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    お墓そうじ、意外とコツがいります。

    但馬、豊岡のお墓のプロ、大北です。
    お墓掃除はまず大きく分けて、

    ① 墓地内の草取り、潅木の剪定などのいわゆる
    【除草作業】

    ② 墓石の清掃、そうじの
    【石材清掃作業】に分けられます。

    今回、年季の入った玄武岩系の石の掃除をします。

    DSC_0009

    このようにかなりコケ、汚れが付着しています。
    また、長年風雨に晒されて、表面が風化しています。

    今回は、一番簡単な清掃作業、
    【簡易清掃作業】をします。

    DSC_0019

    使うのは、このふたつと
    後は水ですね。
    水はたっぷり使わないときれいになりません。

    黄色い方は「スクレーバー」と言います。
    汚れなどをかきとる道具です。

    木の柄の方は「水あか取り」に使う道具。

    DSC_0012

    正面はまだ光沢が残っているので、
    この2つの道具と水でかなり美しくなりました。

     

    DSC_0040

    これは裏面。
    水あか、コケがしっかり付いています。

    DSC_0045

    スクレーバーでこすり出すとずいぶん落ちました。

    DSC_0046

    ある程度はきれいになります。
    光沢が残っている、と言う条件で。

     

    DSC_0015

    問題は、光沢が落ちてしまっている場合。
    上の写真、上の面はずいぶん汚れていますね。

    DSC_0023

    スクレーバーでまず、こすってみます。
    これも角度、表面の状態を確認しながら
    こすっていきます。

    DSC_0025

    はい、このとおり。
    ずいぶんゼニゴケが付着しております。

    DSC_0028

    その後、
    この水あか取りをするんですが、
    光沢が落ちていて、表面がガタガタ。
    水あかが十分落ちません。

    DSC_0037

    はい、このとおり。
    光沢が上の面は完全に落ちてしまっています。

    雨、雪、直射日光と様々な自然現象で
    すっかりボロボロになってしまってます。

    垂直の面と比べると一目瞭然。
    同じ時期に磨いたはずですが、
    ずいぶん違ってきてしまってます。

    石自体も花崗岩よりも柔らかい、と言うこともあり、
    風化がずいぶん進んでいます。

    今、お墓の石に使われてる石は花崗岩が多いです。
    花崗岩は多少、風化に強いですが、
    それでも永久と言うわけではないですね。
    20年30年経つと花崗岩でも光沢が落ちる石があります。

     

    お墓掃除は大量の水、
    あるいは、雨上がりがベストタイミングです。

     

    ○お墓掃除はこちら。 →→→ 【簡易清掃作業】

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    この記事を書いた人

    兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー。兵庫県北部での唯一の「お墓ディレクター1級」取得。供養のプロ、墓地管理士。「お墓」に関する記事を1500以上執筆中。現在お墓に関する記事を365日毎日更新継続中。(一日怪しい日があるが。。。)地震に強いお墓と雨漏りしないお墓を建てています。

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