Q330~お墓は石でないといけないの?
石でなくてもかまわない、と思います。
「お墓」とは旧来は、ご遺骨の地中に埋葬されている場所の目印でした。
(両墓制の墓地に関してはその意味が異なりました)
現在は、「お墓」とは、ご遺骨が埋蔵するための装置(構造物)が第一義です。
埋葬(埋める)から埋蔵(安置)へと「お墓の役割」は変化して、今現在に至ります。
その意味合いだけなら、お墓は石でなくてもいいと思います。
むしろ、石ではない方が安価だし、重たくもないし、手軽だし、
いいことずくめです。
コインロッカー的な今の「納骨堂」で十分です。
プラスティックの収納箱的なものに、エッチングで名前を掘って、古くなれば、新しくするというだけで
十分その役割はこなせると思います。
では、なぜ石なのか。
二つの付加価値を求めると、石が一番ふさわしいとなるからです。
その二つの付加価値とは?
〇 亡くなった人の喪失感を癒す
と
〇 永続性
です。
逆に言うと、この二つの付加価値のない「お墓」は石である必要性がない、とも言えます。