。わかる範囲でお答えいたしますよ。
どこからくるお問合せが多いかというと、
一番多いのが、メールでの問い合わせ。
メールにて、お墓で困っている方からの「助けて~~」メールが時々来ます。
一番下の「メール問合せ」ボタンから送ってください。問合せフォームが開きます。
それから、電話でのお問い合わせもあります。
お電話でも基本、可能な範囲で受け答えさせていただきます。作業中、運転中という場合もありますので、その場合は出ることできない場合もありますが、時間をおいて再度電話いただけたら、電話でも応対いたします。
そして、更にもう一つ相談窓口を設置しました。
「LINEでのお問合せ」です。
下から2番目 ↓↓↓↓ にあるLINEの「友だち追加」ボタンをクリックして友達になってください。
ご質問の場合、まず、トークにて「質問があります」と投稿してくださいね。
その後にメッセージをお送りします。
おはようございます。
但馬、豊岡のお墓、墓石のアドバイザー、おおきた石材店、大北和彦です。
台風が逸れてくれて、どうやら大丈夫のようです。
いろいろ心配してましたが。。。
で、長い間頑張ってきた豊岡市城崎町湯島、つまり、城崎温泉のど真ん中メインストリートをちょっと外れた、山際のお墓のリフォーム工事、完成しました。
とっても蚊(か)が多いので、蚊取線香は手放せません。元々「屋外用」の太い赤いやつを使っていたのですが、使い切り、、、家で使ってたあまりの蚊取線香使ってました。
通路は運搬車が入って来れない。一輪車がやっとな狭い通路をたくさんの不要物を運び出し、新しい石を運び込み、路上には駐車しておけないので、借りていた駐車スペースにいちいち移動しながら、手間暇かかって、何とか完成。最後は借りていた駐車スペースの約束の期間を過ぎてしまったので、コインパーキングに停めながらの作業でした。。。
お墓ではなく、記念碑も設置したのですが、なかなかいい感じで出来ました。
出来た後、養生。この墓地は裏がすぐ山の崖で、葉っぱや、枯れ枝、落ち葉、時には山の土や石まで落ちてきて、墓地内に落下します。作業してても、すぐに落ち葉が落ちてきて、コンクリート施工の時はずいぶん落ち葉と格闘、しました。
そこで、施主様が最初にお参りに来られるまでは、このように養生して、きれいな状態で置いておこうと思いました。
私が工事したお墓の中で最強の“落ち葉の量”かもしれません。
おはようございます。
但馬、豊岡のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店、大北和彦です。
毎日更新心がけようと思っておりますが、現場作業の後は、疲れてなかなか書けません。。。。
というわけで、
今日は、更新いたします。台風がやって来そうなので、その前に頑張ります。
今、城崎温泉のすぐそば【城崎町湯島】でのお墓でリフォーム工事しております。
ラストコーナー回ったあたりなのですが、大きな失態をしてしまいました。
お墓の手前部分、一番目立つ場所ですが、予めコンクリートをうっていました。
少し余ったので。。。
とても暑い日だったので、まだちょっと柔らかい感じだったんですが、ほうき目入れて、周りを押さえて、できたと思って帰った後、
季節外れの夕立というか、土砂降りがあったようで、
こんな状態に。。。(^_^;)
雨で表面が洗われて、しかも、落ち葉が非常に多い墓地なので、その落ち葉が落ちて、
変色。。。
酷い、酷すぎる。。。せっかく押さえたのに。。。
というわけで、全て、表面を削って、施工し直しです。
奥の部分も土間コンクリートをうったので、今度は一緒に施工。
今回はしっかりと養生して帰りました。
完成にほぼ近づきましたよ。
おはようございます。
但馬、豊岡のお墓と墓石のアドバイザー、大北石材店、大北和彦です。
昨日は、城崎温泉のお墓リフォームの続きを行こうと思ったんですが。。。雨です。
途中で引き返してきました。。。うちのあたりは曇りだったんですが。。。
雨には勝てません。
なので、青木石の加工の続きをします。
表面と裏面が磨けたので、それ以外を磨いていきます。と、ここで、これ見てくれますか?
こっちの面です。
この赤枠の面、下の面ですが、よく見ると、筋がはいってますね。
別の角度からの写真です。このお墓の戒名碑を加工した人は、見えないだろうと思って、下の面をカットしただけで済ませてありました。
でも、この微妙な段差で、碑自体が不安定になって、カタカタと微妙に動いたりするんです。以前紹介したあの細い足なら、なおさら、です。
しっかりと、足があった部分、跡が残ってますね。
これをきれいに磨きで取りました。段差もなくなって、安定感も増します。
見えない部分ですが、こういうところもしっかりと加工すれば、よりよい、より安定感の増す、いいお墓になります。
おはようございます。
但馬、豊岡のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店、大北和彦です。
ビルの壁面を石の割り肌でつくってあります。
なかなか素晴らしいですね。
日本は木の文化なので、こういう石の壁って見慣れないですが、
それだけに魅力的に見えます。
特にこの当たり、すごく面白いし、興味深いです。
ただ、全て(?)の石が「外国産の石」なのがすごく残念ですが。。。
さて、青木石の加工をしております。
一面だけ磨けたのですが、その後も磨いていきます。
先日磨いた一面。横に置いた元々の表面と比較するとすごく違いが分かります。
ひっくり返して、裏面も磨きます。明らかに光沢が違いますね。この写真でも分かるな。。。
ここ、少しだけ「黄色く」なっておりますね。この石の特性ですが、このように端が黄色くなります。
ならない青木石もあるのですが、なる場合が多いかな。これは磨きでは取れない場合が多いです。
研磨盤で磨いていくと、表面を一枚薄皮をはぐようになって、全く新しい光沢が出てきます。
美しい光沢が出ました。でも先ほどの黄色い変色部分の黄色は落ちませんでした。長年の経年の間に、内部深くまで黄色く変色してしまっているので、磨きでは取れないのです。
そういう性質を青木石は持っております。でも、これでメリットですか?青木石の欠点ですか?
先日、石材商社の営業マンさんが来て、この石を見て「大島石ですね。」と言いました。実際、磨いた後、私も「これって、もしかして大島石では?」って思ったほど。
それほど大島石に似ている、そっくりな石なんです。それほど光沢が美しい石です。
光沢が美しいのもこの石の性質。端が黄色くなりやすいのもこの石の性質。石って、自然からの頂き物ですから、いろいろな性質を持っています。
いいところもあれば、ちょっとこれは。。。って思うところもある。でもそれでいいのではないですか?
