Tag Archives:

石と石を固定するツール「礎(いしずえ)」

おはようございます。

但馬、豊岡のお墓と墓石のプロ、おおきた石材店の大北和彦です。

晴天が続き、お墓を建てるにはありがたい季節ですが、手の甲と、首から上だけが
日焼けしていきます。日焼け止め塗っているんだけど、おかしいな。。。(^_^;)

 

お墓の石って横同士くっ付いているのは、金具で固定できますが、上下でくっ付いているのは、金具で固定しずらいのです。しかも、お墓本体は金具で固定はできない。見た目が悪いので。。。(^_^;) なので、金属以外の特殊なツールで固定する場合が多いです。

 

色々試してみて、今は「礎(いしずえ)」というツールを使っております。下の写真はその「礎」で固定している様子。丸い輪のようなものが「礎」です。この中に接着剤と3ミリ幅をキープするためのゴム板が入っております。その周囲、グレーのものが同じコーキング系の接着剤。白いものがシリコン系の接着剤。

IMG_20190513_111621

 

別の角度から。どうしてこの丸い輪(礎)を使うかというと、接着剤は「圧着」すると接着力が増すと言われて言います。この丸い輪っかの中に接着剤を挿入し、上に石を乗せることによって、輪の外に広がろうとする接着剤が堰き止められ、圧力がかかって、「圧着状態」になる、という理屈です。

IMG_20190513_111833

 

その上、竿石を設置するときは5枚使いで固定しています。一番力がかかるし、一番倒壊しやすいのが、「竿石」です。

IMG_20190513_132801

 

しっかりと接着剤を装填します。

IMG_20190513_133428

そして、竿石を設置して、完成。

 

IMG_20190513_140326

上は「礎(いしずえ)」、基礎部分は「信頼棺®」での施工。非常に強固で丈夫なお墓になりました。

 

 

メールお問合せ

 

 



雨漏りしないお墓~「信頼棺」®

お墓の地震対策④~新たな次元へ

おはようございます。

但馬、豊岡のお墓と墓石のアドバイザー
お墓ディレクター1級のおおきた石材店です。
久々の朝更新です。。。(実は前日予約投稿ですけどね。。。(^-^;

建てたばかりのお墓を仮撤去しなくてはならなくなった話の続きです。
(その話はこちら
解体してみて、びっくりしたのは、予想外に簡単に解体できたこと。

おそらく、接着剤が施工不良気味だったんだろう、と
私は個人的に自分を納得させました。

 

もちろん、地震で倒壊するレベルではありません。

 

しっかりと固定されていて、
免振性能は十分だったと思っております。

 

でもそれでも、簡単に解体出来すぎだろ。
あまりにも。
クレーンで釣りながら、くさびを打ち込み、徐々に開いてきて、
さらにくさびを打ち込んで。。。
そこまでは予想通り。でも
その後、ぱっかりと口を開いて、外せました。

 

接着剤の性能がやや落ちる、気がしたのです。

 

疑問を抱えていた時、ヒントを与えてくれた人がいたのです。
「礎(いしずえ)」という全く今までの手法と異なる、
でもすごく簡単な、施工方法です。

29597988_1711531225596556_3604274982790965227_n

かなりやばい感じの人に見えますが、神津秀秀仁さんです。
ガウディという会社の代表で、石材店も経営されていますが、
地震とお墓について、ずいぶん長くかかわっておられる人です。

(ついでにフォローしておくと、サングラスを取ると子供のようなつぶらな瞳が出てくるので、照れ隠しのためにサングラスをかけているのではないかなって、勝手に想像してますが。。。)

 

仕事柄、地震対策には深い造詣があり、ご自身納得のいく「お墓の地震対策」として生み出されたのが、「礎(いしずえ)」であり、「礎自在」です。

 

このガウディの販売する「礎」は根本的な発想が違う免振手法です。

 

接着剤を完璧に圧着状態で施工すれば、
免振パットって必要ない。
なくても問題ない。
接着剤自体がお墓の石を支えて、
地震の揺れも吸収する。

 

