Q294~灯ろうって必要なの?
灯ろうって、灯りを灯す、ものですよね。
角墓前灯ろう、
丸墓前灯ろう、。
いずれも、火袋のという石の中にロウソクを立てて、明かりを灯すものです。
これは、灯明を仏に献ずる、という灯明供養という、供養の一つです。
「法華経」の中にも薬王菩薩が自らの身を焼いて灯を供養した、というくだりがあるそうです。
また、この灯明供養は、灯りを絶やさない、という意味もあります。
真言宗の本山、高野山奥の院には1000年以上灯し続けている灯明があります。
「万灯会」といって、多くの灯りとともに亡くなった人の供養を行う行事も各地で行われます。
灯明は仏教では大切な供養のひとつなので、灯ろうがなくても、
ロウソク立を代用して、お灯明は上げた方がいいのかもしれません。