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    Q012~樹木葬ってなに?

    樹木葬とは、墓地として許可を受けた場所に、遺骨を埋蔵、埋蔵すること、です。
    その目印として樹木を植えたり、
    予め目印となる樹木の周りに埋葬、埋蔵された、
    のが樹木葬と呼ばれるようになったきっかけです。

    基本、墓地に埋葬なので、散骨とは違います。

    自然に還るというイメージで注目されている新しい葬送方法です。
    このイメージが一人歩きしていて、正確な内容があまり伝わってない部分も多い気がします。

    DSC09657
    東京都営霊園の樹木墓地の場合ですが、
    地面に円柱状の穴を開けられ、
    そこに納骨袋に移した遺骨を埋蔵され、
    その上に順番に遺骨を積み上げられる方法です。
    基本、一番下は土に還る可能性はありますが、
    その上に埋蔵された遺骨は周囲はコンクリート、下は
    他人の遺骨なので、自然にはほぼ還りません。
    ほぼ合祀(合葬)墓と考えてもかまわないと思います。

    また、東京都の小平霊園に新しく供用された
    「樹木墓地」は一体一体、地面に穴を開けて埋蔵されるわけですが、
    作業のため、他の墓地区域の上を歩かなくてはならないので、
    納骨工程は基本、遺族にも非公開です。
    大よその位置は知らせてくれますが、正確な場所は
    特定できません。
    また、当然、納骨後の
    「やっぱり一部の遺骨を手元においておきたいので、
    掘り返したい」と言っても、返還されません。

    お墓のシンボルとなる墓標的なものもありません。
    納骨後、お墓と同じ感覚でお墓参りはできないのではないか、
    ということも想定できます。

    ポイントとしては
    納骨の仕方(個別か他の遺骨と一緒か)、納骨の様子が確認(見ること)が出来るか、納骨後、お参り、参拝のシンボルとなるものがあるかどうか、

    さらに、自然の土地なので、維持管理が必要となります。

    (木の剪定、草刈、など)追加の管理料などが必要ないのか?
    維持管理は行き届いているか?
    特に墓域の募集が終わったあと、管理者が変わるか変わらないか?
    維持管理が疎かにならないか?
    管理者、運営者は持続的に運営できるか?

    など、確認しておくべきことは多いですね。

    新しい供養方法ですから、いろいろ確認しておかないといけないと思います。
    お墓というかこういう供養の場所は長い付き合いとなるので、
    途中で変わる、って言う可能性もある、ということも心構えとして
    持っておく、準備しておく、想定しておく必要はある気がします。


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    この記事を書いた人

    兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー。兵庫県北部での唯一の「お墓ディレクター1級」取得。供養のプロ、墓地管理士。「お墓」に関する記事を1500以上執筆中。現在お墓に関する記事を365日毎日更新継続中。(一日怪しい日があるが。。。)地震に強いお墓と雨漏りしないお墓を建てています。

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