石でできていることを忘れさせてくれるお墓があります。
おおきた石材店 代表 大北和彦
〇 お墓ディレクター1級
〇 墓地管理士
〇 石材施工技能士1級
〇 技能顕功賞
〇 一般社団法人日本石材産業協会正会員
おおきた石材店
昭和の初めより三代続く、兵庫県豊岡市の小さな石材店。震度７の地震でも倒れなかった「地震に強いお墓」と特許技術「雨漏りしないお墓、信頼棺」の正規代理店。百年後に残るお墓を作っています。
その名も大樹Ⅰ
石なのに、この丸み、ありえないな。石らしくないブラウン系の色と相まって、とても石には見えない。
こちら側は「突き加工」と言って、鋭利な先の道具で叩いて、キズをつける加工方法。本来はもっと細かく突いてしまうのですが、比較的広めに突いて、樹木の表面を表現しております。
比較的粗目に突いた部分と細やかに突いた部分とをグラデーションした表現で、自然な表情を表しています。
正面の頭部分。到底素人がデザインできる形状ではない、波模様？ 自然でしか表現できない極めて複雑な表面。それを石の表面で表しているのは、まさにプロフェッショナルなデザイナーです。素晴らしいの一言。
このデザインは私が一番好きなデザイン墓石の一つなのですが、一番気に入っているのは、鋭利な角が一切ないこと。石とは本来鋭利な角があるはずなのですが、それが一切なく、その上で全体のデザインが破綻していない素晴らしさ。
頭の上の左右非対称も見事にかっこよく、美しく、見事に形作っているデザイン。左がおおらかに、右は力強く。
見れば見るほど、石ではなく、樹木、木の切り株、途中で折れた太い幹の下の根っこの部分に見えます。
この石はブラウン系でも独特の色と模様で、北欧のスウェーデン産の石です。この石ありき、だとは思いませんか。この石は「バーハス」という名前ですが、この「大樹Ⅰ＋バーハス」の組み合わせこそ、最もふさわしいデザイン墓の究極の組み合わせだと思います。デザイン墓をお探しの方はぜひこの組み合わせ、選択肢の一つに。
