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Q283~デザイン墓で避けた方がいい4つのポイント④

さて、4回に分けて書いてきました。
デザイン墓に関して、避けた方がいい4つのポイント。
書いてて、私自身もいろいろ得るものがあって、
非常にいい連載でした。

さて、最後のポイントは、④ 加工精度です。

お墓を形作る基本はカド、です。
カドをいかに精巧に作り上げるかが、
出来栄え、
見た目、
完成度、
美しさに影響するということです。

これは、実は、2つ目のポイント、角度のところで書いた内容と真反対のことのように思えます。
実際、取り方によっては、真逆のことを書いていて、

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どっちが正解なんだ。はっきりしろ!!

と言われそうなんですが、
どっちも正解です。(^_^;)

このポイントに関して、絶大な信頼を置いている
「インターロック」のプレミアムデザイン墓石シリーズ。
ですが、
どうしても、このシリーズのお墓を使えないことがあるんです。
それは、「予算」に上限があること。
このシリーズの唯一の欠点は
「価格がやや高いこと」です。
それを差し引いても、あまりあるほど、
デザインが素晴らしいお墓があるんですが、
如何せん、予算の制限だけはどうしようもありません。

なので、しかたなく、
別のデザイン墓石を施工することにしたんです。
別のシリーズってことですね。
別の会社、という意味でもあります。
初めて使ってみて思ったんですが、
あらかじめCG画像を見ていたんですが、
実物を見た時、
残念感が半端ないです。

ここにお見せしたいくらいですが、
残念ながら、出来ません。
でも、明らかに私の中では残念感が強かったですね。
プレミアム墓石シリーズを普段見ている立場からすると、
画像よりも、本物の方が断然、いいんです。
「実物の美しさ、かっこよさを写真では表現しきれない」
といった方がいいのかもしれませんが、
とにかく、そういう感情が湧き出てくるんです。
でも、
その残念なお墓は、そういう気持ちが全然出てきませんでした。
どうしてなんだろう。
どうして、こんなに違うんだろうと、疑問でした。

それでも、その体験をして以来、
デザイン墓は、少々価格が高くても、できるだけ、いいものをお勧めしていこうと
決めました。
色々な要素があるのは確かなのですが、
それらの総合的な完成度が違うのです。

で、
どこがこんなに印象を変えるのか、と考えてみました。
そこで、気づいたのがこの
加工精度でした。

その残念なお墓は、カドを大きめにとってありました。
それはいいのですが、大きすぎます。
そして、その角を曲面にしていたんです。
全てのカドを丸く面取りしていたんです。

そうなると、
全体の雰囲気がぼやけます。
なんとなく、残念なデザインに見えてしまいます。

よくよく見てみると、
カド一つの磨き方、加工の仕方が雑なんですね。
なので、全体として、残念になってしまうのではないかな?
と感じました。

分かりやすい例を挙げるとするならば、

例えば、このお墓。

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私が一番たくさん建てたプレミアム墓石の「祈りⅠ」というシリーズですが、
このお墓、上の竿石、上台、中台と3つの石の後ろの面の左右のカド、
上から下まで、一本の線として、揃っているんです。
これは、写真ではなかなか写せない、このお墓の一番の売りだと
私は個人的に思っております。
何度かその様子を写真に写そうと思ったんですが、
なかなか思い通りの写真が撮れません。
写真では、分からないのですが、実物を見ると、

このまっすぐに揃っているカドを実感することができます。
こういう部分が、違うんです。
すごいんです。
美しいんです。
特別感があるんです。

 

デザインって不思議ですね。
ある一つの定義があって、
その通りにしていると、正しいのか、と思うと
やりすぎると、逆にダメになってしまう。

デザインということに関しては、
お墓と言えども、センスが大きく影響するんですね。
それをすごく感じました。

さて、4回に分けてみてきました。
デザイン墓石に関して、これは避けておきたいと思う4つのポイントでした。
間違っているポイント、
納得できないポイントが
あるかもしれません。

なぜなら、これはすべて、私が個人的に感じたポイントなんです。
だから、全ての人が同じ思いだとは思っておりません。
でも、デザイン墓を建てたい、でも
何を参考にすればいいのかわからない。
そういう人に対して、一助になればいいなと思って、
書いてみました。
良ければ、参考にしてみてください。

 

 

 

※ この記事は私の主観にて書いております。
価値観の相違でそう感じない人もいるかもしれません。
その点はご了承ください。

 

