地蔵様と観音様、あなたはどっち?
おはようございます。但馬、豊岡のお墓と墓石のプロ、おおきた石材店のカズ(stoneman-ohkita)です。
雪が久しぶりに降って、雪との格闘が何とか終えつつあるなと思ったら、今夜からまた雪、らしいという。。。
今までの努力が無駄に。。。
いや、無駄ではなく、運動不足になりがちな冬に
いい運動が出来ました。。。(^_^;)
またリスタートします。
月刊石材という業界誌の1月号。
いつも楽しみにしている「ブッチモのブログ」
池渕石材工業株式会社の池渕良博さんの記事です。
皆さんは観音派、ですか?地蔵派ですか?
という問いかけ。
どちらがいいか、う~ん、どっちかな。。。
仏教という大きな世界の中で、
巨大な派閥の一つ、観音派と地蔵派。
どちらも非常に著名なキャラクター。
観音とは、世間の救いを求める声を聞けば、直ちに救済するという意味、だそうです。
その救済の手法は数限りないらしく、その具体的な方法が三十三観音だそうな。
そして、観音菩薩は大きく、阿弥陀如来の派閥に属し、阿弥陀三尊の左に位置して、
右の勢至菩薩とともに、阿弥陀如来支える存在。
仏教界では、エリート中のエリート。
一方、
地蔵さんは、釈迦如来という大看板が引退されてから、
次代のエースと目される弥勒菩薩が登場するまでの間、
長く仏教界を引っ張ってくれる頼れる存在。
全ての人を極楽に送った後、自分も如来となる、という大願を持っていると
言われています。
日本全国の路傍に建たれて、まさしくすべての人を見守られています。
その行動力はすさまじく、この世と地獄とを隔てる「賽の河原」という河原で
迷っている幼い子供たちをやさしく保護される活動が高く評価され、
「子供たちの守護神」として、「お盆」の後に、関西地方では、別途、
「地蔵盆」というイベントが広く開かれているほど。
いずれも、劣らず、次代の仏教界のエースであり、
私たち人間にも広く知られたスーパースタ―でもあります。
どちらかって言われてもな。。。
エリートの観音様
下積みから積みあがってきた地蔵様。
どちらも素晴らしい存在です。
つまり何か言いたいかというと、
そのような、すごい存在の象徴であるものを
簡単に「お墓じまい」と言って、片付けてしまっていいのですか?
ということ。
正面に「南無阿弥陀佛」と彫刻してあれば、
もうあなただけのものではない、とは思いませんか?
「南無観世音菩薩」とか
「南無地蔵菩薩」とか彫ったお墓はおそらくほとんどないですが、
「南無釈迦牟尼仏」と彫ったお墓とか、
水子供養のためのお地蔵様とか、
観音様もたまに見かけますよね。
あなたのお墓には、仏教界のエリート、スーパースターの石像が
建ってませんか?