大島石よりもワンランク、ツーランク安いです。国産の石でお墓を建てたいって思った時、青木石、いい選択ではないかと思います。
おはようございます。
但馬、豊岡のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店、大北和彦です。
昨日、夜、こちらに。久しぶりに「御座候(ござそうろう)」。美味しかったです。でも、作ってる人、まだ見習い以上って感じでしたね。いつもの見事な手さばきではなかったです。しばらくすると見事な職人になられるでしょうけどね。これだけ売れているんだから。。。(^O^)
ぶあつすぎる戒名碑。持って帰ってきましたが、カットして一面だけ磨き直してみました。
いや~実のこというと、この石、ホントに青木???って思ってたんですよね。色が多少、白すぎるし。。。目なりは青木に似ているけど。。。
加工途中。うん、やっぱり青木石だ。
磨けました。光沢も青木石です。でもずいぶん薄くなったな。。。これが普通サイズです。
ちなみに、比較写真。わかりますか。磨いてない(光沢が落ちた部分)と磨いた部分。
アップにしたら、こう。まるで、生まれたての赤ちゃんの肌が出てきた、って感じになります。ほぼ光沢がなくなっていたものが。
上から4枚目の写真が一番分かりやすいですが、一目瞭然。正しくお墓の「アンチエイジング」
いや、少し意味合いが違うか。。。
つまり、まっさらの生まれたての子供のような、美しい石が出現するということですね。
お墓の磨き直しって、ごくまれにしますが、費用が掛かりますが、その石が生まれたての素肌を見せてくれるのです。思い入れの強いお墓の石がまっさらになる。特に国産の銘石と呼ばれている石はお勧めです。費用的にも安くできる場合があります。古いお墓が見違えるほど美しくなりますよ。
おはようございます。
但馬、豊岡のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店、大北和彦です。
今、温泉と豪華寝台特急【瑞風】の立ち寄り駅で有名な「城崎温泉駅」から歩いて5分のお墓工事しております。
なかなかに観光で来るにはいいところですが、お墓工事には不向きですね。。。とにかく繁華街から数メートルの路地の裏にお墓があります。
やっとここまで、できたな。。。機械は使えない、車は停めておけない、通路は狭いという3重苦ですが、なんとか。。。
超強力な平型固定金具を初めて使用。
分厚い上に特殊形状。曲げることは不可能ですね。
初めて現場に使用。
コンクリート施工まで、できました。
厳しい現場でした。まだ終わってないけど。。。(^_^;)
おはようございます。
但馬、豊岡のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店、大北和彦です。
今日も天気はスッキリしないようです。
でも、雨は降らないようなので、いろいろ進められて、有難い。昨日は凄い肉体労働して、ちょっと疲れ気味ですが、今日は墓地墓地がんばります。
厚み163ミリの規格外の厚みの戒名碑、持って帰ってきました。重たいのはもちろん、墓地は玉垣が囲ってあり、外に出すのに一苦労。。。(^_^;)
とりあえず工場に持って帰ってきました。
工場に持って帰って、やっと一安心。。。
改めて、厚みを計ってみると。。。5寸4分。163ミリですね。やっぱり。
で、こっちが足。こんな貧弱な薄い足ではもたないと思うんだけど。。。2個合わせて、1個だよな。。。普通。。。
あれ、これくっ付けたら、ちょうどベストなサイズ。もしかして。。。
いらないことは考えまい。。。
加工していきます。足は新しく作ります。
おはようございます。
もうすぐお彼岸ですね。
但馬、豊岡のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店です。
お彼岸はお墓参りに行くのが、日本人の慣例となっております。お墓じまいしてしまうと、お墓参りに行けない、となります。
じゃあ、お墓じまいしてしまった人はお彼岸、どうすればいいの??
そんなことを日々考えている今日この頃ですが、皆さんは考えませんか???
あ、考えないんですね。だから、「お墓じまい」するんですね。了解しました。
墓石の金具関係を取り扱っている会社。川本商店さんという会社があります。商店という名前ですが、かなり大きな会社です。そこは比較的、高級志向の金具、道具を取り扱っていて、お墓の灯ろうの中に入れるロウソク立も高級品を扱っています。
この中に入れるものですね。
一見、普通に見えますが、よく考えられています。
横から見たら、こうなっております。
取っ手があって、狭い灯ろうの中まで押し込むことができます。
でもって、ロウソク立にガラス製の防風筒が付いていて、風で消えないようになっております。
中にはロウソクを立てるように、突起があります。
まあ、当然外せるんです。ガラス製の防風筒。
このように、多少固めに固定してあります。すぐに外れると危ないですからね。
このガラス製の筒。耐熱ガラスで出来ていて、熱では溶けにくい性質です。時々熱で溶けているロウソク立見かけますが、あれは、チープな製品です。
【川本商店】の製品はそのようなものはありません。
(注……炎の中に投入したりしたら、溶けるかもしれませんが。。。(^_^;)
また、このガラス製の筒、上と下にステンレスで飾りが付いてますね。これはただ単にかっこよくするためだけではありません。この上と下、ガラス製品の弱点で、欠けやすい。
なので、保護のためについているんです。さすがですね。安い製品ではこれは付いておりません。
更に、後ろを見ますと、このようになっております。
この部分はねじ式です。どうしてねじ式になっているかというと、
このねじを回すと、
取っ手がスライドして、伸びるようになっております。一番最初の写真と比べると一目瞭然。取っ手が伸びていますね。
こっち,一番最初の写真。
つまり、灯ろうの奥へ押し込むのに便利なようにとっての長さの調整ができるんです。
たくさん工夫のある【川本商店】さんのロウソク立て。
ロウソク立が必要な時は、ぜひ【川本商店】さんのロウソク立をご用命ください。
おはようございます。
但馬、豊岡のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店、大北和彦です。
真夏のような暑さが帰ってきて、「秋はまだかよ。。。(^-^;」という心の声が思わず飛び出しそうになってくる今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
豊岡では朝晩の寒暖差がずいぶんでき始めて、そろそろかな、って感じです。
稲刈りもほぼ終わりつつあり、新米の季節かもしれませんね。
ところで、先日、野田川町まで出張して行いました「お墓じまい」のお客様から「お客様の声」を頂きました。またもや「お墓じまい」させていただいたお客様です。ありがたいです。
直接のお客様ではなく、いわゆるご紹介のお客様でした。
【お客様の声 33】東京都北区在住 W.K様(男性)
http://ohkita-sekizai.com/?p=23803
ご紹介のお客様は実は非常に神経遣います。
紹介いただいた方の顔に泥を塗るわけにはいかない、という思いが強いので、どうしてもいろいろと気を使ってベスト以上の仕事をしたいという気持ちがつよい。なので、こういうお手紙を頂いたら、ほんとにやってよかったとよりうれしいものです。
今回も遠方でしたが、喜んでいただけて、ほんとによかったです。
次のお仕事も、自分にできるベストのことをやっていきたいと思っております。
こんにちは。
但馬、豊岡のお墓の墓石のアドバイザー、おおきた石材店、大北和彦です。
昨日は「青木石」について書きました。
青木石って、かつては、一番よく使う石の代名詞だったんですよね。原石、小割と言いましたが、それをカットして、磨いて、文字彫って、お墓として建ててました。私自身、一番加工して、文字彫った石が青木石でした。
ですが、時々、「大島石」でお墓を建ててほしい、という依頼があって、大島石の加工もたまにしてました。まず色が違う。目なりが違う。硬さも違う。加工しているとその硬さを実感します。でもって、一番違うのが、出来上がった美しさ。
そして、一度素晴らしい「大島石」を見かけて、大好きになってしまったみたいです。
たくさんの「大島石」の記事を書いてますが、その中で厳選して下に列記しました。ほぼすべて、以前の「アメブロ」で書いてます。大島石、ホントに惚れる石ですよ。これに惚れたら、他の石に見向きもしなくなる、他の石と比較する、ということができなくなる。そういう石です。
同じ価格帯の石とどっちがいいかな、なんて言っている時点ですでに、
「大島石」でないとダメなんだ。天山石もいいし、庵治石もいい。東北の銘石も捨てがたいけど、私は「大島石」でないとダメなんです。
そう言える人に選んでほしい石です。
◇大島石~誰にでもお勧めできる石ではないですね。
http://ameblo.jp/ohkita-sekizai/entry-11565112898.html
◇懐かしいな。。。何もかもが。。。
http://ameblo.jp/ohkita-sekizai/entry-11563727817.html
◇今年の夏のお墓ができました
http://ameblo.jp/ohkita-sekizai/entry-11571743694.html
◇庵治石と大島石で迷っている
http://ameblo.jp/ohkita-sekizai/entry-11339130286.html
◇大島石は等級で選ぶべし
http://ameblo.jp/ohkita-sekizai/entry-11238919413.html
◇大島を値段で選ぶなよ!!