       
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Q282~デザイン墓で避けた方がいい4つのポイント③

三つめは「張り合わせ」ですね。
これは、私も最近、感じたことなんですが、
デザイン墓石で最近目立つのが、二種類の石の張り合わせ。
赤と緑、
白と黒、
グレーとブラウン、
など、対照的な色の石を貼り合わせてお墓にするタイプのお墓。
対照的な色だけでなく、
同系統の色だけど、濃淡を利用してお墓にするタイプ。
など、いろいろありますが、
基本、文字を彫刻する部分を二種類あるいは、それ以上の石を
貼り合わせて、お墓としているタイプのお墓です。
そのすべてがダメとか
その張り合わせ、ダメとか
言っているわけではなくて、
あるパターンが問題があるのではないですか??
と思うわけです。

そのパターンとは、
以下の二つのパターン。

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このような、張り合わせパターンのお墓です。
ちょっと変な図形ですが、そこはご容赦を。。。(^_^;)
黒い線がお墓の形。竿石というか、文字を基本的に彫る部分。
赤い線が張り合わせてある部分。

どこが問題なのかというと、
「天場に目地(張り合わせ面)が来るお墓」に問題があるのではないですか?
と言いたいわけです。

もう一つの例えを上げるなら、
今、全国各地で非常な勢いで建っている「永代供養墓」
その中で、屋外型で、内部に入ることができるタイプ。
プレハブ型とかいう人もいますが、
そういう形の永代供養墓、よく見かけますが、
この形の供養墓、ほとんどのものに共通のルールがあります。
どういうルールかというと

天板(天井の石)は一枚もの(二枚合わせではない)というルール。

 

 

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こちらの永代供養墓。天井に相輪(?)的なものが乗っておりますが、
その下の天井石は、おそらく一枚ものです。

巨大すぎて、一枚の石では取れないサイズ、
一枚ものでは施工が不可能なタイプを除き、
このタイプの永代供養墓は、一枚ものが多いです。

どうして、一枚ものなのか?

このタイプの永代供養墓、実は、
この天井石が一番重い場合が多いのです。

※ 基礎石の方が重たい場合もありますが、それでも
それに匹敵する重量あります。

それほど重たい石を、
しかも、天井石ということは、一番上に載る石。
一番上、そんなところに載る石が、一番重たいのは、どうして??
二枚の石を組み合わせたら、いいんじゃないの?

そう思いますね。素人考えでは。。。

「雨漏り」が怖いんです。

雨漏りして、内部に水が侵入するとクレームになるから。
プロが施工しても、絶対に雨漏りしないとは言い切れないわけです。
ましてや、地元の石材店さんが建てる場合、
お墓はプロでも、シーリング(目地をしっかり固定封印すること)は
プロではない人が建てる場合もあるから、
それじゃあ、最初から、一枚石でデザインしておこう。
施工が少々難しくなるけど、雨漏りはまずしないから。。。

ということではない、かな??
(この部分は私の勝手な想像ですが、おそらくそうでしょう)

つまり、
目地の部分から、雨水とか湿気とかが侵入してきて、
内部に水が溜まることが怖いから、
天井面(上の面)に目地が来ないように、一枚石にしている、
のではないですかね。

これは、最初に説明したデザイン墓にも言えますよね。

目地を通して、内部に水分が浸入したら
石と石を接着していた成分が、溶けだす、化学反応しだす、
ことによって、剥離してしまう可能性が出てくるのではないかと。

あくまで可能性ですが、
天場の面に目地が来ると、常に、その部分に天候、気象の影響を受ける、
のではないですかね。

外柵とかは、実はその影響を常に受けていて、
古いものはどうしても、剥離、解体しようとする影響を受け続けていて、
そうなってしまうのではないでしょうか。

あくまで可能性であって、
そういう現象を見たわけではないですが、
まだ最近出始めた形なので、
可能な限り、リスクは排除しておきたいですね。
高額なものでありますし、
なにより、大切なものでもあるので。

4つ目、最後のポイントは、④ 加工精度です。

 

※ この記事は私の主観にて書いております。
価値観の相違でそう感じない人もいるかもしれません。
その点はご了承ください。

 

 

       
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Q281~デザイン墓で避けた方がいい4つのポイント②

ポイントのふたつめは、角度です。

昔、私がこの仕事をはじめたころ、20年以上前になりますが、
その頃、父に教えてもらったことの一つに
「カドは鋭く作れ。鋭くするのが職人の腕だ」ということ。
当時のお墓の頭はほとんど陣笠頭でしたので、そのカドをいかに
美しく、鋭く作るかをずいぶん研究しました。

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カドの尖りをね。

当時は、韓国製の墓前灯ろうが輸入され始めていて、あまり角墓前も作っていませんが、
それでも何基か、作ったときも笠の角は慎重に作りました。

確かに、石職人としてはこの鋭さは大切です。
石って欠けやすいものです。
たやすく欠けます。
その欠けやすい石という素材で、難しい鋭いカドを作る、
これこそが、石職人の技能の優劣を表せる場所、だからです。
石職人としては、当然ですよね。

でも、今考えるに、
お客様の立場で考えると、それは正しいのでしょうか?