今までにない手法です。そして、その「礎」が「礎自在」という新しい可能性も最近発売されました。

 

まだまだ実績が少ない礎ですが、
可能性は大きいですね。
石と石の接着のみならず、
基礎コンクリートと石との接着にも利用できる画期的なものです。

 

今、お墓の耐震で一番のウィークポイントは
お墓本体とその基礎コンクリートとの接着。
それができる可能性があるのです。

 

今後も使っていきたいと思います。

 



雨漏りしないお墓~「信頼棺」®

今週はお墓じまいウィーク

こんばんわ。
夜更新の但馬、豊岡のお墓と墓石のプロ、おおきた石材店です。

今週は、お墓じまいばかり3件連続させて頂いております。

その中で、おおきた石材店の先代(父)が建てたお墓の
お墓じまいをさせて頂きました。

IMG_20181119_093646

竿石を撤去して、そのあと、上台を取り外しているところです。

建墓年数は約20年前。
当然ながら、耐震施工ではありません。
おおきた石材店では、耐震施工をするようになったのは、おおよそ10年前くらいですか。
それ以前は、父に教えられた方法で施工しておりました。
つまり、
「石の上に石を乗せるだけ」

ある程度、滑り止め的なことはしていましたが、
耐震、免震と呼べるものではありませんでした。

上のお墓もそうです。

四国の銘石で建てられたお墓ですが、
全く石の上に石を置いてあるだけ。

これは、おおきた石材店だけがそうなのではなく、
周りの石材店でも同様だと思います。
もしかしたら、今現在でも、このような施工方法で建てられている石材店、
あるかも知れません。

IMG_20181119_093657

この写真は凄くわかりやすいですが、
雨上がりなので、石全体が濡れておりますが、
石と石が接する部分、真っ黒になっておりますね。

これは、石同士がくっついていている証。
そのわずかなすき間に埃(ほこり)が入り込んで、黒ずんでいるんですね。
耐震施工なら、シールをしてすき間をふさいでいるので、
このようにはなりません。

このように、おおきた石材店で施工したお墓でも15年以上前に建てたお墓は
耐震施工、免震施工が施されていないお墓の可能性もあります。

 

IMG_20181119_093853

上の台を取り除いた状態。
設置面は真っ黒ですね。

その上、クランプ(石を吊る道具)で石を吊ったら、
すぐそのまま吊れてしまいました。
まさしく、
「上に乗っかっているだけ」です。

父が建てたお墓だし、四国の銘石だったので、
お墓じまいするのは、忍びないなって、最初は思いながら、お墓じまい工事に取り掛かっていたんですが、
途中から、全く違うことを考え出しました。

もし、このお墓が建ったままで、
地震が来て、お墓参りしている施主様の方へ倒れて来たら。。。
あるいは、
となりのお墓のお墓参りしている人に迷惑を掛けてしまったら。。。

IMG_20181119_094709

このように、一番下の芝台も上の台石がのっかっているだけ。
全く地震対策はしておりません。

父の建てたお墓ですが、私がお墓じまい出来て、よかったのかもしれません。
施主様はすでに、遠方に引越しされ、お墓参りもできないので、お墓じまいすると
決心されたようです。

このように、おおきた石材店の施工したお墓のみならず、
但馬地方、いや、関西地方には、おそらく15年以上前に建てたお墓は
地震対策を全くしていないお墓がけっこう建っている可能性が高いです。
私自身も「日本石材産業協会」に入会して、はじめて各地方で地震対策を実施していること。
関西地方はもっともその点で遅れていることを知って、地震対策を始めたのです。

現在は「地震に強い施工」という免震施工を実施させていただいております。

お墓が凶器とならないように。
お墓で悲しい思いをする人がいなくなるように。

今後は、地震対策として、
現在使わせていただいている「礎」というツールとともに、
地盤工事と構造変更も考えていきます。



雨漏りしないお墓~「信頼棺」®