http://ameblo.jp/ohkita-sekizai/entry-11188038867.html
◇大島特級と言えども、劣化はします
http://ameblo.jp/ohkita-sekizai/entry-11771396525.html
◇大島石か天山石か迷った人は。。。
http://ameblo.jp/ohkita-sekizai/entry-11224830562.html
少々書きすぎかもしれませんね。
でもホントに大島石、いい石ですね。
連続の読み物も書いてます。
こっちもどうぞ。
◇私も惚れた!!大島特級 帰ってこい大島石~①、②、③、④、⑤
おはようございます。
但馬、豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店の大北和彦です。
唐突ですが、工場裏の堤防で工事が始まりました。
堤防の補強工事が行われるようです。
まあ、とりあえず今日は快晴のようです。秋ですかね。。。(^O^)
戒名碑のリフォームをすることになって、青木石の加工を久しぶりにすることになったので、あまり青木石をご存知ない人のために、青木石を説明しようと思ったのですが、
ん??
青木石、以前に書いたな、って思って見返してみたら、けっこういい記事書いてます。「青木石」の魅力を余すことなく、紹介してます。
「Q285~青木石(香川県丸亀産)はどんな石?」 http://ohkita-sekizai.com/?p=16831
~おじさんのお墓も青木石で作らせていただきました~
「お勧めの石⑦弘法大師の石」 http://ohkita-sekizai.com/?p=2165
~青木石が採れる石「心経山」の頂上でポーズをとれないと青木石は使えません。。。(嘘やがな。。。(^_^;)~
二つの記事とも、今読んでも興味深い、中身の深い記事です。。。(自分で言うか。)
いや、全く覚えてないですが、けっこうしっかり書いてます。
良ければ読んでみてください。
メールお問合せ
おはようございます。
但馬、豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店、大北和彦です。
昨日より雲が多いおいですね。。。涼しいですが。。。豊岡のランドマーク、来日山は見えてますが。。。
文字彫刻に行こうと思っているんですが雨大丈夫でしょうかね。。。
戒名碑のリフォームのご依頼を頂きました。
一見、普通の戒名碑(副碑)に見えます。が、実は「文字が見えにくい」というご不満。
確かに見えにくいですね。しかも。。。よく見ると。。。足が貧弱ではないですか? 細いというか、小さいというか。
碑の厚みが、165ミリもあるんです。通常、100ミリから120ミリが普通です。新しいお墓など、90ミリとかもあります。
せっかくお父さんが建てられたお墓なのだから、薄すぎないように120ミリの厚みにカットして、磨いて、文字を彫り直す、というリフォームです。
足は新しく作り直します。
さて、時間もあまりないので、多少急ぎ目で行きます。
メールお問合せ
但馬、豊岡のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店、大北和彦です。
昨夜は豊岡近辺、昨夜の雨とともに暑さが遠のき、急に秋めいてきた気がする兵庫県豊岡市です。
構造物というものは、必ず全体のバランスを取らなければなりません。
お墓も例外なく下にあるものほど、しっかりとしていなくては、簡単に倒壊してしまいます。
さて、お墓じまい作業中の古いお墓の写真です。
お墓の構造がよくわかるので、使わせてもらいました。
一見、普通の構造のお墓に見えますが(というか、普通の人はこんなところを見ることはまずないはず。。。(^_^;)
下の石は 「芝台」と言って、一番下の台石です。その台石とその上の中台と呼ばれる石との掛かりと呼ばれる幅。
たったこれだけしかないのです。これだけで上の石を支えているわけです。少しでもズレたら、落っこちてしまいます。。。(^_^;)
反対側は少しだけ多いですが、それでもこれだけです。
これ、しかも、固定してないのです。ただ載っているだけ。怖くないですか?
全体でもこの赤線の枠内のわずかな部分で上の石を支えております。非常に微妙で、少しずれると、上の石が傾いてしまいます。むしろ、真ん中の穴(納骨スペース)に落ちてしまう可能性も高い。非常に微妙なバランスの上に成立しています。このお墓に関しては。。。
これは昔のお墓ですから、最近のお墓はそんなことはないとは思いますが、それでも結構ヤバイお墓、見かけますよ。これだけ僅かな部分で建っているお墓。リフォームで耐震、免震にすることも難しいです。かなり費用掛かります。
この「芝台」という一番下の台、厄介ではありますが、お墓全体を支えている石なのです。ですが、関西、特に私の住む但馬地方では、4つの石を組んであるお墓がほとんどです。ご自宅のお墓を確認してみてください。いくつかの石を組んであるお墓がほとんどです。全てと言っても過言ではないくらい。。。
(2重台のお墓は除外します)
「お墓の安全」「お墓の耐久性」「お墓の耐震性」を考えた場合、上のような構造のお墓、すごく不安がありますよね。
このような、一枚石の芝台の方が絶対いいはずです。どうしてそうしないのか? 費用が高くなるからです。その差はわずかなのですけどね。
このように、設置面積も広くなります。しかもそれぞれが組んである4つの石ではなく、一つの石なので、安定感が全く違います。
このような、「お墓の安全」「お墓の耐久性」「お墓の耐震性」を兼ね備えたお墓の方か良くないですか?
それとも、多少安いですが、不安の残る従来のお墓がいいですか?
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おはようございます。但馬、豊岡のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店です。
昨夜はお仕事でお世話になった「まっちゃんラーメン」に凱旋帰国?お礼参り??
