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    信頼棺のお墓の納骨の仕方、教えます

     

     

    おはようございます。
    但馬、豊岡のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店の大北和彦です。

    今日は雨降りらしいのですが、まだ大して降っておりません。午後から本降りかな。今にも降りそうな天気ではありますが。。。
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    さて、先日完成して、納骨式も終了したリフォーム工事。但馬ではまだほとんど建っていない「信頼棺」のお墓です。その信頼棺、納骨の仕方が微妙に違うので、少しだけ説明します。

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    納骨式後の写真です。以前のお墓よりもずっとスッキリして、お参りしやすいお墓になりました。
    納骨の仕方としては、

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    手前に養生用の毛布のようなものを敷きます。何でもいいのですが、通常の「関西型納骨」のように、水鉢を倒しただけで納骨、とはいきません。

     

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    花立を手前に置きます。写真は建てた状態で置いておりますが、不安定なら、倒した状態で安置の方がいいかと思います。今回は問題なかったですが、表面張力で花立とお墓本体がくっついている場合が、よくあります。その場合、力任せに外そうとすると、突然外れて、後ろにひっくり返ったり、体や足の上に石を落としたりしてしまいます。

    手前に引っ張るのではなく、上に持ち上げるようなイメージで外してください。

    不安な場合は、施工した石材店にご依頼ください。
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    真ん中の花立も取り外します。上に載っているステンレス製の水吞み、香立は可能な場合、取り外してください。

    破損する可能性があります。

    写真では取り付けたまま外しておりますが、これは写真撮影のために移動してます。本番では外してから、移動が安全です。花立の石も表面張力で固定している場合があるとお伝えしましたが、この水鉢石も同様にその可能性が高いと思います。また、花立石は細長いのでまだ取外し安いですが、こちらの水鉢石はより外しにくく、難易度高めです。

    出来ればあらかじめ石材店にご依頼されることをお勧めします。

     

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    さて、ここからが特許構造、「信頼棺」のお墓ですが、上の写真のように赤線枠の中の石が信頼棺のフタの役目になる石です。

    以前、「信頼棺」はガラスの瓶にフタができる構造だとご説明しました。

    (詳しくはこちら。。。(『信頼棺』という安心感

    つまり、これがビンの蓋です。でも、ただ載せてあるだけでは意味がありません。石という堅いもの同士、きっちりと密着しませんから。それはガラスの瓶も同様ですね。ガラスの瓶は蓋との間に柔らかい柔軟な緩衝材的なものが付いていますね。この信頼棺もそれと同様に柔らかいが、完全に密封できるものが必要です。

     

    それがコークレスシールと呼ばれるものです。

     

    そのコークレスシールと呼ばれるものをこの写真の赤い線の部分全体にしなくてはいけないのです。今回の納骨は完成直後の納骨なので、まだシールをしておりません。完成後、晴れて石が乾いた状態の日にシールをします。シールをしたと同時に納骨が完了、となるのです。

     

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    因みにこれが信頼棺の蓋を外した状態のお墓です。フタ、及び納骨口は特許構造のため、公開できない約束になっておりますので、非公開とします。

     

    今回は新しく建てたお墓に納骨だったので必要ないですが、既に建っている信頼棺のお墓に追加で納骨の場合、これ以外に

    「コークレスシール」をカットする、という手間が更に上乗せとなります。

     

    カットした後、きれいに掃除して、残ったシールを取り外すという手間も更に必要なので、経験者以外はお勧めできません。手間もヒマもかかる信頼棺ですが、大切なご遺骨が水浸しにならない、ということが何よりも大切なのではないですかね。雨漏り対策という手間と考えたら、それほど大きな手間ではないと思います。通常の家でも何年かに一度は雨漏り点検して、対策も施しますよね。
    お墓は最後にたどり着く、終の棲家なのですから。

     

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    この記事を書いた人

    兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー。兵庫県北部での唯一の「お墓ディレクター1級」取得。供養のプロ、墓地管理士。「お墓」に関する記事を1500以上執筆中。現在お墓に関する記事を365日毎日更新継続中。(一日怪しい日があるが。。。)地震に強いお墓と雨漏りしないお墓を建てています。

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