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Q163~門徒のお墓とは?

「墓」とは本来、
まず、第一に亡くなった人の遺骨を納める場所であり、
次に、
その亡くなった人を大切にお祀りし、安置し、いつでも安寧に過ごしていただくための
構造物です。

言い換えれば、亡くなった人の「終(つい)の棲家」なのです。
でも、
浄土真宗(門徒)の方々にとっては、全く意味合いが違います。

阿弥陀如来様というありがたい存在があり、
その方のお蔭で、この世を楽しく生きていけて、
死後も、
「南無阿弥陀仏」と唱えるだけで、みんなが極楽浄土へ往生できる。
素晴らしいことではないですか!!

その阿弥陀如来様を身近に感じられるように、
仏塔を建てましょう。。。
というのが基本です。

その聖なる仏塔の中に、
亡くなった人のご遺骨も一緒に納めさせていただくことができれば、
極楽浄土に生まれ変われることは、間違いない。
というわけで、
正面に「南無阿弥陀仏」と刻んだ仏塔を建てるんです。

その仏塔に、自分の家族で亡くなったものの遺骨を納めさせていただこう。
という考えが、浄土真宗(門徒)のお墓です。

門徒の方にとっては、正確には「お墓」ではないのです。

その上の仏塔が大切なのです。
お墓ではなく、仏塔なのです。
なので、
「〇〇家之墓」と刻むのではなく、
「南無阿弥陀佛」と刻むのです。

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この記事を書いた人

兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー。兵庫県北部での唯一の「お墓ディレクター1級」取得。供養のプロ、墓地管理士。

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