お邪魔しました(^_^;)
チャーシューメン(大)を頼みました。少し量が多すぎたかも。お腹いっぱいになりました。ここはワンタンがお勧めだったらしいです。後から知りました。
次回は「チャーシューワンタンメン」にします。
「おおきた石材店」はたくさんのお客様のお蔭で成り立っております。そして、有難いことにたくさんのお客様から「感謝の言葉」「励ましの言葉」「ご指導の言葉」を頂いております。それら一つ一つが明日への糧、となっております。いや本当にそうですよ。クレームも明日へのビジネスヒントになることが多いのです。
また、気付かない「おおきた石材店」の強み、を書いていただいていることもあります。
「おおきた石材店」を選んでいただいた理由も書いていただいております。これは自分では気づきにくいけど、大切なことですね。有難いです。
「お客様の声」から拾ってみますと、
【お墓を見に来てもらうのが早かった】
【見積の話の時も、わかりやすかったから】
【問い合わせに関する解答の迅速性と内容が分かりやすかったこと】
【できないことはできないとはっきり伝えてくれたこと】
【インターネット(GMB)でお客さんの評価が良かったから】
【見積依頼のメールをしたら、すぐに返信があったこと】
【お墓の場所が自宅から遠いのですが、こちらが行かなくてもメールのやり取りで依頼できたこと】
【古いお墓のリフォームを親身に提案してくれたこと】
【1級の資格(お墓ディレクター)を持っておられること】
【参加したセミナーの内容が充実していたこと】
【古い習慣にあまりとらわれないでこちらの願いを聞いてくれる姿勢】
【まず電話で問い合わせた時に、分かりやすく丁寧に説明してくださったこと】
【実際にお会いした時のお話や見積り、図面など送ってくださる対応がスムーズに進んだこと】
【息子たちがおおきたさんがいい、と即座に言いました】
【以前から存じておったこととまじめな性格、こちらの希望に沿った助言など、好感がもてた】
【二回のゼミナール(まちゼミ)に参加し、貴社の取り組みに好感を持ち、現地(墓所)でお話を伺い、決めました】
【最初にお寺でお話を聞いているときの大北さんの誠実そうな人柄がよかった】
他にもたくさんの声を頂いています。ありがとうございます。詳しくは「お客様の声」のページへ。
⇒⇒⇒「お客様の声」
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おおきた石材店はお客様に「選ばれる石材店」を目指しております。そのために、他店ではあまりやっていないこと、あまりやりたがらないこと、決してお客様にお知らせしないことを率先してやっていこう、お知らせしていこうと思っています。
①地盤工事は積極的に実施していきます
地盤が悪い豊岡盆地。傾いているお墓が実はほとんどなのです。あまりにも地盤が悪い墓地には、費用がかさんでも地盤工事をすべきだと、考えます。実績は少ないですが、今後はもっと実施例を増やしていきたいと思います。
②基礎工事はコンクリートのベタ基礎工事が必須と考えます
お墓はコンクリートを使ってはいけない。そう言われていたのは一昔前です。今はコンクリートのベタ基礎が当たり前となってきています。むしろベタ基礎していないお墓は倒壊する可能性がある「危険なお墓である」という認識を持ってもらいたいと思います。
③和型墓石、洋型墓石、ともに芝台は一枚石が基本、とします
芝台という一番下の地面に接する台石は関西ではまだまだ4つの石を組んだ「四ツ石」という構造が多いです。ですが構造としては「一枚石」とは雲泥の差があります。おおきた石材店では、一枚石の芝台を基本とします。どうしてもできない場合のみ、別案を提案します。
④耐震、免震、両方の「良いとこどり」を
地震の揺れに耐える「耐震」としてのエポキシ系接着剤、揺れを吸収するシーリング系接着剤の併用によって、どちらがだめでももう片方が地震に立ち向かってくれる地震対策の「良いとこ取り」を狙って、2種類の接着剤を利用します。
⑤免震対策ツールの決定版「礎(いしずえ)」
墓石業界ではたくさんの地震対策ツールが使われていますが、最も信頼をおくガウディ社の「礎」というツールを使った最新の地震対策施工をします。また竿石はより強固に地震の揺れを吸収するため「礎」を5枚使用します。
⑥目地幅は関西では掟破りの3ミリです。でも3ミリ以下ではダメなんです
関西では目地幅は限りなく0ミリがいい、と考えられていました。「目地なし」と呼んでいました。確かに目地は目立たない方がすっきりしているのですが、その分強度は数段落ちるのです。今は3ミリ以上が当たり前になりつつあります。3ミリないとダメなんです。接着剤の性能を発揮できないから。
※ ほとんどのボンドメーカーが3ミリを推奨しています。
⑦外柵には必ず「ウェッジ式」の10ミリのオールステンレス製のアンカーを使う
写真のアンカーがウェッジ式のアンカーです。下が8ミリのアンカー、上が10ミリのアンカー。それ以外のアンカーは耐久性が落ちます。まして以前使っていた金属製のホールアンカーは問題外ですね。石の重みで外れてしまいます。 一番耐久性の高いウエッジ式、錆にくいオールステンレス製、おおきた石材店では業界標準の8ミリではなく、より強い10ミリを使います。
⑧「コンクリート」と「石」の接着にはステンレスの心棒を
これはお墓本体のみの施工となりますが、「ステンレス製のアンカー」+「樹脂モルタル」+「モルタル接着剤」の組合せでお墓を建てます。今、お墓で一番の弱点は基礎コンクリートとお墓の石との接着です。ここに一番力を入れるべきなのです。
⑨お墓の石には「安いんだけど品質に問題ある」石はお勧めしません。見積にも出しません
一部、お墓の石としては問題がある、と判断して見積書には含めない石があります。その石はお墓の石としては、提示しません。(※1 お墓本体以外の石としては見積書に含める場合はあります。)お墓本体に使う石はある程度の基準を設けています。
⑩お墓の構造として最も進んだ、雨水が一切入らないお墓「信頼棺®」をお勧めします
兵庫県北部の但馬地方では唯一、おおきた石材店が正規代理店を務める「信頼棺®」のお墓をお勧めします。リフォーム工事にもご利用いただけます。
おそらく日本で一番新しい、すすんだお墓の構造です。最新の「防水構造」を持つ、そして、強度も高く、耐久性も高いお墓の構造、「信頼棺®」は たくさんの納骨が出来て、広い納骨スペースを持っていながら、高い耐久性を併せ持つお墓構造です。
⑪一番お墓参りしやすいお墓を提案し、不具合の出るお墓はより良い修正を提案します
工事費用が高くなっても、将来的に不具合が出てきて、結局高くつくような場合は、進んで変更のご提案いたします。その方がお客様のため、だと信じるからです。
おはようございます。
但馬、豊岡のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店、大北和彦です。
突然ですが、フジッコさんの「フルーツセラピー」というゼリーご存知ですか?
こいつにはまっていて、毎日一個食べるレベルです。。。(^-^; がこれ、カロリーが100キロ程度とライトなゼリーで、あまり甘くない。でしかも、結構おいしい。その中で、私が一番押しているのが、
グレープフルーツです。こいつがうまいんだ。。。やめられません。食べたことない人はぜひ一度、ご賞味ください。(^▽^)/
ところで日本全国秋雨前線停滞中? え、もう秋? というくらい雨ばかり降っている気がするんですが、あのなついあつ、いや、暑い夏はどこへ。。。 まだ一応8月なんですが。。。?
