お墓、建てない方がいい場所
お墓は住宅と同じで、かなりの重量物がその土地に加わります。
住宅と同じ、軟弱地盤とか建てない方がいい場所ってあります。
新しくお墓を建てる、あるいは、どこかから墓地にお墓を移す時、お墓の区画を選ぶ段階で、避けた方がいい場所って、あると思います。
そういう場所をお伝えします。
( ※ 既に建っているお墓は場所を選べません。そうではなく現在、墓地の区画を選べる状態の方向けの記事となります。)

◇兵庫県豊岡市のお墓のアドバイザー大北和彦です
兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店です。
☑ 兵庫県北部で唯一の「お墓ディレクター1級」
☑ 雨漏りしないお墓「信頼棺®」正規代理店
☑ (一社)日本石材産業協会正会員
☑ お墓の法律のプロ、「墓地管理士」取得
おおきた石材店はお墓のことを全く知らない人にも、お墓を建てる時に大事なことをわかりやすくお伝えすることを第一に考えて情報発信しています。
① 軟弱地盤

住宅も軟弱地盤は避けますよね。お墓も一緒です。しかもお墓は住宅ほど広い面積は必要としませんが、面積当たりの重量はかなり重たいです。しかも、一番重たい重量がかかる場所が中心ではないという特殊なものです。だから、建てる時はとても慎重でありたいです。
軟弱地盤はどうやって知るの?
と思われた場合、一番簡単に知る方法は、周囲の建っているお墓を見ることです。
周囲に建っているお墓をよく見て、後ろに倒れていないか、前に倒れていないか、左右に倒れていないか、という点をよく観察してみてください。ひどく傾いているお墓がいくつかあれば、そこは軟弱地盤である可能性があります。
また、お墓を建てる区画が分かっている場合、そこの土地に鉄の棒のようなものを差し込んでみる、という方法もあります。人の手で差し込んで、どんどん入って行ってしまうような土地は軟弱地盤です。
また入らない場合も安心できません。石がたまたま埋まっているということもありますし、古いコンクリートが残っている場合もあります。区画内のいくつかを実施してみるのも方法の一つです。
更に、古いお墓の基礎が残っている場合はこの方法は使用できません。

お墓じまいした後は、お墓の基礎が残っていることが稀にではありますが、ある時があります。
②埋め土の区画
墓地というのは、あまり良い土地ではない傾向があります(地盤的に、です)
良い地盤の場所は、住宅地などにしてしまうので、あまり住宅地にふさわしくない、建てずらい場所に墓地の造成はされやすい、傾向にあります。
豊岡市営霊苑も2つありますが、どちらも谷を利用して、そこを上の方は、切土かもしれませんが、下の方は埋め土で造成されています。
切土は、もともと山だった場所なので、しっかりとした地盤である可能性が高いですが、埋め土は谷だった場所を埋め立てた土地。もちろんしっかりとした造成はされているはずですが、地震の影響は受けやすいし、谷の下に流される可能性もないわけではない。
③壁の上、壁の下の墓地
高い壁(あるいは、がけ)の上の墓地などは、不動沈下といって、斜めに傾いてしまうリスクがあります。お墓は中心より後ろに荷重がかかりやすいので、どうしても傾いて沈んでしまう、不動沈下という現象が起きやすいです。軟弱地盤で傾いてしまうのも、同じ原因です。
高い壁(あるいは、がけ)の下の墓地は、簡単にその壁等が倒れて来るリスクです。
公共工事として、建てられた擁壁(急傾斜対策等)は問題ないと思います。かなりしっかりした壁のはずですから。そうではなく、ブロック塀、ブロック壁などの壁が高く設置されている場所などを想定しています。
まとめ
こちらに書いたことは、現在、お墓を建てようと考えていて、いくつかの候補のうち、どこを選びますか、という状態の方向けの記事です。選択肢がある場合、その選択肢のうち、どこを選ぶかの情報のため書いております。その場所が絶対ダメということではありません。
また、①と②の場合、地盤改良という工事をすれば、かなり改善されます。③も対策を考えることは出来ると思います。その墓地がダメということではなく、対策は必要ですよ、そのことをよく理解してくださいね、という結論となります。
①と②の場合の、地盤改良しなくてはならないと書きましたが、お墓の地盤改良って、どうするの、という場合、最適な方法は「関根石材店式トップベース工法」だと思います。

詳しく知りたいという方は、LINE等よりお問い合わせください。