要注意な石材店の特徴2選
先日、「お勧めする石材店の特徴8選」という記事を投稿しました。
その逆、要注意な石材店も「石材店に行く前に読む本」には明記されています。

①店舗や工場、事務所を見せたがらない
これは、以前、店舗も事務所もないのに、墓石の販売をしている業者がある、ということであまりいい仕事しないのでは? ということで項目に挙げていました。
ただ、現在でも、こういう自分の店舗、工場、事務所を見せたがらない業者は見せたがらない理由があるはずです。なので、注意ポイントとしては十分ありだと思います。
②強引な営業スタイル
これは、どんなことにも強引に自分都合で進めてしまう、ということです。強引に契約をするために進めてしまう。そういう営業マン、石材店は要注意。ということですね。
具体例として挙げてみます。
①その場で契約を迫る担当者
会ったその日に契約、というのは、業者側にとってはとても魅力的でありがたいですが、お墓工事の契約でそれはあり得ない。たくさんの選択肢があるのを、その一回ですべて決めてしまうというのはほんとにありえないですね。
②価格の安さだけをアピール
今日、契約いただければ、〇%割引します、なんていう石材店、いるのだろうか? 契約するお客様も普通なら、不安でしかないはずですよね。もともとぼったくりの金額だったのか? とか、分からない部分で何か手抜きされるのでは? なんて勘繰りたくなります。
③在庫品を押し付ける業者
在庫品だということをしっかり伝えているのなら、構わないと思います。ただ、やけに在庫品ばかり勧めて来るのは、少し考え物です。石材店の側に立ったら、確かに長期在庫を利用してくれたら、有り難いです。でも、それは普通の製品ではありません。自動車で行ったら、新古車。ユーズドカーです。リース上がりの車と大差ないものです。特に長い間展示していたものは、かなり劣化も進んでいます。
④他店の価格を気にして、簡単に値引きに応じる業者
②と同じなのですが、そんなに簡単に値引きに応じるなら、最初から安い値段を提示してくれ、と思いませんか? 他店の価格に応じて値段が変わるような金額、果たして信用できるでしょうか?
おおきた石材店では、適正価格を見積書に記載していますので、金額が見合わない場合は、中身の変更を伴った金額の変更をさせていただいています。
⑤全額前払いを要求する業者
これも、あまり良くないですね。まず、工事内容に不具合があっても、お客様側には、武器がありません。対処の方法が弱く、狭くなってしまいます。
そして、石材店側にもデメリットがあります。全額前払いだと、仕事に対するモチベーションが変わってしまうのです。おおきた石材店の場合は、契約時に一定の金額を契約金として、仮受けさせていただいていますが、全額払いたい、という奇特なお客様が稀にいらっしゃいます。おおきた石材店を全面的に信頼されて、のことなのですが、この場合も丁重にお断りさせていただいています。
⑥断ってもしつこく押しかけて来る業者
これも良くない業者の例ですね。自分が購入する立場になれば、よく分かると思うのですが、断っても断ってもしつこくやってくる営業マンって、すごく嫌だと思います。ただしつこいから、しぶしぶ契約する人って、いるのでしょうか? 一定数いるのでしょうね。そういうスタイルの営業をしているのだから。
まとめ
これら、強引な営業スタイルの営業マンには、困り果てて仕方なく契約してしまう、という人が一定数いるので、なくならない、のだと思いますが、これは、後で後悔する可能性が高いと言えます。
こういうスタイルの石材店は、工事にはこだわる、ことはまず考えにくいです。こだわればこだわるほど経費が掛かるから、です。経費は可能な限り削りたいはず。安く請け負っているから。ダンピングしているから。そういった費用は利益を削らないとできません。でも、利益がないと会社は経営できないので、どこかで利益を作らないといけないから、です。
価格を大幅値引きする、その手法で強引に契約する。その手続きでのお墓工事で満足いくお墓を建てることは非常に難しいと思います。
むしろ、見えない基礎工事で経費削減などされたら、後で後悔するお墓になることは確定となります。