先日、父が建てたお墓の施主さんがいらっしゃって、
あるご要望を言われました。

「お父さんに建ててもらったお墓の灯ろうがね、
カドが尖っていて、先日、お墓そうじの時、頭を打って
ケガしちゃったの。
私でよかったんだけど、家族やほかの人がケガしたと
思ったら。。。
申し訳ないけど、角を丸くして、ケガしにくくしてくれない?」

こちらこそ、申し訳ありませんでした。
早急に直させていただきます。
と、お答えして、直しました。

職人として最高なものを作ったはず、ですが、
一度、お客様にお渡しして、お客様のものとなったとき、
その灯ろうのユーザービリティとしては、どうなんでしょうか?

当然、カドが鋭くない、むしろ
カドがない方がいいとなります。
お客様の立場に立てば。

デザイン墓であるので、
カドを一切なくすというのは、
あまりにも制限が厳しいというのもわかります。
でも、
それでも、
鋭いカド、鋭角な角をなくす、
どうしてもなくせないなら、何らかの対処を施す。
そういうデザインをすべきではないでしょうか?

今、おおきた石材店では、
お墓の竿石の頭は基本は
「四方丸め」という角のない形です。
お客様の希望のある場合のみ、「陣笠頭」を使わせていただいています。

また、角墓前灯ろうも、カドのない笠のデザインを利用してます。

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このように、カドに装飾を施して、とがったカドのない形状にしております。

さらに、

私が扱わせてもらっている「インターロック社」
プレミアムデザイン墓シリーズ。
この会社は、もっとも初期からデザイン墓というカテゴリを
牽引してきた会社で、
石のことも、デザインも、細部までこだわった
デザインをされています。

一例ですが、
私がこの夏、施工させてもらったお墓。

プレーチェというお墓ですが、

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実は、鋭角なカドがあるのです。

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こちらは、インターロック社のホームページからお借りした写真ですが、
石は違えど、デザインは全く同じです。
正面右側。
このように、ひだ状になっているんですが、
上の面はおおよそ、直角に近くデザインされてます。
が、
正面の部分は、鋭角なんですね。
分かりますか?
言っている意味。

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青い線の部分は、ほぼ直角です。
面は通常です。が、
黄緑の線の部分は、よく見るとわかるんですが、
実は鋭角なんです。
だから本来、欠けやすい。
だけど、このお墓をデザインした人は、おそらくどうしても
この鋭角を使いたかった。
なので、
この鋭角を使うにあたって、欠けにくくするために、
面を2倍以上の幅取ったんです。
そのため、より欠けにくくなっております。
加工だけの手間を見ると、手間が掛かっております。
細い面の方が、作る手間は少ない。
でも、欠けやすい鋭角の部分を大きめの面にして、
弱点を補強してあるわけです。

その部分を、上の写真と下の写真を比べてみれば、
とてもよくわかります。

面(カド)は、細ければ細いほど、シャープに見えて、美しいです。
でも、
ただ美しいだけで、作ってしまったら、
自己満足だけの様な気がするんですね。
(私だけかもしれませんが。。。)

いかに、使い勝手も考えて、デザインするか、
そこまで考えてあって、初めて、ホントの意味での
「価値あるデザイン墓」だと言えると思います。

3つ目のポイントは、③ 「張り合わせ」です。

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Q139~両家墓の形はどんな形があるの?

形が決まっているわけではないです。
それぞれ、自由に作られているのですが、
4つのグループに分けられそうです。

最初の3つは基本的に和型。
そして、4つ目はデザイン墓が多いですね。

 

① 完全分離型

墓地は一つなんですが、一区画を二つに
分けてしまって、完全に別のお墓になっている場合です。

完全分離型のお墓はこちら。

 

② 墓地共有型

墓地は一つで、一つの墓地に二つのお墓を建てます。
仕切りなどで分けてある場合は①に分類します。

墓地共有型のお墓はこちら。

 

③ 墓石共有型

墓地は一つ、墓石も一つ。
その墓石に二つの家名が彫ってある場合です。
その方法はいくつかあるようです。

墓石共有型はこちら。

 

 

④ ニューデザイン型

デザインから全く新しい形のお墓です。
洋墓のオーソドックスな形のお墓の場合も含めます。
ただ、両家墓なので、普通のデザインとは違います。

ニューデザイン型はこちら。

 

 

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

◇ 「両家墓」目次ページ ◇ (この記事です)
○ 「完全分離型」墓地
○ 「墓地共有型」墓地
○ 「墓石共有型」墓地
○ 「ニューデザイン型」墓地

 

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