「お墓」は遠くてもいい? 近い方がいい?
平日の午前10時から、15時30分まで無料で「お墓相談ダイヤル」というサービスをしている団体があることを知ってほしい、おおきた石材店です。この記事の最後にフリーダイヤルも掲載しておきます。
◇兵庫県豊岡市のお墓のアドバイザー大北和彦です
兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店です。
☑ 兵庫県北部で唯一の「お墓ディレクター1級」
☑ 雨漏りしないお墓「信頼棺®」正規代理店
☑ (一社)日本石材産業協会常任理事
おおきた石材店はお墓のことを全く知らない人にも、お墓を建てる時に大事なことをわかりやすくお伝えすることを第一に考えて情報発信しています。
あなたのお墓はお住まいの場所から遠いところにありますか? それとも近いところにありますか?
遠いお墓には意味がある
一般的にはお墓は近い所にある方がいい、と思われることが多いと思います。
でも、古いお墓は以前住んでいた、実家だとか本籍地だとかにある場合があります。ルーツ(根源)がある場所ですね。お墓とはその方のルーツ(根源)でもあるので。ちなみにルーツとは「祖先」という意味もあるようです。
だから、「お墓は建っている場所が大事なんだ」と思われる人もいます。遠くてもそこに行くことを含めて「お参り」だと考えられている人もいます。二日、三日かけてお墓参り、という感じですね。
継承者によりお墓は変わるもの
ただ、その土地に強い思い入れがある人はそこは大事なんだと思いますが、その世代が過ぎ去れば、その地にある意味が薄れます。
「お墓参りに二日とかありえないでしょ」という感じですね。そうなると、もっと近くに引っ越しするか、となります。
お墓は引っ越しができるのです。今お住まいの近く、お墓参りがすぐに行ける場所。
遠くて年に1回行ければいい方、むしろここ何年かはお墓参りしてないな、というよりは、私は近くに引っ越しして、少なくとも年一回、いや2,3回は行くかな? って方がいいのかな、と思います。
誰もお墓参りしないお墓、つまり無縁墓になってしまうのが一番良くないからです。
お墓との距離って意外と大事
お墓との距離って、お墓の継承者によって異なるって話です。
遠くても大丈夫、むしろ遠いことに価値がある、という人もいらっしゃいます。
お墓参りするのに時間と費用が掛かるのは、困る。近い方がいいし、お参りしやすいじゃない? って人もいます。
中には、それならむしろ、永代供養墓に入っちゃえば、いいんじゃない? って考えの人もいますよね。
同じ永代供養墓にするなら、ルーツに近い場所で、という人もいますし、海がいいという人も。
その人それぞれの「お墓(供養する対象)との距離感」って異なるので、自分が一番居心地がいい距離でいる、という選択肢でいいのでは、と思います。
ただ、一つだけ。
後で、後悔することがないように。
一度、合祀墓に入れた遺骨は元に戻りません。一度海に海洋散骨したお骨は戻ってきません。その大事な親族の遺骨は年齢を重ねたとき、違った意味を持つこともあるので、それだけは心の隅にとどめておいてください。