Q223~あと一人分しか副碑が空いてない。どうしよう??
いくらたくさん彫れるといっても、限度があります。
沢山のご先祖様がいらっしゃるなら、当然いっぱいになりますよね。
写真のお墓はスペースが空きすぎですが、
それでもあとおひとりしか彫れませんね。
そういう場合どうするか。
4つくらい方法がありそうです。
① 裏に彫刻する
私もよくします。
表に書ききれなければ裏に彫るということ。
費用は一番安く済みます。
ただ、ご先祖様が裏になってしまうという
欠点が。
② 同じものをもう一つ建てる
スペースがあればの話ですが、
また全体のバランスのことも考えて、の上での提案ですが、
これが一番いい方法ではないか、と思います。
③ ご先祖様を省略して、分かる範囲からご先祖様からの
副碑を新たに作る
省略という書き方は不適切だったかもしれませんが、もう上げ法事
が済んでいるご先祖様は、
「〇〇家先祖代々諸精霊位」という形でまとめさせていただいて、
それ以降から彫刻した新しい副碑を建てる、ということ。
これもたまにありますが、私はこれはちょっと納得できないな。
あるいは、新たに副碑を新設するにしても、戒名(法名)のみ、彫刻する
という方法もあります。
また、上げ法事を済んでいるご先祖様だけ、戒名(法名)のみ、彫刻して
それ以降は通常通り、というやり方もあります。
上げ法事とは?
上げ法事とはいろいろな解釈があるようです。
私もそのどれが正しいのか分からないのですが、
私の住む地域の風習によれば、
「最後の年忌法要に行う法事で、親戚等も呼ばず、近親家族のみで
お墓にお参りして、僧侶の読経もしていただかない。
別途、お布施はする」という認識です。
通常13回忌以降。33回忌、50回忌などに行う最後の法事。
という解釈です。地域によっては、
「通常より多少、簡素な法事」とか、いろいろな解釈があるようです。
④五輪塔を建てる
ご先祖供養の最も手厚い方法として、
五輪塔を建てる、という方法があります。
通常の五輪塔を建てるだけの広さがないと難しいですが、
通常の五輪塔が建てるだけの広さがない場合、
一石五輪塔というスペースがない場合の
細い、しかも背の高い五輪塔もあります。
その五輪塔にご先祖の戒名(法名)などを彫刻します。