という天気ですが、雨が降るとお墓工事は基本出来ません。ところが唯一できる工事があるんですね。それが、「お墓じまい」工事です。
雨降りだったのですが、その工事、完成しました。
工事着手前。天候がやはりあまりよくない。
で、工事完了後。お墓があったとは思えない状態に。
「お墓じまい」はすすんではしたくない仕事ですが、依頼されればやらせていただきます。
ですが、あったはずのお墓がなくなってしまった。ここにお墓があったはずだったんだけどな。。。というのはやはり寂しいものです。ご先祖様が長い間守られてきたお墓ですからね。
ご近所のおじさんが何度となく見に来られていて、「お墓があったんなんて、わかんなくなっちゃったね」とおっしゃられてました。やはり寂しいのですね。
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最近、お墓離れとか、「お墓じまい」の急速な浸透が話題になっています。日本全国、お墓はもういらない、という雰囲気ではないのか、と感じます。鎌倉時代から続く「お墓」という文化がなくなってしまうのか、とさえ感じます。ですが、私は日本には、日本人には「お墓」は必ず必要なもの、だと思っております。
「あなたはお墓を建てて生活しているのだから、そう言うでしょうね」
おそらくあなたはそう思うでしょう。口に出さなくても。分かります、その考え。そう見られても仕方ない部分もあります。現に私はお墓を建てさせていただいて、生活しております。
しかし、それ以前に、私は日本人で、日本という国に愛着を強く感じています。日本の文化がなくなるのは、寂しいだけではなく、おそらく「お墓がある日本」と「お墓がない日本」は全く違うものになってしまうだろうと思うからです。
今、一定数の日本人が「お墓が必要ない、なくてもいい」と考えているのは、かつての日本人とは、大きく違ってきているからです。
最近の日本人は身近な人の「死」を体験せず、大人になって行く人が多いと聞きます。葬儀に参列した時、小さな子供を見かけること、少なくないですか?子供の都合を優先させて、葬儀や通夜式に参列させない親が多いと聞きます。
人の死ということが体感できない人が増えている、そう感じませんか?
葬儀関係の人に聞いた話ですが、ある男性が亡くなって、その家族の元に葬儀の打ち合わせのために行かれた時、体を冷やすために体にドライアイスをたくさん当てて、その日は帰ったそうです。ところが、その後、その家族はなんと、そのドライアイスをすべて取り去り、体を温めていたそうです。それで翌日、大変なことになってしまったそうです。
どうして、そんなことをしてしまったのか?その理由は。。。?
「お父さんは寒がりだったから」
人が亡くなる、死ぬということをあまりにも現代の日本人は知らないし、体感できていない、実感としてわかっていない。そうとしか思えないのです。人が亡くなるというのは、想像以上に大きなことです。
私は、小学校6年生の時、父方の祖父を自宅で亡くしました。その頃はただただ怖くて、可愛がってくれたおじいちゃんが死ぬという意味がよく分かっていませんでした。
中学生の時、祖母を亡くしました。その時も自宅で亡くなって、自宅で葬儀をしました。その時は怖いという気持ちは少なかったですが、「人が死ぬ」ってことをよく考えました。自分は死んだらどうなるのだろう、どこへ行くのだろう。そんなことばかり考えていた気がします。
大学に入るか入らないかのころ、自宅に引き取っていた母方の祖母を自宅で亡くしました。普段は都会で暮らしていたのですが、帰省した時はいろいろ話を聞いてくれていた祖母だったので、悲しかったし喪失感も大きかったです。
そして、40代前半で父を亡くしました。わずかの期間でしたが闘病生活を過ごし、病院で亡くなりました。すでにこの仕事をしていたので時間があれば病室に見舞いに行っていて、最期も看取りました。この時は、ほんとに大きな喪失感を感じました。と同時に私にとって父という存在の大きさを改めて痛感しました。
4人の肉親を亡くしたのですが、それぞれ感じたことは違います。違いますが、共通することもあります。それは、「喪失感」です。今まで、さっきまで生きていた人が、今はいない。その喪失感はとてつもなく大きなものです。大切だった、大好きだった、いや大嫌いだった。どんな形であれ、近しい近親者を亡くすことは大変な喪失感を伴います。それは、自分自身が感じていなくても、体と心には大きなダメージを負っているのです。
誰かを亡くして、喪失感を感じること。それを「グリーフ」と呼びます。
突然襲われたグリーフ。大きな喪失感とともにある悲嘆、悔悟、不安。そのグリーフを癒すことを「グリーフケア」とか「グリーフサポート」とか言います。グリーフケアしてくれるものは「人」と「時間」と「通過儀礼」です。
家族や周りの人の助け、そして、「忘れる」という人間に備えられた機能を使って時間とともに癒されるグリーフケア。
ただ日本人はそれだけではなく、通過儀礼、言い換えれば儀式によって「グリーフケア」をしていたのです。「グリーフ」を感じるとほぼ同時に始まる儀式、「通夜式」「告別式」「葬儀」。これは亡くなった人とその近しい人とのお別れの儀式であると同時に最初のグリーフケアの機会なのです。
それから、しばらくはグリーフケアの性格を持った「儀式」あるいは「儀礼」が続きます。最初は頻繁に、時間とともに間隔が開いて、タイミングが伸びます。そのほとんどの儀式は、一度きりで終わるとなくなってしまうものです。
その中で、唯一、形として残る「グリーフケア」の装置が「お墓」なのです。(やっとお墓が出てきましたね。お待たせしました。)
数多くの一連のグリーフケアの仕組みの中で最後に、永遠に残る形の「グリーフケア」としての「お墓」ただの装置ではなく、生きていた人の一部である「焼骨」が収めるための「お墓」とは、最も大切にしなくてはならないものであるはずです。
本当にありがたいことだとは思いませんか?お墓を持っている、ということに。
〇 亡くした人に会いたいときに会いに行ける場所。
〇 自分がどうして今ある場所にいるのかを確認できる場所。
〇 心がどうしようもなく落ち込んだ時、話相手になってくれる場所。
〇 1年365日、自分のために待っていてくれる自分専用パワースポット。
〇 かつては日本全国民に近い人がわざわざ休みの日でもお墓参りしたいと思ってもらえるほど価値ある場所。
(今も7割近くの人がその場所に価値を見出していて、正月の初もうでよりも多い数の人が行く)
永代供養墓もいいかもしれません。
海洋散骨も海が好きなら選ぶのも頷ける。
樹木葬も問題がありますが、場合によってはいいのかもしれません。
ただ、「お墓」の本来持つ上に記した効能はありません。本当に「お墓じまい」してしまっていいのですか?
ご先祖様が大切に守ってきたお墓。ご両親、おじいちゃん、おばあちゃんが何より大切にしてきたお墓。その人々が生きるための糧となっていたお墓。あなたが関わるよりはるかに長い間、多くのご先祖様、他人ではないご先祖様が、大切に大切に守ってきたお墓。
少々乱暴すぎませんか?
お墓ってそれほど軽いものではありません。
お墓とは、かつて自分が生まれて、生きてきた証を石に刻んで建てた大切なモノ、だったのです。お墓をなくすこと、あなたが考えるほど、気軽でたやすいことではないです。ご先祖様が大切に守ってきた証を断ち切る行為ではないですか?
