「お骨がちゃんと守られているか、心配になることがある」
そんなお声を、お客様からよくいただきます。前回の記事でお伝えしたように、カロート(納骨室)は完全に密閉された空間ではなく、雨水や地下水が入り込んでしまうケースが少なくありません。
今回ご紹介するのは、そうした問題に正面から向き合った新しいカロートの考え方——「信頼棺®(しんらいかん)」です。
信頼棺®とは何か
信頼棺®とは、兵庫県神戸市の株式会社第一石材が開発した、「水の入らないお墓」を実現するための特殊構造カロートです。特許・商標登録済みの技術で、正規加盟店のみが施工できます。
開発のきっかけは、あるお客様の一言でした。「親戚のお墓を開けたら、泥水で溢れ返っていて、その中でお骨が浮いていた。自分がお墓を建てるときは絶対に水を入れたくない」——そのお声に、第一石材の代表が正面から向き合ったことが始まりです。

それまで「お墓に水が入るのは当たり前」とされてきた業界の常識を、根本から見直した技術です。
カロートの「水問題」はなぜ起きるのか
前回の記事でも触れましたが、関西・但馬地域のお墓は地下または半地下にカロートを設けることが多く、雨水やお墓参りの際にかけた水が、どうしても中に入り込みやすい構造になっています。
水だけではありません。スズメバチが巣を作っていた、ヘビが入り込んでいた——石材店の間ではよく聞く話ですが、一般の方にはほとんど知られていません。大切なご先祖様のお骨が、そのような環境に置かれているという現実があります。

「知らなかった」では済まない話です。だからこそ、信頼棺®はこの問題を業界として正直に伝え、解決策を提示することを使命としています。

お墓ディレクターの視点
「お墓に水が入るのは当たり前」——私もかつてはそう思っていた一人です。でも、信頼棺®の考え方を知って、「当たり前だと思って見て見ぬふりをしてはいけない」と感じました。お客様が知らないことを、石材店がきちんと伝える。それがこの仕事の誠実さだと思っています。
防水だけじゃない——耐震性という副産物
信頼棺®を開発する過程で、思わぬ副産物が生まれました。水の侵入を防ぐための特殊構造が、従来の工法を格段に上回る強度・耐震性を持つことがわかったのです。
大きな地震が起きると、墓石が倒壊し、カロートが損傷するケースがあります。信頼棺®はその堅牢な構造により、地震による被害を最小限に抑えることが期待できます。
「水が入らないこと」を目的に開発されたお墓が、「地震に強いお墓」でもあった。防水と耐震、両方の安心を一つの構造で実現しているのが信頼棺®の大きな特徴です。
構造の詳細は、店頭でご説明します
信頼棺®は特許・商標登録済みの技術のため、構造の詳細についてはウェブ上での公開を行っていません。実際の模型や図面を使いながら、店頭でていねいにご説明しています。
「どんな仕組みなの?」「今のお墓に対応できる?」「費用はどのくらい?」——どんなことでも、まずはお気軽にお声がけください。購入を前提としない相談も承っています。











