Q266~お墓に骨壺が入らない!!どうしよう。。。
こういうことは、あります。
さほど珍しいことでもありません。
以前、正月2日に納骨できないので、
何とかして!!と電話が掛かってきたこともあります。
原因は骨壺の大きさ。
関西の骨壺の大きさはこれくらいが普通です。
五寸、六寸のサイズですね。
大体直径が手のひらサイズが多いと思います。
時には、分骨用のさらに小さいサイズの時もあります。
分骨と言いながら、それだけ、という場合。
そういうサイズが基本なので、お墓の入り口は小さめです。
中の納骨スペースも狭いことが多いですね。
このサイズで、4~6柱入れば、一杯ってくらいが多いです。
しかし、
関東はもう少し大きいですね。
これはおそらく10号(1尺サイズ)だと思いますが、
これほどではなくても、これくらいは入るようにできています。
なので、関西型の納骨方式では、絶対に入りません。
このように手前の拝石(線香とかお供え物を載せる板石)をどかすと、
その下に納骨スペースが現れる、という
ちょっとドラマチックな方法で納骨します。
このサイズをお骨を引っ越しして、関西のお墓に入れようとしたら、
入らないのは当たり前ですね。
関西では、一部の焼骨しか、お骨拾いで拾いません。
関東では、できる限りの焼骨を壺に納めて、納骨します。
この違いが壺の大きさの違いとなります。
このお墓は、壺が入りにくいので加工したお墓です。
非常に狭い納骨口ですが、
これは、古いお墓なら、普通の大きさですね。
このように入り口を加工して、
このサイズの骨壺が何とか、スムーズに入るようになりました。
このように関西、関東と壺サイズがずいぶん違います。
また、
同じ関西でも、昔はもっと小さかったのですが、最近は徐々に
大きくなってきています。
古いお墓には、最近のやや大ぶりの骨壺が入らない、ということは
よくあります。
壺ごと納骨の場合は、お墓に入るかどうかを確認しておきましょう。