おはようございます。
お盆の連休も終わり、やっと今年も後半戦といった雰囲気の
但馬、豊岡のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店、大北和彦です。
お墓の納骨の仕方によって、関西型、関東型という違いがあるのは、ご存知ですか?
以前にこのブログでも何度か取り上げましたが、納骨の仕方の違いがあります。主として2種類の手法がありますが、お墓の正面に穴が開いていて、その穴を水鉢の石で蓋をしてあるのが、関西型の納骨スタイル。逆に石には穴は開いておらず、手前からお墓の下にかけて穴が開いていて、その穴の入り口を拝石という石で蓋をしているのが、関東型の納骨スタイルです。
それ以外にも、丘カロートタイプの観音開き扉タイプとか、蓋石タイプとか、古いお墓に多い「横穴」納骨スタイルなどもありますが、いずれのタイプにも言えるのですが、
という欠点というか、性質というか、構造的欠陥があるわけです。
これは、ある意味、仕方ない部分もあります。納骨しないといけないので。納骨、つまり新しく亡くなった人のご遺骨を納めるために、入り口を開放しないといけないのです。
納骨しやすくするため、その入り口でもある(納骨口の)蓋石は簡単に動かせるように、なっていた方が便利だから。
でも、それがおざなりになってしまうと、こうなってしまします。
お墓の石を横から見た図です。
左側がお墓の台の石。右側が水鉢石。その間をよく確認ください。
少しアップしてみたら、こうなっております。わかりますか?上の部分は石同士はぴったりくっついているのに、下の方が隙間が空いている、ってことです。
この部分ですね。どうして隙間ができてしまうのか?
答えは一つしかありません。
ここの角度が90度になっていないから、です。
正確な加工がなされていないので、隙間が空いてしまうのです。目で見てわかる程度に隙間が空いているなら、簡単に水が入ってしまうでしょう。おそらくゲリラ豪雨が降った時は、納骨カロート内は水浸しになっているのは、ほぼ間違いないでしょう。
水没、してたりとかもあるかもしれません。
少なめの隙間ですが、これだけ開いていると、小さなクモとか、ミツバチとかは入れる可能性はあるでしょう。スズメバチは難しいかもしれませんが。
とか、
とか、ですね。
これは、ある意味、構造的な欠陥である部分もあり、普通の石材店なら、
「申し訳ないですが、そういうものなので、対策は無理ですね。。。(^▽^)/」
などと答えます。実は数年前まではおおきた石材店もそうお答えしておりました。確かに、はい。
そうご返事したお客様、ほんとにご迷惑かけました。
実は今は、根本的な対策を施すことができます。
〇 雨水は一切入りません。
〇 ミツバチのちっちゃい種類でも侵入不可能。
〇 ましてやクモなど、決して入ってこれません。
しかも、納骨はできる構造になっております。
つまり、納骨の入り口の構造を少し複雑にして、あらゆるものが浸入できない構造にしたのです。これこそ、「信頼棺®」というお墓の納骨構造です。
お墓の中で一番大事な「ご遺骨」を雨水から守る、ミツバチから守る、クモから守る。
お墓を新しく建てる場合は、一度ご検討ください。
※ おおきた石材店は特許構造「信頼棺®」正規代理店です。
お問い合わせ先は、
メールお問合せ
おはようございます。
但馬、豊岡のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店です。
お盆も終わり、送り火も終わり、夏もそろそろ終盤戦ですね。
でも、安心してください。まだ「地蔵盆」がありますよ。
お盆前にお墓そうじをいくつかさせて頂きました。
そこで気付いたこと。
「使い勝手が悪いお墓」です。
とあるお墓の正面ですね。ちなみにお掃除前です。
花瓶型の花立てです。
こういう形です。真四角のカタチではなく、花瓶のカタチの花立の石です。
一見、デザイン的に凝っていて良さそうに見えます。確かにカッコいいかもしれませんね。
でも、デザインがいい、だけではなく、お墓には「使い勝手」ということがあります。
このように、まっすぐではなく、曲面のカタチなので、埃、汚れが溜まりやすいです。すき間に。蜘蛛の巣、蜂の巣もしたりします。お掃除のたびに動かしてお掃除しなくてはなりません。
そして、石は重たいので動かすと、まずいいことはありません。
この部分、分かりますか?
この部分、石が欠けておりますね。石って尖っている部分、非常に欠けやすいんです。面で当たったら、まだ大丈夫なのですが、線で当たった場合、欠けることが多いのです。
おおきた石材店の場合、こういった花瓶型の花立ては基本、建てません。また、このように石同士あたる場合、クッション材を挟みます。(耐久性があまりないので、メンテナンスが必要ですが。。。)
このお墓は建ててから10年以上経過しているので、このように欠けてしまうことはある程度仕方ないのですが、欠けにくいように対策する、ということも必要ですね。
他にもあります。
この部分、欠損しそうになっております。
もう欠けている、と言っても差し支えない状態です。これは水鉢という石ですが、おそらく重たすぎて、欠けてしまったのではないかと思います。
関西特有の「糸面」と言って、細い面取。それと重たい石が相まって欠けてしまったのかと思います。
この部分ですね。この部分の面取は細ければ細いほど、腕のいい石材店という業界での共通認識がありました。他の石同士が接することのない面はそれでいいのですが、このように、石同士が接する面、特に、この水鉢のように「納骨のたびに動かす」ような可動を前提にした部分はしっかりとした対策をしていないと、残念な結果になってしまいます。
その対策と言えば、例えば、
〇 重たい石は見えない部分で軽くする、という対策。
〇 欠けやすい石と石が接する面は大きめの面取、欠けにくい面取にする
〇 欠けやすい石の場合、クッション材を挟んで欠けにくくする
などの対策を施すべきではないかな、と思います。
今から対策を施したい、今からでも何とかなるかしら、今のお墓対策してあるか確認してほしい、という方もお問合せ下さい。
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おはようございます。
お盆休みもそろそろ終わり、京都五山の送り火も昨夜終了。
やっとお彼岸モードになるべく、準備開始の兵庫県豊岡市のお墓と墓石のプロ、おおきた石材店、大北和彦です。
今年は見に行くことができませんでしたが、台風も通過して、何とか送り火も行えたようです。
関係者の皆さん、ご苦労様でした。
見に行った皆さんもご苦労様です。
ホントに疲れるんですよね。人が多くて。。。(^_^;)
さて、お盆前に建てさせていただいたお墓の施主様から「お客様の声」を頂きました。
色々な経緯でおおきた石材店にお墓工事のご依頼を頂くのですが、その中で一番有難いのが
「ご紹介のお客様」です。
一度お墓を建てたお客様、一度お墓工事をさせて頂いたお客様から、クチコミで
新しいお墓の建墓やお墓工事のご依頼を頂くって、ホントに有難いし、石材店にとって嬉しいことはありません。
