Q011~檀家ってどういうこと?
江戸時代、全ての人はどこかのお寺に所属しなくてはなりませんでした。
今の戸籍の変わりにどのお寺に所属しているか、どうかで
個人を特定したんですね。
その名残で、
今でも、どこかのお寺に所属している、ってことを
「○○寺の檀家、檀家になる」といいます。
つまり、
そのお寺を支えるコミュニティーに加わる、加わっているってこと。
お墓をそのお寺の土地に建てさせてもらって
そのお墓を供養してもらう代わりに、
その住職、ならびにお寺を支えるメンバーになる。
それが檀家というシステムです。
「お寺の維持、管理をする」ことに関わる費用を
そのメンバー(檀家)が分担する、ってことですね。
ですが、気分良くその檀家に加われるかどうかは
いくつかのポイントがあります。
まず、
お寺のご住職と合うか、相性の問題。
これは結構大切です。
先代のご住職はいい人だったが、その跡継ぎは。。。
ということもときどき聞きます。
相性と言うのは侮れません。
それから
「お寺、お墓」を守っていこう、というコミュニティーであるかないか?
それも大切ですよね。
金銭的な負担があるんですから、
なんだか信用できない檀徒総代さんだな、とか思うと
なかなかうまく行かないと思います。
さらに、
下世話な話ですが、
新しく檀家になる場合、
どれほど寺布施
(各檀家の割り当て金)
が必要なのか、予め予想を立ててから
檀家になることも必要かもしれません。