兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー

「それ、ちゃんと説明されましたか?」〜石材店に求められる“情報の開示”とは〜

    
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「それ、ちゃんと説明されましたか?」〜石材店に求められる“情報の開示”と...

「それって、普通のことだと思っていました」


お墓工事の見積を依頼した時、お墓工事の金額を明記した「見積書」というものを頂くのが普通です。
「この価格には何が含まれているのか?」
「どんな工事をしてくれるのか?」
「万が一のときは、どうしてくれるのか?」
その見積書を見た時、そんな疑問を持たれる方は少なくないそうです。
でも実際には、それを石材店に尋ねても、「あいまいな返事しか返ってこなかった」という声を耳にすることがあります。


◇兵庫県豊岡市のお墓のアドバイザー大北和彦です

兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店です。

☑ 兵庫県北部で唯一の「お墓ディレクター1級」
☑ 雨漏りしないお墓「信頼棺®」正規代理店
☑ (一社)日本石材産業協会正会員
☑ お墓の法律のプロ、「墓地管理士」取得

おおきた石材店はお墓のことを全く知らない人にも、お墓を建てる時に大事なことをわかりやすくお伝えすることを第一に考えて情報発信しています。


情報がないと、判断できない


お墓づくりは、一生に一度あるかないかの大きな買い物です。
だからこそ、施工内容や価格、保証などの情報がきちんと開示されていなければ、消費者は正しい判断ができません。


実は、一般社団法人日本石材産業協会が定める「墓石工事契約等ガイドライン」の中にも、こんな一文があります。

第4条6項:登録店は、施工内容や価格などの有用な情報を消費者に開示・提供し、適切な助言を行い、消費者が適正な選択や決定ができるように努めなければなりません。


これは、「消費者の納得を大切にしよう」という、石材店側のルールです。
でも、現実にはこのルールが守られていないケースもあるようです。

情報を開示しない石材店の特徴とは?


それでは、施工内容や価格などの情報をきちんと開示せず、消費者の判断を妨げてしまうような石材店には、どんな特徴があるのでしょうか? 以下に5つご紹介します。

1. 「一式」としか書かれていない見積書


「墓石工事一式:○○万円」「外柵一式:○○万円」など、内容がぼんやりしていて、何にいくらかかっているのか分かりません。
→ 細かい内訳がなければ、他社との比較や適正価格の判断ができませんよね。

2. 書面を出さず、口頭説明だけで済ませる


「あとでまとめてお渡しします」と言われたきり、書類が出てこない…。
→ 契約内容や工事の中身が記録に残らないのは、大きなリスクです。

3. 「今だけ安い」と言うが、理由が説明されない


「キャンペーン価格です」「特別値引き中です」と言われても、通常価格との違いや根拠が示されない。
→ 安いように見せかけて、実は割高だった…なんてことも。

4. 施工方法についての説明がない


「しっかりやりますから大丈夫ですよ」と言われるだけで、どんな材料を使うのか、基礎はどうするのか、といった具体的な説明がない。
→ 手抜き工事かどうかを見分ける術がありません。

5. アフターサービスや保証についての話がない


「困ったら連絡してください」で済まされてしまう。
→ 口約束ではなく、書面で保証内容が明示されている方が安心です。

大切なのは「納得して決められる」こと


私たちが本当に求めているのは、「いいお墓」ではなく、「納得して建てたお墓」なのではないでしょうか。
そのためには、石材店が誠実に情報を開示してくれること、そして消費者が比較・検討できる環境があることが欠かせません。

では、どんな石材店を選べばいいの?


そんなときに役立つのが、「墓石工事契約等ガイドライン」の登録店です。
このガイドラインでは、
「消費者の希望や要望を真摯に受け止め、選択の自由を尊重します」
という姿勢を明確に示し、その上で情報開示も義務づけています。
ガイドラインに賛同し、ルールを守ると宣言した石材店だけが、日本石材産業協会のホームページに「登録店」として掲載されているのです。

一般社団法人日本石材産業協会 加盟店検索ページ

まとめ


情報を出してくれない石材店ではなく、情報をきちんと開示し、相談にのってくれる石材店を選ぶ。
その一歩が、後悔のないお墓づくりにつながるはずです。
「この内容、ちゃんと説明されたかな?」
そう自分に問いかけながら、納得できる石材店選びをしていただけたらと思います。