ホントに感謝に堪えません。
今回もそういった、一度お墓を建てさせていただいたお客様からのご紹介で建てさせていただいたお墓でした。
本当に有難く、嬉しいお仕事でした。
http://ohkita-sekizai.com/?p=23608
色々な人に助けられて、今までやって来れたのは間違いありません。ホントにありがとうございました。
これからも、いろいろな人に助けて頂いて、やっていきたいと思っております。
よろしくお願いいたします。
おはようございます。
台風が接近中の兵庫県豊岡市です。
但馬、豊岡のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店、大北和彦です。
「終戦の日」です。
このお盆の期間、あるいはその前から「戦争」に関する映画、ドキュメンタリーをいくつか見ました。
「硫黄島からの手紙」
「激闘ガダルカナル悲劇の指揮官」
作品の内容の是非はここでは書きません。がその戦争に参加した兵士たちの苦難は心が痛みます。同じ日本人として。本人はもとより、残された遺族にとっても、非常に厳しく辛いことであったことは想像すらできないほどのことがあったでしょう。
たくさんの日本人の命が奪われました。
それは戦争であるなら仕方ないことなのかもしれませんが、その亡くなった人々を慰霊、供養するため、たくさんの戦死者のお墓が建てられました。
建てた人の多くはお父さん、お母さんでしょう。大切な息子、最愛の息子を戦争というもので失った。
生きていた証として、慰霊のためにも、せめてお墓はしっかりとしたものを建てたい、という気持ちはわかります。「軍人塔」という戦死者の方のお墓には、そういったご両親、家族の願いと想いが詰まったものなのでしょう。
私の伯父さんの家でも「軍人塔」のお墓が建っております。お墓の引っ越しをするとき、伯父さんは
「ご先祖のお墓は整理して一か所にまとめてしまっても構わないが、この軍人塔に眠る〇〇さんのお墓だけは何としても新しいお墓にそのまま移したい」と強く望んでいらっしゃいました。
大切な息子を亡くしたご両親のお気持ち、遺族の想いはたとえ戦後70年が経過しても全く色あせない、そういうことなのでしょう。
今の私たちにとって、「死」というものは、どこか遠く隔離されてどこか現実感の不足したものとして捉えがちですが、かつて「死」が身近で、それと隣り合わせの時代に生きていた人たちは、理不尽と思えることでとてもあっけなく最愛の人と別れなければならなかったはずです。
大切な人を亡くしてしまった。その代わりとして「お墓」というものを建てた。建てたいと願った人たちは日本全国にたくさんいらっしゃったでしょう。
忘れようとしても決して忘れられない、そんな人のために何かを残したい、何かをとどめたい。そんな思いのために建てられたお墓。
お墓というものを改めて見つめなおした、考え直した今年の「終戦の日」でした。
おはようごさいます。
お盆真っ盛りの兵庫県豊岡市です。(そういう言い方するのか不明ですが。。。)
もしかして、台風直撃で、雨模様なのかもしれません。
(12日時点の予想ですが。。。)
災害出動となれなければいいのですが。。
さて、お盆前に完成しました。
「インターロックオリジナル墓石シリーズ」の禅が完成しました。
但馬ではあまり見かけない黒系のみかげ石です。インド産の黒みかげ石、硬いです。非常に硬いです。なかなか文字彫刻がはかどらず、ずいぶん苦労しました。朝早い時間だったので少し暗かったのですが、日差しが出てきて、光輪のように輝いてきました。
黒い石とオリジナルのデザインで、とても素敵なお墓ができました。お供えしているお花は実は、「岩田さんのお花」です。造花ではありますが、とても計算し尽くされたお花です。
お墓のスリン部分(四角い座布団のような石)に彫刻が施されているので、それが隠れないように背の低いデザインをして頂きました。ばっちりに彫刻が見えています。
しかも色使いというか、淡い色もプロの技です。
このお花が来たとき、個人的に「ちょっと色が薄いような気がするな。。。」と実はひそかに思っていたのです。でも、このようにお墓に供えてみてびっくり!!
完璧な色使いでした。見事に淡い色が黒い石にジャストフィット。一番引き立つ色でした。
この感覚はほんとにプロの仕事だなって、感じました。
インターロックのオリジナル墓石シリーズの「禅」(ぜん)
和墓と洋墓のいいとこどりした、シンプルですが素晴らしいお墓です。
ぜひ、インド産の黒系のみかげ石で建てたいお墓ですね。
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お盆真っ最中だと思いますが、お墓の話題続きます。
但馬、豊岡のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店、大北和彦です。
台風来てます。直撃コースです。今の時点で。。。(ちなみに11日に書いてます)。この文章読まれる時点で、かなり接近しているはず。
万全の備えを。。。(あまり緊迫感ないですが。。。)
ところで、昨日は3重台は「4つ石」と言って、4つの石を組んで一番下の台にしてある、何故か?
というところで終わっていたんですね。
その答えはずばり、安いからです。
前回書いたように、このD区画135区画あるうち、74区画が和型3重台です。半分以上です。お墓建ってない区画もある中で、の数なのでお墓の数の中で和型3重台は7割、70%を越えているのです。大部分と言ってもいい数ですね。
で、そのうち、74区画のうち、芝台(下台)が4つ石、つまり4つの石で組んであるお墓は何と、72区画。
では、残りの2つは、というとそのうち一つは今回、おおきた石材店が建てた新しいお墓。
こちらです。
こちらが一枚石の芝台。お盆前に建てたお墓の芝台設置時の写真です。
そしてもう一基が他店が建てられた3重台のお墓。ですが完全な和型ではなく、デザイン墓の要素を含んだ3重台のお墓です。これは私の予想ですが、デザイン墓は設計図段階で芝台が一枚石である場合がほとんどです。関東地方メインのお墓なので、そちらでは【4つ石は地震に弱い】という共通認識、というより事実としてあるので、一枚石が基本です。
さて、これだけ4つ石がたくさんを占める理由が「安いから」ということですが、これは決して悪い理由ではないのです。お客様にとっては価格が安いのは、ある部分でメリットとなりますから。でも「地震に弱い」というのは、大きな欠点です。
未だに関西地方では「四ツ石」は当たり前で、私もそう感じておりました。が、しかし、関西以外のエリアでは今や、4つ石などしている地域はごくごく一部、関東以東などはまずありません。(構造的に芝台がない地域も多いですが。。。)関東のお墓は構造上、そもそも一枚石の方が都合がいいのです。
他地域の石材店の方にいろいろ情報を頂き、検討し、4つ石をやめて、一枚石の芝台にすることにしました。もちろん100%ではありません。施工困難墓地は2つ石や今まで通りの4つ石対応もあります。ですが基本は一枚石で行こうと考えております。
では、どうして【4つ石は地震に弱い】のか?
