お墓の掃除”ってどこまでやればOK?〜無理なく続けられるお手入れの目安〜
「お墓の掃除って、どこまでやればいいの?」
年に数回のお参りのとき、草取りや拭き掃除はしているけれど、これで足りているのか不安…という声をいただきました。

◇兵庫県豊岡市のお墓のアドバイザー大北和彦です
兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店です。
☑ 兵庫県北部で唯一の「お墓ディレクター1級」
☑ 雨漏りしないお墓「信頼棺®」正規代理店
☑ (一社)日本石材産業協会正会員
☑ お墓の法律のプロ、「墓地管理士」取得
おおきた石材店はお墓のことを全く知らない人にも、お墓を建てる時に大事なことをわかりやすくお伝えすることを第一に考えて情報発信しています。
実は、お墓のお手入れは簡単にできることと時間と粘り強さが必要な部分、プロに任せた方がいい部分があります。”日常で自分でできる範囲”と“専門に任せるべき範囲”を分けて考えるのがポイントです。
1. 日常でできる「基本のお手入れ」
- 落ち葉やゴミを拾う
墓地に落ちた葉やゴミはその場で回収。見た目がぐっときれいになります。落ち葉拾いは雨上がり等は落ち葉が濡れて拾いにくくなります。晴れた日、日光が当たる日などがおすすめです。 - 水拭きで石の表面をきれいに
やわらかい布で水拭き。洗剤は基本不要(中性洗剤なら使用しても問題ない)。お墓が建って10年以内くらいの新しいお墓なら、布での乾拭きでも大丈夫です。 - 雑草の除去
根から抜くのがベスト。抜いた後は土を均すと再発防止に。抜きにくい草はあまり無理をせず、目立つ部分のみカットで十分です。草の除去も雨上がりよりも晴れた日の方が抜きやすい場合が多いので、晴れた日に行いましょう。 - 花立・花瓶の水替え
ぬめりは軽くスポンジで落としましょう。コップなどそこの深い食器を洗う道具がホームセンター等で売っています。それを使うと底まできれいに掃除できますよ。
💡 ポイント:これらは「お参りのついで」にできる範囲。頻度はお盆・お彼岸・命日などでOK。
2. 季節ごとの「プラスαメンテナンス」
- 年に1回のしっかり洗い
柔らかいブラシで目地や刻字部分の汚れを優しく落とす。あまり強く当てると石が欠ける場合がるので注意。これも雨上がりに掃除するととても落ちやすいです。 - 線香立てや香炉のすす掃除
固まった灰は水でふやかして除去。これは、動かせるものなら、バケツ等に水を張って、その中に浸けて掃除すると落ちやすいですね。
💡 ポイント:雨上がりの石が濡れている時に行うと汚れがとても落ちやすく掃除が簡単。
3. プロに任せるべきお手入れ
- コケや黒ずみの除去
高圧洗浄や専用薬剤が必要な場合は専門業者に依頼。文字の中の汚れも落ちにくい時は専用洗剤が必要な時があります。また、ツルツルの面ではなく、ガタガタの面の石の場合も汚れが落ち尼くので、プロに任せることもありかも。 - 目地の補修・石のズレ直し
地震や経年で動いた部分は自己処理せず相談を。基本的に人の力では直りませんし、開いた目地をそのままふさいでしまうのは、あまりいい方法ではありません。石材店に相談されるのがいいと思います。 - 彫刻部分の色入れ直し
素人作業はムラや剥がれの原因に。はがれにくく色を入れるためには、下の汚れや元々付着している色を一度落とす必要があります。その手間を省くと、色が落ちやすくなります。 - 納骨口の清掃
納骨口付近はお墓の中で最も汚れやすい部分。掃除するには石を動かす必要があり、重くて欠けやすいため危険です。安全のため、必ずプロに任せましょう。
💡 ポイント:「やってみたいけど壊してしまいそう」と思ったら迷わず専門家へ。
まとめ
- 普段は簡単な掃き掃除・拭き掃除・草取りで十分。
- 年1〜2回は少し丁寧なメンテナンスを追加。
- 危険・難易度が高い部分はプロに任せるのが安心。
無理なく、続けられるペースでお手入れを続けることが、一番長くお墓を守る方法です。
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