昨日の記事、お墓のリフォーム事例①の続編です。
前編を未読の方は、まずはこちらから。


◇ お墓ディレクター1級:お墓のプロの証、1級取得者は全国で2桁
◇ 墓地管理士:お墓、納骨堂、永代供養墓の法律の専門家
◇(一社)日本石材産業協会正会員、兵庫県支部理事
◇ 石材加工技能士1級:石の加工の技能を表する国家資格
◇ 雨漏りしないお墓「信頼棺®」正規代理店
◇ 「地震に強いお墓」施工店
おおきた石材店
昭和の初めより三代続く、兵庫県豊岡市の小さな石材店。震度7の地震でも倒れなかった「地震に強いお墓」と特許技術「雨漏りしないお墓、信頼棺」の正規代理店。百年後に残るお墓を作っています。

お墓のリフォーム続編ですが、お墓を仮に撤去して、基礎を新しく作り直して、お墓自体も今の手法で建てます。
【この記事は、2019年6月の工事の様子を作り直して再掲載しております】
手前墓地区画の基礎工事

お墓の周囲の外柵の石が乗る基礎コンクリートを前回作りました。
そして、その基礎コンクリートの上に石を乗せますが、ただ載せるだけではありません。石とコンクリートがしっかり固定出来て、ズレないように、石の裏側を切れ込みを入れて、固定がしっかりとするように加工します。

更に、石の裏面と基礎コンクリートとをしっかりと接着できるように、モルタル接着剤というものを塗って、強固に固まるように。。。接着剤が乾燥するまで、待っております。

石と石の間は接着剤で固定。金具も併用。これは外れるわけないよね。ここまでしたら。。。
代々墓と戒名碑の基礎コンクリートを施工
ここまで来たら、ずいぶんできてきたなと、実感します。

お墓を支える基礎コンクリートをします。かなりしっかり施工しました。

ある程度、固まりました。本来の強度はまだまだですが、時間がないので、お墓の施工を今週からします。
写真奥の穴が開いているのが「息抜き穴」つまり、そこに代々墓を再施工します。そして、手前が戒名碑。
長年の汚れを落とす
ところで、下の写真分かりますか?

解体したお墓のうち、加工しなくてはならないので持ち帰ったお墓の部材です。一番下の基礎の上に乗る「地周りの石」と呼ばれる石です。具体的に説明すると、以下の赤矢印の石です。

この石ですね。一番下の石。で、上に柱のような石が乗っております。

この赤い枠の部分に柱の石が乗っていたのですが、ずいぶん汚れてますね。これは土などの埃、汚れなどです。簡単に落ちる汚れですが、数十年の長きに渡ってたまりにたまった汚れですね。でもこれは、あることを表しています。
何かというと、
つまり、石の上に石が乗っているだけ、だということ。
石の合間に隙間があるから、汚れが溜まるわけです。接着していたら、汚れるわけないから。

つまり、これほど巨大なお墓なのに、固定、接着してないのです。一部、仮止め程度の固定はしておりますが、ほとんど載せてあるだけです。地震が来れば倒れてしまうはずですね。これが昔、少なくとも20年くらい昔までの建て方です。それではさすがにまずいですよね。なので、これを現代の建て方でお墓を再建します。


持って帰ったお墓の部材は一個ずつ一個ずつ丁寧に水洗いし、長い年月の汚れを落として、改めてお墓に運び、再施工させていただきます。
代々墓の舞台を組み上げる

四ツ石も組み直しました。かなり巨大な四ツ石です。この上に舞台型の台石を設置。


一つ一つ、接着しながら、慎重に組み上げていきます。

舞台石の天端石も接着剤を使用しながら、設置。
代々墓本体も設置

お墓本体にもしっかりと接着剤を使いながら、施工していきます。

お墓本体が設置し終わりました。美しくよみがえったお墓という感じ。
お墓リフォームの完成

最後、玉石を入れたら完成です。
ビフォーアフター
リフォーム工事前はこんな感じでした。

お墓の向きが違いますね。お墓前の通路が何時も雨が降った後、たまって、お参りしずらかったので、向きを変えました。

そして、ご先祖様のお墓と代々墓を分けたので、とてもお参りしやすいお墓になったと思います。



現在の施工方法とは、違います。「地震に強い施工」ではありません。しかし、とても軟弱地盤であったこのお墓をしっかりとリフォームというより、リノベーションによって、より強固で、強いお墓を施工できたと考えています。
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