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Q268~お墓の戒名が違うんですが。。。②竿石編

竿石の側面に彫刻されている場合、少々、大変です。

お墓の仏石(ほとけいし)の側面に戒名が彫刻してあって、
その文字が違う場合。

まず、その彫刻した文字をどう処理するかでずいぶん違います。

① 文字を埋めて、その上から彫刻。

これは、一番費用も掛かりません。
一番手軽ですが、お勧めはしません。
応急処置と考えます。
詰めたものが後ほど剥離することもありますし、
だんだん劣化して隙間ができて、水が溜まったり、
色が変色して、目立ちやすくなったりします。

② 側面をカットして、彫刻。

これは、副碑でも使うパターンですが、
副碑よりも、大変です。
まず、側面をカットしたら、石の横幅が違ってくるので、
正面文字が中心軸からズレてしまいます。
なので、中心に戻すためには、逆の側面も同じサイズカットする必要があります。
そうなると、かなり細長くなってしまいます。

「細くなった竿石と彫刻されている正面の文字のバランスが合うのか?」

という問題があります。
もともとサイズの大きさに合わせて文字は彫刻されているはずで、
細くなると、その細さより文字が大きすぎるようになる可能性がある。
ということですね。

例えば、このお墓。
dsc_0015

この赤枠の中の戒名等を彫り直す場合、
この面をカットすると、中心の文字(〇〇家累代の墓)が右にズレますね。

なので、
dsc_0017
赤い線の方をカットしたら、
青い線の方もカットしないといけないので、
さらにスリム、というか、細くなってしまいます。

さらに、
今、ほとんどのお墓の石には、水垂(お墓の石の天場に雨水が溜まらないように
勾配が付けてある)が付いているので、その上台の石の水垂と細くなった竿石
との兼ね合いで、その水垂も再加工しないといけないことになります。

写真の矢印の部分ですね。
写真では分かりづらいですが、少しだけ水が引けやすいように
勾配をとってあります。

img_20160827_160355-2

上の竿石(仏石)に合わせて加工してあるので、
その竿石(仏石)のサイズが変わると、
この部分も加工しなおさないといけません。
これが意外と大変です。
全体のバランスが崩れることもあるので、
これは一番お勧めできない方法ですね。

というわけで、
費用が掛かりますが、

③ 竿石(仏石)のみを新しくする。

この③がお勧めとなります。
石が同じと言っても、天然のものなので、
全く同じ石、というわけには行きません。
また、
正面の文字を新たに彫刻しなおししなくては、ならないので
費用的にもかなり高額になります。

さらに、
耐震加工等している場合、その解体費用も上乗せとなります。
その耐震工法によっては、事実上、解体不可能な方法もありますので、
非常に注意していただきたいですね。

なので、まとめとしては、

竿石(仏石)の側面に戒名、法名他を彫刻するときは、
決して間違わないように、慎重に原稿確認等をしましょう。

と、なります。

       
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Q264~お墓の戒名が違うんですが。。。副碑編

お墓の文字は基本的に一度彫刻したら、元には戻りません。
なので、確認の上に、確認をします。

おおきた石材店では、追加彫彫刻では、
文字原稿が出来上がったのち、
まず、
①弊社でまず確認します。
次に
②原稿のコピーをお客様にお送りして、
お客様に確認していただきます。
③そのお客様の確認が済み次第、彫刻工事に入ります。

それでも、間違いが起こることがあるのです。

よくある間違いのパターン。

戒名の文字の間違い、
戒名の文字抜け、
没年の年月日のズレ、
俗名の文字の略字の違い、
数えと満の没年齢の違い。

戒名の文字がお寺さんの書かれた文字の場合、
読みにくくて、もう一度書いてもらったら、違う字だったということがあります。

戒名のバランスがなぜか悪く、気持ち悪い。。。
よく確認してみると、一文字抜けていた。
長い戒名だったので、よく見ないとわからないこともあります。

没年齢が四十九日法要とか、百カ日法要の時の彫刻なら間違えることがないのですが、
三回忌、七回忌、それ以降の彫刻の場合、勘違いで日にちが違っていたということもあります。

俗名も普段は略字を使っていたので、正式の文字を忘れていた、(知らなかった)
ということも。

そして、一番間違いが多いのが、年齢。
「数え年」なのか、「満年齢」なのか。
ほとんどが数え年なのですが、時々、ずっと満年齢で彫刻されていて、
じゃあ、今回も満年齢で、ということもあります。
それから、数えは満年齢+1才と思っていると、
満年齢+2才のこともあります。

そういった間違いを彫刻してしまうこともあります。

お寺さんの戒名のメモ自体が勘違いで違っていた、ということもあります。
これはどうしようもありませんが。。。

以前、生前に戒名をもらっていたのが、お寺さんも忘れていて
(そういうことがあるのかな。。。(^_^;)
2つ目の戒名を頂いてしまった、ということも。

なので、
間違えた文字を修正したいとき、どうすればいいか?

4つの方法があります。

 

①彫刻した文字を埋めて、その上から彫りなおす。

一番安上がりです。
ただ、石でないもので穴埋めをしますので、後で剥離することもあります。
表面が風化して、非常に目立つ。
逆に、
何が彫ってあるか読めなくなる、ということも。

 

 

②石を加工しなおして、もう一度彫る。

2-1 石の厚みを詰めて、もう一度同じ字を彫りなおす。

一番よくやる方法ですね。厚みを文字の深さだけカットして、
もう一度、彫刻しなおす。
出来上がりはかなり美しく、新しい戒名碑に見えます。
欠点は厚みが薄くなるので、足のサイズと合わず、
戒名碑の後ろにクサビを指すか、
完全に接着+シールをしてしまう。
どちらかをしないと、不安定になることもあります。

2-2 彫刻してある部分だけカットして、横幅を詰める

これは、一人だけしか彫刻してない場合でしか使えません。
ただ、これも非常に美しい状態で完成できます。
しかし、横幅が狭くなり、やや不格好に。

つまり、

dsc_0014-2

赤い線でカットするという方法ですね。
台の長さと不釣り合いになりがちなので、
そちらの調整も必要となることも。

③ 新しく作る

これが一番、元の石と同じ状態になります。
場合によっては、元の戒名碑よりもよくなることも。
ただ費用は一番かかります。
中国の石の場合、(インドの石であっても)トータルで新しい石を用意した方が、
安上り、という場合も実はあります。
また、場合によっては、足も交換した方がいい場合もあります。

お墓本体に彫刻してある場合は、
次回に。

       
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