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    Q179~地震に強いお墓を建てるには?⑦~副碑、灯ろうは?

    但馬で建てられているお墓の副碑、灯ろうは
    おそらく、ほとんど地震対策はしていないのでは?

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    この構造の副碑はすべて接着剤で固定しないと無理でしょう。
    ただ、持ち帰って彫刻する前提の副碑なので、そうなると、形状も
    変えた方がいいのかもしれません。

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    このお墓の副碑のように、台に完全に固定してしまった方がいいのかもしれませんね。
    その方が設置面積も増えて、地震に強くなります。

    そして、灯ろうの場合。

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    こういう丸墓前灯ろうの場合、地震に強くすることはほぼ無理だと考えた方がいいのかもしれません。
    接地面積が少なく、倒れやすいです。
    地震に強いお墓にはこの形の灯ろうはお勧めできません。

    ◇ 墓前灯ろうとは ◇
    お墓に建てる前提にデザインされた墓地専用の
    灯ろう。丸型と角型があります。
    灯ろうは建てる場所によって、神前、庭、墓前など
    様々なカテゴリがあります。
    墓前灯ろうについては基本的な形状は決まっているんですが、
    細かい形状に地域差があったり、各個店によって微妙に違ったりします。

     

    DSC_0007

    この角墓前灯ろうも、丸よりは揺れに強いですが、ほぼ倒れるように思います。
    よほどしっかりした耐震設計をした耐震免震施工が必要です。

    まず、接地面積に対して、背が高すぎます。
    重心がどうしても高い場所になってしまいます。

    背の低い灯ろう、小さい灯ろうが地震を考えたとき、
    より強いものになります。
    DSC00324

     

     

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    この記事を書いた人

    兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー。兵庫県北部での唯一の「お墓ディレクター1級」取得。供養のプロ、墓地管理士。「お墓」に関する記事を1500以上執筆中。現在お墓に関する記事を365日毎日更新継続中。(一日怪しい日があるが。。。)地震に強いお墓と雨漏りしないお墓を建てています。

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