Q267~お骨の中が水溜りになっていて。。。どうしましょう。。。
まず、お聞きします。
① お骨は骨壺に入ったまま、納骨されていますか?
それとも、
② お骨は壺から出して、お墓に納められてますか?
まず壺ごとにお墓に納骨されている場合、
壺内部だけに水が溜まっているのか、
壺の外も含めて、水が溜まっているのか、で
違ってきます。
まず、
1-1 壺の内部だけに水が溜まっている場合。
今の納骨壺は、白で塗りの陶器です。
なので、水分が溜まりやすいですね。
湿気が時間とともに溜まって、水びたしになる、ということもあります。
では、
1-2 壺だけではなく、納骨スペース全体に水が溜まっている場合
もともと、納骨スペース(カロートと呼びます)内に水が溜まりやすくなっていて、
ある程度の時間が経過すれば、乾燥➡水がなくなる、という流れなのですが、
壺の中だけ、水分が抜けず、水が溜まった状態になる。
という二つのパターンがあって、
どちらもよくあるんですが、基本水分がカロート室内に侵入してくるので、
排水方法を考えないと、いけませんね。
納骨スペース全体に水が溜まっている可能性がある場合、
残念ながら対処の方法が限られます。
お墓全体の構造を変えないと難しいので、
大掛かりな工事となる場合がありあます。
逆に、
骨壺だけに水が溜まっている、場合。
納骨スペースの気密性が高くて、湿気が抜けず、
壺内にどんどん水分が溜まっていく場合があります。
この場合は、壺を変えることで対処できます。
素焼きの水分が浸透する材質の骨壺を利用する、
骨壺から出して、納骨袋に移し替える、
などの方法があります。
さらに、
② 壺から出して、納骨されている場合、
水浸しになっているのは、地盤の水位が高い、
水はけが悪い、などの理由が考えられるので、
これも、お墓自体の構造変換、あるいは、墓地の土壌入れ替えなどの
大掛かりな方法が必要になってきます。
お墓を建てる前に、この土地の水はけがいいのか、悪いのか、
あるいは、
地盤が柔らかいのか、しっかりしているのか
などの最低限の情報は知っておくべきでしょう。
また、場合によっては、費用も掛かりますが、
地質検査等の事前の検査もした方がいいのかもしれません。