昨日の記事で、「信頼できる石材店のチェックポイント」をご紹介しました。
読んでくださった方の中には、こんなふうに思った方もいるかもしれません。
「チェックポイントはわかった。でも、そもそも石材店に相談しに行くこと自体、なんとなく気が重い——」
その気持ち、よくわかります。今日は、その「気の重さ」の正体を一つずつ解いていきます。

◇ お墓ディレクター1級:お墓のプロの証、1級取得者は全国で2桁
◇ 墓地管理士:お墓、納骨堂、永代供養墓の法律の専門家
◇(一社)日本石材産業協会正会員、兵庫県支部理事
◇ 石材加工技能士1級:石の加工の技能を表する国家資格
◇ 雨漏りしないお墓「信頼棺®」正規代理店
◇ 「地震に強いお墓」施工店
おおきた石材店
昭和の初めより三代続く、兵庫県豊岡市の小さな石材店。震度7の地震でも倒れなかった「地震に強いお墓」と特許技術「雨漏りしないお墓、信頼棺」の正規代理店。百年後に残るお墓を作っています。

「何も決まっていない」まま行っていい
石材店に相談しに行く前に、「デザインをある程度決めてから行かないといけない」「石の種類くらいは調べてから行かないと失礼かな」と思っている方がいます。
そんなことはありません。
むしろ、何も決まっていない段階で来ていただくほうが、石材店としては話しやすいのです。すでに「これにしたい」が固まっていると、そこから外れた提案がしにくくなります。白紙の状態で来てもらえると、その方の状況・ご家族の希望・墓地の条件に合わせた本当の意味での「最初の一歩」から一緒に考えられます。
「予算を言わないといけない」わけではない
「最初に予算を聞かれて、低い金額を言うと粗末なものを勧められそう」「高く言いすぎると足元を見られそう」——そう思って、予算を言い出せない方がいます。
予算は、話せる範囲で話せばいいのです。「だいたいこのくらいで考えています」でも、「正直まだわかりません」でも構いません。予算が決まっていなければ、まず一般的な相場の話から始めることができます。
ただし、昨日のチェックポイントにもあったように、「他社の見積もり金額によって提示価格を変える」石材店には注意が必要です。予算を言った途端に態度が変わるような石材店は、そもそも信頼に値しません。予算の話をする前に、まず石材店の姿勢を見極める目を持ってください。
「相談したら、買わないといけない」わけではない
これが、最も多い「気の重さ」の原因かもしれません。
「一度相談したら、断りにくくなる」「話を聞いてもらったら、なんとなく頼まなければいけない気がする」——その感覚は、残念ながら業界の一部が作り出してきたものだと思います。「来店=成約」を目標にした営業スタイルが、お客様を身構えさせてきました。
おおきた石材店では、相談を「ご依頼の前提なし」でお受けしています。話を聞いた上で、他の石材店を選ばれることもあります。それでいいと思っています。正直な情報を提供した結果、選んでいただけるなら、それが本当の意味での信頼だと考えているからです。
「まだ急いでいない」なら、今が一番いい
「まだ必要ではないので……」と相談をためらう方もいます。
実は、急いでいないときこそ、相談に来るのに最も適したタイミングです。
「必要になってから急いで決める」状況では、じっくり比較する時間がありません。複数の石材店を訪問する余裕もなく、昨日のチェックリストを確認する時間もなくなります。結果として、「なんとなく決めてしまった」という後悔につながりやすい。
焦りのない状態で話を聞き、複数の石材店と話し、納得した上で選ぶ。そのためには、「まだ先の話」のうちに動き始めることが、実は最善の準備です。
「一人で来るのが不安」なら、誰かと来ていい
配偶者や子どもと一緒に来ていただいて、まったく構いません。むしろ、お墓は家族全員に関わるものですから、できれば関係者みなさんで話を聞いていただいたほうが、後々の食い違いが少なくなります。
「夫(妻)を連れてきてもいいですか?」と聞かれることがありますが、もちろんです。「子どもに任せてあるので、子どもと一緒に来ます」でも歓迎です。何人で来ていただいても、同じようにお話しします。
まず「話すだけ」でいい
相談に来る前に必要な準備は、ほとんどありません。強いて言えば、「今どんな状況か」をざっくり整理しておくと話がスムーズです。
たとえば——「墓地はすでにある/まだない」「いつごろ必要か」「家族で話し合っているか、まだか」「予算のイメージはあるか、ないか」——この程度で十分です。わからなければわからないままで構いません。
石材店との最初の相談は、「答えを出しに行く場所」ではなく「疑問を持ち帰る場所」でいいのです。話を聞いて、疑問が増えて帰っていただく。それが、いい出発点だと思っています。
※ご依頼を前提としない、どんなご質問でもお気軽にどうぞ


















