Q186~墓相墓の疑問③ 地震が来たら?
倒れるかもしれませんね。
もともと耐震、免震という考え自体のない時代に考えられたお墓です。
そういう発想はありません。
では、お手上げかと言ったら、そうでもないわけです。
基礎がない、ということは傾いてしまう可能性も高いかもしれない、ですね。
免震施工が特にされてないということは、当然倒れる、と言えますね。(可能性として)
でも、このお墓に強みもあります。
地震の影響は大きなお墓ほど受けやすい
ということです。
なので、今の大きなお墓には、耐震施工が必要なのです。
でも、このお墓は小さいです。
しかも、上に行くほど、小さくなってます。
それが最大のメリットなのです。
前の疑問(Q185)で書いた「大入とホゾ」での加工は、地震の横揺れでは倒れません。
上下の揺れがないとおそらく倒れません。
(加工の精度によっては倒れてしまうこともありますが。)
全体の石の量が小さいのと、「大入れとホゾ」加工によって、
かなり地震に強いお墓になっているんです。
ちょっと汚い図ですが、
青の部分(ホゾ加工)と赤の部分(大入加工)で
通常の石を乗せただけより、はるかに強固な施工となっています。
どうでしょうか。
通常の耐震よりも強いかどうかは地盤の状態にも大きく作用しますが、
普通よりはるかに強い施工のお墓となっています。
※ この墓相墓の設問に関しては何らかの人にご指導いただいたものではなく、
いずれかから情報提供いただいたわけでもありません。
私自身が普段の仕事中の経験、書籍の内容から類推した情報をお伝えしています。
なので、私個人の考えに基づいて書いていますので間違っている可能性もあります。
ご指導いただくのは歓迎ですが、あくまでその点をご考慮の上、ご理解ください。
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