お墓を建てようと考えたとき、どんなことが気になりますか?
費用のこと、石のこと、デザインのこと……気になることはいろいろありますよね。でも、実は「場所・アクセス」について、後から後悔される方がとても多いんです。
今回は、「将来も安心してお参りできるお墓選び」をテーマに、豊岡市内の霊苑・寺院墓地のバリアフリー事情をわかりやすくご紹介します。これからお墓を検討されている方に、ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。
「場所」の後悔は、建ててからでは遅い
お墓は、一度建てたら数十年・場合によっては100年以上にわたって使い続けるものです。「今の自分にとって行きやすいか」だけで選んでしまうと、10年後・20年後に「こんなはずじゃなかった」となることがあります。
実際にこんな声をよく耳にします。
- 「元気なうちは車で行けていたけど、免許を返してからお参りできなくなった…」
- 「子どもが遠くに住んでいて、毎年お盆に来るのが大変そうで申し訳ない」
- 「坂道や石段が多くて、年をとってから足が心配で…」
- 「車いすになってから、砂利道や段差でお墓まで辿り着けなくなった」
お墓は「建てた時」ではなく、「これからの長い年月をともにする場所」。だからこそ、将来のことも一緒に考えておくことがとても大切です。
豊岡市の交通事情と、お墓参りの現実
豊岡市は但馬地域の中心とはいえ、都市部と比べると公共交通機関の本数は少なめです。特に郊外の霊苑へは、バスや電車だけではなかなか行きにくいのが実情です。
また、市内のバス路線も将来的に縮小・廃止されるリスクがゼロではありません。「今は行けるから大丈夫」と思っていても、数年後には状況が変わる可能性もあります。
豊岡市でお墓を選ぶときは、「車での移動が前提」という現実を踏まえた上で、霊域内がどれだけ歩きやすいか・安全か、という点に注目することがとても大切です。
豊岡市内の霊苑・寺院墓地、バリアフリー事情まとめ
① 豊岡市営 東霊苑
東霊苑は市街地から少し距離があり、アクセスは基本的に車になります。ただ、その分広々とした敷地に余裕のあるレイアウトが確保されており、霊域内のバリアフリー対応が整っているのが大きな魅力です。
- 通路がしっかり舗装されており、車いすでも移動しやすい
- 段差が少なく設計されているので、高齢の方も歩きやすい
- 駐車スペースが十分に確保されている
「車で来ることは前提だけれど、霊域内での移動は安心したい」という方にとって、東霊苑は非常に心強い選択肢です。
② 豊岡市営 西霊苑
西霊苑は市街地に比較的近く、立地の面では便利です。ただ、敷地内に階段や坂道が多い区画があり、お元気なうちはさほど気にならなくても、年を重ねると移動が大変になるケースがあります。
※ 基本的に全区画使用者が決まっているのですが、お墓じまいが進行し、空き区画が増えてきていて、その空き区画を再共用区画としています。なので、どの区画でも、というわけではなく、選択肢が限られます。
- 階段・坂道が多い区画がある
- 車いすでの移動が難しい場所もある
- 介助する側の方の負担も考慮しておくと安心
③ 市内の寺院墓地
寺院墓地は市街地や住宅地の中にあることが多く、日常的なアクセスという点では便利な場合もあります。一方で、バリアフリーの観点では課題が残るところも多いのが実情です。
- 砂利道や不規則な段差が多く、歩きにくい
- 通路が狭く、車いすでは通れない場所もある
- 急な石段が続く参道のある寺院もある
見学のときに確認したい!バリアフリーチェックリスト
霊域を見学する際は、「今の自分」だけでなく「10年後・20年後の自分や家族」の目線で確認してみてください。
- 駐車場からお墓まで、段差なく移動できるか
- 通路が舗装されているか(砂利や土は車いすに不向き)
- 通路の幅が十分にあるか(車いすの目安は90cm以上)
- 雨の日でも安全に歩けるか(滑りやすい素材は要注意)
- 手すりやスロープが設置されているか
- 介助者と2人で並んで歩けるスペースがあるか
実際に歩いてみると、写真や資料だけではわからないことがたくさんあります。ぜひご家族みなさんで現地を見学してみてください。
まとめ
豊岡市でお墓を選ぶ際のバリアフリー面を整理すると、こんなイメージになります。
| 東霊苑 | 車でのアクセスが前提だが、霊域内はバリアフリーで安心 |
| 西霊苑 | 市街地に近いが、階段・坂道の多い区画に注意が必要 |
| 寺院墓地 | 立地は便利な場合も多いが、通路幅・段差・砂利道を要確認 |
お墓は「建てたとき」だけでなく、これからずっとお参りし続ける場所です。費用やデザインと同じように、「誰が・どのようにお参りするか」という視点も、大切にしていただけたら嬉しいです。
※どんなご質問でもお気軽にどうぞ。
















