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    簡単な納骨口の開け方~お彼岸前のお墓まめ知識⑤

    お墓そうじで一番汚れやすい、納骨口のそうじをしたい時、
    そうじはいいけど、お墓の中の様子を見たいとき、
    自分で納骨をしようと思ったとき、
    一番簡単な納骨口の開け方、教えます。


    ◇兵庫県豊岡市のお墓のアドバイザー大北和彦です

    兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店です。

    ☑ 兵庫県北部で唯一の「お墓ディレクター1級」
    ☑ 雨漏りしないお墓「信頼棺®」正規代理店
    ☑ (一社)日本石材産業協会正会員
    ☑ お墓の法律のプロ、「墓地管理士」取得

    おおきた石材店はお墓のことを全く知らない人にも、お墓を建てる時に大事なことをわかりやすくお伝えすることを第一に考えて情報発信しています。


    工事途中の写真ですが、このお墓を使って説明します。

    目次

    花立石を少し移動させます

    花立石を動かします。右の石でも、左の石でもいいのですが、少し横に移動します。目的は石を持ち上げやすいように。
    その際、石を横にスライドさせることは厳禁です。
    横にスライドさせてしまっては、ほぼ間違いなく、角が欠損します。

    「こつ」は少しだけ石を上に持ち上げて、横に移動、その後、まっすぐに下ろす、という動作です。

    この動作が出来ない人はこれ以降は諦めて、別の人に頼むか、プロの石材店に依頼してください。無理に持ち上げようとしたら、転倒、石の落下による破損、足や手を挟んで怪我、というリスクがあります。無理はしないでください。

    移動した花立石を別の場所に移動します

    移動させる石を手前に少し倒します。こつはあまり大きく倒さないこと。石の下側に手が入ったら、オッケーです。

    横から見た図。自分の方へほんの少し、倒します。この場合、石がまっすぐ倒れる方向に倒すこと。そして、石の下の面に手が入るだけ、倒すこと。倒し過ぎると石の重さがそのまま自分の方に来るので、転倒、あるいは石が落ちて、怪我をする可能性があります。

    このように、石の下の面に手が入れば、オッケーです。手が入るだけ、倒してください。

    花立石を邪魔にならない位置に移動する

    とりあえず、仮に邪魔にならない場所に花立石を移動します。その際、持ち上げるより、下ろす方が欠損するリスクが高いです。下ろすときは、持ち上げる際の動きと同じ動きを繰り返してください。

    石がこの状態で持ち上がっていると思います。赤い線の部分が下の石と当たっています。この赤い部分を下ろすときも、下の石なり、コンクリートなりに均等に当てる、つもりで下ろしてください。

    この石が斜めになって、赤い線全体に当たるのではなく、一部、つまり角に当たれば、その角が欠ける可能性が高くなります。必ず、一点を当てて下ろすのではなく、線で当てて下ろしてください。

    水鉢石を横に倒す

    正面から見たら、この状態になっているはずです。今度は逆の花立石を少し移動します。指が入る程度に水鉢石との間を広げてください。

    上から見た写真です。

    花立石との間を広げました。(赤線矢印)。次にお墓本体との間を少しだけ広げます。(黄緑矢印)こちらはほんの少しでいいです。水鉢石とお墓本体が当たらない程度でいいです。そして、一番の重要ポイント。

    花立石のない方に(向かって右側)に倒します。これもゆっくりと。指を石と石の間に挟まないように、慎重に倒します。石が滑ったり、ずれたりしてしまうと怪我や、石の欠ける原因となりますので、その点も慎重に。

    慎重に倒せたら、納骨口の入り口が見えます。さて、ここで納骨なり、中のそうじなり、行ってください。写真のお墓も納骨口の周囲が汚れています。後ほど掃除しますね。

    その後、同じ動作を同じ注意事項を守って、やり直してください。くれぐれも石の破損、欠損、転倒、落下、それによる怪我がないよう、最新の注意をもって、自己責任において実施して下さい。

    まとめ

    さて、どうでしょうか?

    やれる自信がありますか? やれそうですか?

    確かに納骨は、プロの石材店に任せた方がいいと思います。多くの場合、追加彫彫刻をされると思うので、その石材店さんにご依頼ください。

    でも、お墓そうじや、納骨口の確認は自分でやりたいという人も多いと思われます。自信のある方はご自身でやってください。ただ、自信がないという方は、プロの石材店に任せるにかぎりますね。

    ちなみにおおきた石材店は、お墓そうじのご依頼の場合、納骨口の部分の清掃もしっかりと実施いたします。納骨室の内部も確認し、草が生えていたりした場合、可能な範囲で草抜き等を実施します。害虫、特にスズメバチの駆除が必要な場合は別途費用が必要となります。スズメバチが巣をしているのは、かなりレアな事例ですけどね。

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    この記事を書いた人

    兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー。兵庫県北部での唯一の「お墓ディレクター1級」取得。供養のプロ、墓地管理士。「お墓」に関する記事を1500以上執筆中。現在お墓に関する記事を365日毎日更新継続中。(一日怪しい日があるが。。。)地震に強いお墓と雨漏りしないお墓を建てています。

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