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    雪国では「春のお彼岸」の意味が少し違います

    「もうすぐお彼岸ですね」そんな言葉を聞くと、
    自然とお墓参りのことを思い浮かべる方、いるかもしれませんね。

    雪のない地域だと、普通の年中行事でしかないのかもしれません。少し寒いな、程度の。
    ただ、雪国に暮らしていると、春のお彼岸は少し特別な意味を持ちます。
    それは単なる年中行事というよりも、冬を越えた一区切りの時間だからです。

    ◇ お墓ディレクター1級:お墓のプロの証、1級取得者は全国で2桁
    ◇ 墓地管理士:お墓、納骨堂、永代供養墓の法律の専門家
    (一社)日本石材産業協会正会員、兵庫県支部理事
    ◇ 石材加工技能士1級:石の加工の技能を表する国家資格
    ◇ 雨漏りしないお墓「信頼棺®」正規代理店
    ◇ 「地震に強いお墓」施工店

    おおきた石材店

    昭和の初めより三代続く、兵庫県豊岡市の小さな石材店。震度7の地震でも倒れなかった「地震に強いお墓」と特許技術「雨漏りしないお墓、信頼棺」の正規代理店。百年後に残るお墓を作っています。

    目次

    都市部と雪国のお彼岸の違い

    雪のない地域では、春のお彼岸は「毎年いつものお参り」という感覚かもしれません。多少寒くても、雪で道が塞がれることはなく、予定を立ててお墓参りに行くことが普通ですから。

    一方、雪国ではそうはいきません。

    墓地までの道が雪で覆われている足元が不安定で近づけない気になっていても、冬の間は行けなかった。そんな時間を何カ月も過ごしたあとに迎えるのが、春のお彼岸です。

    雪が解け始め、空気が少しやわらぎ、長靴ではなく靴で歩けるようになる頃。「そろそろ行けそうかな」そんなふうに思いながら迎えるお彼岸は、雪国ならではの感覚だと思います。

    久しぶりにお墓の前に立ち、無事に冬を越したことを確かめる。それだけで、少し心が落ち着く。雪国のお彼岸には、そんな時間があります。

    春のお彼岸でも、行けない年があります

    ただし、雪国ではもうひとつ、忘れてはいけない現実があります。雪が多い年は、春のお彼岸になっても、まだお墓参りが難しいことがあるということです。

    墓地の奥に雪が残っていたり、通路がぬかるんでいたり、足元が危険な状態のまま、という年も珍しくありません。

    「今年は、雪が多いのかな」そんなふうに空を見上げるお彼岸も、雪国ではよくあることです。

    もし春のお彼岸に行けなくても、どうか気にしすぎないでください。雪が完全になくなってから、道が乾いてから、安全に行ける日で大丈夫です。
    お彼岸は「その期間に必ず行かなければならない日」ではありません。気持ちが向いたときに、行ける形で向き合う、それも立派なお参りです。

    冬を越した区切りとしてのお彼岸

    雪国では、冬の間にできないことがたくさんあります。お墓参りも、そのひとつです。

    だからこそ春のお彼岸は、「きれいにしなければ」「何かしなければ」というよりも、「会いに来られた」「無事だった」それを確かめる日なのかもしれません。

    掃除が十分にできなくても、滞在時間が短くても、久しぶりに行けたその場所に、意味があります。雪の季節を知っている人ほど、春のお彼岸に、どこか静かな気持ちになります。

    冬の間、心のどこかにあった「行けていないな」という思い。それが、「来られてよかった」に変わる。雪国のお彼岸は、安堵する日でもあります。

    雪国で暮らしていると、「できない時期がある」ことは当たり前です。だからこそ、お彼岸も、完璧である必要はありません。花が簡素でも、掃除が途中でも、お彼岸を過ぎてからでも「思っている」という気持ちは、きっと伝わっています。


    おわりに

    春のお彼岸は、ただの行事ではなく、冬を越えた節目の時間。雪国で暮らしているからこそ感じる、この特別な感覚を、大切にしていいと思います。また、新しい年が始まったことが実感できる一つでもあるのかもしれません。

    今年のお彼岸も、無理をせず、できる形で。

    それで十分です。

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    この記事を書いた人

    兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー。兵庫県北部での唯一の「お墓ディレクター1級」取得。供養のプロ、墓地管理士。「お墓」に関する記事を1500以上執筆中。現在お墓に関する記事を365日毎日更新継続中。(一日怪しい日があるが。。。)地震に強いお墓と雨漏りしないお墓を建てています。

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