Q332~お墓は石でないといけない理由② 永続性
石にある永続性。
耐久性のあるものなら、他にもあります。
ステンレス製品。
強化プラスティック製品。
鉄も錆びなければ、かなり耐久性は高い。
昔は石しかなかったのかもしれません。
今は他にもたくさんあります。
石ではなくてはならない理由のうち「永続性」を求める理由は二つ。
① 一つは文字を彫刻しないといけないこと
永続性のある素材、だけではなく、文字を彫刻する必要があること。
しかも、それ自体も永続性を求めるなら、しっかりとした彫刻が必要です。
鉄やステンレスにエッチングでいいのでは?と思うのですが、
それでは、簡単に文字は読めなくなります。
素材自体と同じくらいその文字が読める状態も永続性がなくてはなりません。
鉄やステンレスに文字を彫刻することは、簡単な技術ではなく、
時間と高いコストが必要だと思われます。
ステンレス製の永代供養墓は最近よく見ますが、文字を刻む部分は
石製であることがほとんど、だということが証明しております。
② 出来るだけ構造がなく、一体的な素材であること
お墓の石というのは、地中から掘り出したものをカットして
お墓の形にして磨いて作成します。
いうなれば、根野菜をイメージすれば、分かりやすいかもしれません。
巨大な岩盤から切出す石の場合でも、巨大な根野菜から一部を切出す、とイメージできます。
つまり、素材そのもので、「中まで石」なのです。
構造部分と言えるのは、石と石の間、下の石と上の石のつなぎ目部分だけです。
その部分が一番弱く、劣化が始まりやすいのです。
その構造部分はでも、石が一番少なく、
鉄、ステンレス、プラスティック製品は、構造部分だらけです。
たくさんの構造部分があって、その部分が弱く、そこから劣化しやすいのです。
トータルで永続性を比べるなら、石で出来たお墓は一番有利であることが言えます。
この2点において、石がもっとも永続性に関して石が一番である理由です。