昨日説明した図面ですが、これを見てもわかる通り、真ん中に空洞部分を作らないといけないのです。
なので、この芝台はお骨が入るスペース(カロート部)とお墓の上の大事な部分、両方を支える大事な役割です。
しかも、少し地下に低くなる状態になっていますよね。(半地下構造)
上の図、ブルーの部分、一つの石なら、割れない限り、その真ん中の穴に落ち込む可能性はありません。
が、四つに組んである石なら、それぞれバラバラに外れた場合、その穴に上の中台が落ち込む可能性がゼロではありません。
【より万全を期すために、一つの石に変更する】ということですね。
各地、特に東北や九州など最近大きな地震が発生した地域では、いろいろ紆余曲折あって、地震対策、すごく進んでおります。大きな犠牲を経て、耐震、免震という考え方がすごく進んでいるし、それを取り入れないとお墓を建てることができないほど、地震に対して敏感になっています。
それに対して、関西は「阪神淡路大震災」を経験して、地震に対する意識も上がってきているはずなんですが、私の住む「但馬、豊岡地区」はその点でずいぶん遅れを取っております。
おおきた石材店が行っている「地震対策」もまだまだ十分だとは思っていません。ですが少しでも地震に強いお墓を建てようと日々努力しているつもりです。
ご質問、ご要望は以下からお願いします。
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おはようございます。
但馬、豊岡のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店、大北和彦です。
お盆休みウィークです。それで普段書かないお墓の構造とか、書いてます。外見からはお墓の構造って意外とわからないもの。さらに、そのお墓の特徴、いい点、悪い点などはもっとわからないと思います。それをできるだけわかりやすく書いていきます。
まず、昨日の記事で、
【2重台と3重台のお墓の違い】を説明しました。
それから、
【3重台のお墓はほとんどの芝台は四つの石を組んである】ということも書きました。
【隙間から草が生えたりする芝台は大丈夫?】という疑念も書きました。
2重台のお墓は、内部はこういう構造です。(3つの特徴)
① 【お墓の納めるスペース(カロート部)は、完全に地下】になります。地下納骨ということです。(一部、特殊な構造の2重台の場合、地上納骨の場合もあります)
② 地下納骨というのは、【雨が降った時、雨水がたまりやすい場所】ということも言えます。
水というのは、低い場所に集まりやすいからです。
③ そして、もう一つの特徴は、【納骨スペース(カロート部)が狭い】という特徴です。
もともとお墓は2重台が普通でした。それで事足りたのです。
なぜか?
お墓は本来、個人のもの、あるいは夫婦のものだったからです。(個人墓、夫婦墓)
最大でも2人のためのものなので、今のような家族、一族が入るものではなかった。なので、2重台のお墓で十分なのです。今、昔のお墓の性質を色濃く残しているお墓として、【吉相墓】とか【墓相墓】というものがありますが、基本2重台のお墓ばかりです。
ごくまれに3重台の吉相墓のお墓がありますが、あれはおそらく何も知らない人が建てた【なんちゃって吉相墓】ではないかと思います。(^-^; 残念ながら。
ところが、現代になってきて、お墓が個人のものではなくなってきて、家族、一族のもの、特定多数の納骨されるものになってきて、従来のカタチでは、全員のお骨を納骨することが難しくなってきた。
そういった不具合を改良して、生み出されたのが、芝台付きの3重台のお墓です。
3重台のお墓は、内部はこういう構造です。(3つの特徴)
① 【お墓の納めるスペース(カロート部)は、半分地下】になります。半地下納骨ということです。地下納骨よりも雨水の影響を受けにくいですね。
② 半地下納骨ということで、【雨が降った時、雨水がたまりやすい場所】ではありますが、比較的影響を受けにくい、水が溜まってもすぐ地下に抜けやすい構造です。
③ そして、もう一つ、最後の特徴は、【納骨スペース(カロート部)が比較的広く取れる】という特徴です。
特に③の性質は一番大事です。これが2重台から3重台へ移行した最大の原因だと思います。
例えば、こちらの新しいお墓。サイズは8号2重台と思われます。
普通、このサイズのこのお墓なら、2基の骨壺しか納骨できないと思われます。骨壺から出しての納骨ならもう少したくさん入りますが。。。
お墓の中台の面はお墓自体の基礎部分も含んでいるので、納骨スペースがあまりに大きいとお墓の基礎部分が小さくなり構造上、不安定となります。
このサイズなら、完全にご夫婦、あるいは一人の個人のお墓です。3重台なら4基くらいの骨壺が納骨できるのかもしれませんが。
それだけではない、もう一つのお墓の構造の問題。
【芝台が4つの石を組んである理由とその弱点】については、また明日に。
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おはようございます。
いよいよお盆が近づいてきました。
但馬、豊岡のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店、大北和彦です。
お盆ウィークが始まりました。
お盆は石屋さん忙しい、というのはみなさん、お感じになっていると思いますが、
お盆ウィークに入ると、逆にお墓そうじ、お墓参りの方が多いので工事は一切致しません。
つまり、お盆休みに入るわけです。
今年のお盆前は体力的にも、精神的にもハードでした。お盆後は、もう少し涼しくなってほしいな。。。(^_^;)
ところで、お盆前、豊岡市の市営西霊苑の工事しておりました。
豊岡市営西霊苑のD区画です。全部で135区画の墓地(墓域)があります。
ほぼすべての区画は使用者が決まっております。区画の使用者が決まっていない(使用者募集中)区画は数区画だったと思います。
使用者が決まっているのですが、お墓がまだ建っていない区画が30近くあります。
つまり、105区画にはお墓が建っているわけです。その内訳は和型のお墓がほとんどで、デザイン墓、洋墓に分類されるお墓は10基ほどです。
105-10=95基のお墓は「和型」のお墓となります。
その95基のお墓のうち、3重台のお墓が【74基】。2重台のお墓が【21基】建っております。
「2重台と3重台、どう違うんだ」と思われる人、たぶんあると思います。
これが2重台のお墓です。
一番上の「〇〇家之墓」と彫ってある石が竿石とか仏石とか呼ばれる石です。まあ、お墓で一番大事だとされている石です。その石を支える台となる石があります。
上から、「上台、または一重台」その下が「中台、あるいは2重台」と呼ばれる石です。つまり、台石が2つあるので「2重台のお墓」と呼ばれるのです。
この場合、お骨は中台の下に埋蔵されるので、「地下に埋蔵されるお墓」となります。お墓の地盤が水はけが悪い場合、お墓の中のお骨が入る部分が水(雨水)が溜まって、お骨が水没している、という場合もあります。気を付けないと、ですね。
一方、3重台のお墓とは?
こちらが3重台のお墓です。
一見、同じに見えますが、よく見ると、台の石が3つあります。
一番下の台石は下台とか、あるいは芝台とか呼びます。芝台というのは、直接地面に接する石なので、芝の中に置かれる石ということで、芝台と呼ぶ、という説を聞いたことがありますが、多分そうなんでしょう。
とにかく芝台付きの3重台というお墓です。
で、もう一つの特徴というか、構造的な問題ですが、
「芝台(3重台)のほとんどは四つの石を組んである」ということ。
ここを見てください。
草が生えてきていますね。石の間から。石の隙間から。
4つの石を組んであるので、隙間があるんです。なので、草が生えてきます。
隙間から草が生えるようなのに、どうして4つ石を組んでまで、2重台を3重台にするのか?
あえて、価格も高くなるのに。
その答えは、長くなったので、明日書きます。
お墓の疑問、お答えします。
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