石の経年劣化のようす。
おはようございます。
もう夏の天候だと思っていたら、梅雨明けてなかったんですね。
雨が戻ってきました。
ので、お墓の石を洗っております。
但馬、豊岡のお墓と墓石のプロ、おおきたです。
かなり年代物の四国、丸亀産の青木石です。
関西、特に但馬地方では、非常に人気があった瀬戸内産のみかげ石です。
加工がしやすいのと、色目が揃いやすいのが、人気の理由だったわけです。
昭和37年施工。
54年か55年くらい経過してます。
まだ、一部光沢がわずかに残ってます。
ただ、
ノミ彫刻の文字なので、文字の周囲に彫刻時の衝撃が残り、
輪郭がぼやけつつあります。
光沢は一部残っています。
ですが、ほぼなくなっている感じ。
また、一部に表面剥離が出来つつあります。
これが出てくると、石の表面がボロボロになってきます。
この表面剥離が出てくると、みかげ石もそろそろ耐用年数が来た、
という感じですね。
文字がだんだん読みにくくなってくる。
表面が凸凹してくる。
お墓そうじしても、完全に汚れが落ちにくくなる。
などの症状が出てきます。
でも、みかげ石なので、50年以上も持つわけです。
安山岩などなら、もっと早く来ます。
文字が読みにくくなることが、一つの目安かもしれませんね。